2015年9月12日 | 疑念 |
(俺) |
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今年も季節を順調に消化して、いよいよ9月も半ばに入った。
出来れば早いところ渓流へ行っておきたいが、相次ぐ台風によってなかなかタイミングが見出せない。今年は台風が豊作の 模様だ。
仕方が無いので下界でいつもの海へ行く訳だが、先日の台風による濁りとうねりは幸い殆ど収まっているようだ。
日の出の頃にホームの海岸へ行ってみると、海岸線は陸っぱりの疑似餌師達で盛況だった。
急いで支度を整えて、一番乗りで穏やかな沖へと出港した。
今回はじっくりと時間を掛けられるのでメインの餌釣り用ロッドとサイドアームの疑似餌用ロッドの2本を携えていく。
まだ薄暗い中を漕ぎ進めて近場で魚探を起動しながら、まずはジグ&サビキで青物を狙ってみよう。
雲の少ない空は徐々に明るみを増していき、若干濁り気味の海面には少々ゴミが多いようだ。
今日も鳥山やナブラの気配が無いので、海底付近の反応に期待を寄せる。
すると暫く経って竿先に重みが乗り、本日初HIT。
イマイチ微妙な手応えで上がってきたのは30Cm程の鯵だった。とりあえずキープとしよう。
針を外して撮影し、獲物は足元に放置したまま先に仕掛けを投入する。
すると即アタって、今度はそこそこの重量感で40Cm程の鯵をGET。
ところが2発目を取り込んで針を外していたら、瀕死だった1発目が暴れて脱走してしまった。
先週も同様なパターンで鯖に逃げられているだけに、これはちょっと対策を考えなければいけないかもしれないな。
2発目はしっかりと血抜きをしてクーラーへぶち込み、とりあえずは土産をGET。
しかしそこから後が続かず、少し粘ってからメインの餌釣りへ移行とした。
少し移動すると後続のカヤックが二つ出てきたようだが、その頃から南向きの潮が早く流れ始めた。
息苦しくなった馴染みのポイントから少し沖へ移って餌釣りを開始。
なんだか久しぶりにオキアミを触った気がするな。
疑似餌ではやってられない早さの潮でも、80号の錘なら問題無くほぼ真下へ降りてくれる。
しかし期待に反して型モノの反応は無く、トラギスやオニカサゴの稚魚等、馴染みの外道ばかり釣れてくる。
暫く経ってようやく30Cm程のホウボウが釣れたが、ちょっと小さいのでリリース。
気がつけば空は快晴&無風で、今日もこんがり焼けそうだ。
しかし時間が経てば経つ程アタリは遠のき、魚探にも殆ど反応が映らなくなってしまった。
おまけに少なからず餌盗りも居るようで、餌は消費するし仕掛けの入れ直しで毎度数十mの上げ下げを頻繁にするのも疲れて くる。
このまま餌釣りを続けて良いものか、疑似餌に戻ってみるか、どうしたものか・・。
・・と考えながらも惰性で餌切れになるまで粘り、結局土産を追加する事は出来なかった。
小さな口を持つ獲物から大きな獲物まで幅広くカバー出来る事も餌釣りのメリットだと思っていたが、アタリ自体がこれほど 遠いとお話にならない。
久しぶりに陽が高くなるまで浮いていたが、キープした獲物は疑似餌で釣った鯵一匹のみ。うーん・・。