2015年9月4日

予想外の色

(俺)



少々うねり有り

 ここ2日ほど雨が続いた静岡県中部地域だが、今回も仕事明けにホームの海岸へ行ってみた。

 AM6時を過ぎ、未明まで降っていた雨の影響で湿度が高い浜辺で支度が整った。

 風は無いが空はまだ曇っており、海面もうねりがあって少々落ち着かない。

 陸っぱりの釣り人の数が先週に比べて激減しているのも、雨で海が濁るのを懸念しているからだろうか。

 しかし釣りに影響する程の濁りは無い感じなので、慎重にうねりのタイミングを読んで出港する。

 そして少々波を貰ったものの無事に出港し、先日釣ったエリアを目指す。今日も独壇場の様子らしい。

 今回も疑似餌用ロッド一本のみを携えてジグ&サビキに専念する形だ。

 本来ならば餌釣りもやりたいところだが、前回の雰囲気からして疑似餌だけで手一杯になりそうなので諦めたのだ。

 サビキに掛かった小魚による泳がせ釣りにも、もっと時間を掛けてやっておきたい。

 漕ぎ始めて数分のところで仕掛けを組み、魚探を覗きながら蛇行して反応を探す。

 そして少し探してから見つけた最初の反応は、水深35mの海底付近。

 小規模ながら見慣れた雰囲気の反応に期待しながら仕掛けを投下すると早速HITした。

大規模なベイト群

 手応えを楽しみながら寄せてみると、本日1発目は35Cm程の鯖だったが、今回はジグに喰らいついている。
 よしよし、とりあえずキープだな。

 ・・と思ったら、引っこ抜く時に針が外れて獲物を落としてしまった。

 あーあ。完全にジグの針を喰っていたと思ったから油断したなあ。

 今日もまた獲物を逃がしてしまったが、まあ良い。まだこれからだ。

 しかしうねる海面を捜索していくものの、先日ほど反応は多くはないようで今日は苦戦の様相だ。

 海上は鳥もナブラも見られないが、時折現れる反応に期待を寄せる。

 そして開始から1時間近く経った頃、ようやくまともな手応えの獲物がHIT。

 なかなかの手応えだが、引き応えは青物とは違う。様々な妄想を浮かべながら慎重にやり取りする。

 そして浮かんできたのは意外にも大きなアマダイだった。

 予想外の獲物の出現に全ての妄想が吹き飛ぶ。

 案の定ジグではなくサビキの方に喰っていたので、慎重に取り扱って正解だったな。

 無事に回収して撮影と血抜きを済ませ、キープとする。

 この時期に、しかも疑似餌でアマダイを釣る事になるとは・・ラッキーだ。

 その後、レギュラーサイズの鯖も連釣して回収したが、次の投入をしている際に暴れて海へ脱出されてしまいキープならず。
  カヤックの上から海へ逃げ出す様は、まるでロケットのようだった。

 7:30になった頃からは空も晴れてきたが、相変わらず海面のうねりは収まらずに西風が出始めてきた。

 そして生命反応もますます減少していく中を粘ったものの、風も強まってきた9時に終了とした。

 今回は全般的にアタリが少なくて青物のキープも得られなかったが、予想外の土産には満足だ。

 明日も行っちゃおうかな!

 

予想外は48Cm






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