2004年5月1日

牛丼杯第12回戦

(俺・ナオキ・マッサー・タイソン)



 久しぶりの牛丼杯は小川にて俺とナオキとマッサーの3人で争うことになった。ナオキは前日夜から釣り場でエ●を釣って待っているこ とになっている。AM7:00、俺とマッサーとタイソンの3人でナオキの待つ小川へ到着した。

 釣り場に着くとナオキは眠っていたようで、まだ眠そうな顔で迎えてくれた。ナオキは昨夜良型●ビを1匹釣っていた。天気は快晴で 無風状態だ。俺はまずテンヤで、タイソンはエギでそれぞれイカを狙い、マッサーはいつものウキフカセと泳がせ釣り準備を始める。ナオ キは団子釣りで黒鯛を狙っているようだ。

 イカ狙いで30分程経ったが俺もタイソンも釣果がないので、諦めて投げ釣りに切り替えてキス狙いにする。その頃、ようやく釣り始 めたマッサーが20cm程のフグを釣って、その日の大事な1匹目飾ってくれた。

シロギス

 投げ釣りを始めてしばらくすると、俺の竿がブルブルッとした小気味良いアタリを捉えて本日初HIT。22cmのキスをGETした。 タイソンはそれを見て焦るが、なかなかアタリがないようだ。

 俺は更にその後同型のキスを追加。ナオキの方は外道に悩まされているようで、頻繁に竿を振っているがまだ釣果はないようだ。

 9時半を回ってやっとタイソンに本命のキスがHIT。15cm位の小型だが、ボウズを逃れて一安心の様子だ。しかしその後が続か ないので10時頃に投げ竿を片付けた。ここから俺とタイソンでメインの根魚釣りを始める。タイソンは今回新しく竿を購入してきて、俺 と同じスタイルで根魚を狙うことになった。

 2人でポイントを移動してから釣り始めると間もなく、俺の竿にアタリがきて本日初カサゴをGET。しかし15cm程の小型の為、 リリース。そしてニューロッドで探っていたタイソンの竿に記念すべき第1号がヒット。しかし軽〜く上がってきたのはキンギョ(ネンブ ツダイ等)で少々がっかりの様子。そして1時間程の貧果タイムを経て、だんだん魚がエサを食うようになってきた。

 一時はどうなるかと思われた根魚釣りだが、タイソンが帰る19時過ぎまで爆釣モードが続いて、終わってみれば18〜22cm程の カサゴとメバルを20匹近くキープ。リリースした数も含めると30匹近く釣ったと思われる。牛丼杯に参加しなかったタイソンは満足し て帰っていった。

 タイソンが帰った後は残った3人で●ビ狙いに変更する。・・が、だんだん風が強くなってきた。ここまではナオキが手の平サイズの カワハギと25センチのメジナを釣っただけで、マッサーは特に釣果がない状態だ。俺の方はまだ測定してはいないものの、規定サイズと 思われる魚を数匹キープしている。あとはナオキとマッサーにエ●で負けないようにやれば牛丼は俺の物になる。

 しかし風は止むことなく、これでもかって位の強風になり海も荒れ始めた。今日はこの釣り場で一夜を過ごすという予定になっている が、ちょっと釣りにならない状況になったため寝ることにした。しばらく待てば風が収まるかもしれない。

 

 2日。AM5時頃目を覚ました。風は全く収まっておらず、寒さで俺はろくに眠れなかった。マッサーの様子を見に行くと、風を防げ る狭いスペースでなんとか釣りをしていたが本命は釣れていないようだ。マッサーと相談した結果、今日の釣りは早々に諦めて撤退を英断 した。まっすぐ立ってられない強風の中、ナオキを呼びに行くと堤防の段差の一段低いところで寝ていた。この強風で寒い状況でもナオキ は波の飛沫を喰らいながらも睡眠を保っている。俺は呆れながらもナオキを起こした。

 

 荒れ狂った釣り場から離脱して、比較的静かなところまで移動した。昨夜と今日一日の釣りは台無しになってしまったが、仕方がない ので今回の牛丼杯はここまで。ナオキは規定サイズを満たせなかったしマッサーもボウズに近い釣果だったため、俺のキープの測定に注目が 集まった。しかし規定サイズクリアと思われた魚達は・・。メバル24cm、23cm、22cm。カサゴ24cm、22cm・・!

 なんてこった。25cmの壁を破ることは出来ていなかった。痛恨のドローという決着で牛丼杯第12回戦は幕を閉じたのだった。

カサゴ24cm




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