2015年9月5日 | 青物は何処へ |
(俺) |
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昨日に引き続き今日もホームの海岸へ行ってしまおう。
穏やかな予報を信じて現地に着いたのはまだ薄暗い日の出前で、空は少々曇り勝ちに見える。
駐車場では既に他のカヤック達も準備していて、今日は独壇場にはならないようだ。
微かに西風があるものの海面は穏やかな様なので、急いで支度を進める。
今日も疑似餌用ロッド一本でやり繰りする。サビキとジグの組み合わせは餌釣りに次ぐ万能性だろう。
そして準備が整い、昨日までのうねりが消えた浜辺から一番乗りで出港を果たした。
目指すエリアは決まっている。
いつも通りに漕ぎ進め、ほんの数分のところで仕掛けを組んでから魚群を探索する。
すると今日は魚群が復活したようで、昨日よりも多く見られる感じだ。
海上には目立った反応が見られないので、海底付近のタナから攻め始めてみよう。
潮は南へゆっくりと流れているようだ。活性は如何なものか。
しかし暫く経ってもベイト以外の獲物はHITしないまま、他のカヤック達も出港してきた。
若干風が強まってきたようで、パドリングも交えながら仕掛けの真上をキープする。
とはいうものの、今日は青物の気配は遠い感じか。竿をしゃくりながらパドリングをするのも疲れるので、ここらで 泳がせに移行しよう。
ベイトらしき反応の中へ仕掛けを通せばすぐに鰯が掛かるので、そのまま海底へ沈めてアタリを待つ。
鰯の喰い気が活発で良かった。反応しない時はまるで喰わないので、正体を見破るのにさえ苦労する日も多いのだ。
そのうち最初のアタリを得たものの、アワセが早かったようでバラしてしまった。
餌の鰯には歯形がクッキリ残っていたので、ヒラメだったかなぁ。
ますます風が強まる中、パドリングで定位しながらアタリを待っていると2回目のアタリ。
今度は先程の時よりも更に長く喰い込ませてからアワセると、やっと掛かったようだ。
なかなかの重量感に、柔らかい竿が必要以上に撓る。
サビキ仕掛けに掛かっている事は間違いないので、ゆっくりじっくり対応する。底物特有の引き応えにときめく。
そして何度もパドリングで位置を直しながらも、ようやく回収したのはホウボウだった。
ヒラメではなかったが、今まで釣ったホウボウの中では大きい方だろうか。
どうにかボウズを免れたものの、なんとも忙しい釣りになってしまった。
気がつけば風は勢い良いまま北風へと変わり、後から出てきた他のカヤック達は早くも帰還の途に着き始めた。
まぁジグやらタイラバだけで釣っていたらやってられない早さで流されるので、仕方が無い状況だろう。
・・などと他人の事を気にしても、俺自身が釣り易くなる訳でもないので意味が無い。
俺も帰還を視野に入れて浅場へと移動しながら探ったが、追加の釣果は得られなかった。
そしてAM8時過ぎには晴れ渡った浜辺へ帰還。
今回も青物は渋くて風がウザくなってしまったが、泳がせ釣りは楽しめたので良しとしよう。