2015年8月31日

律儀なリベンジャー

(俺)



 一昨日の陸っぱりジギングのリベンジを果たすべく、仕事帰りにホームの海岸へ直行した。

 曇り空の下、浜辺で支度が整ったのはAM5:55だった。

 一カ月ぶりのKFだが今回は短時間の予定なので、疑似餌用ロッド一本のみを携えて出港する。

 ちなみに先日の状況を参考にしているので、狙いは表層のナブラ撃ちがメインで、魚探は使わない方向で行く。

 陸っぱりの釣り人が疎らなポイントから静かに出港すると、独壇場の沖は海面もベタ凪&無風で気分が良い。

 5分程漕いで陸から200〜300m程度の近場で仕掛けを組む。

いざリベンジへ

 一昨日のリベンジなので、律儀にもその時使ったダイソーの100円ジグにサビキも組み合わせる。

 仕掛けを組みながらも周囲に気を配って鳥山やナブラを探すが、どうも今日は気配が無い。

 魚探は積んでこなかったので少々心配な展開だが、まずは適当に海底付近でしゃくっておこう。

 潮は高い時間帯だが特に流れは無いようで、投下した仕掛けはほぼ真っ直ぐ下に下りていく。

 そして表層には何一つ変化が無いまま10分程経った頃に、無心にしゃくっていた竿先が重くなり本日初HIT。

 なかなかの手応えを楽しみながら、水面に寄せたのは安定の鯖だった。よし、早速リベンジ達成だ。

 ・・と思ったが、サビキ針に掛かっていた40Cm弱の獲物を引っこ抜こうとした瞬間に針が外れて逃がしてしまった。

 まぁ良い。下に群れが回ってきた様なので急いで仕掛けを投下する。

 すると着底して間も無くHITしたが、今度のはなかなか引きが強くて水面に連れ出す前にバレてしまった。
  サビキ針を確認すると伸びていたので、強引に成形して続行する。

 その後もHITするものの取り込むまでは至らず、魚群の第一陣は誰一人として討ち死にする事無く通過していった。

 アタリが遠のいては移動して、闇雲に仕掛けを降ろして探っていく。

 そのうち竿先に微弱なプルプル感が伝わってきて、どうやらベイトが掛かったようだ。

リベンジ達成・・。

 そのまま海底付近でタナをキープして泳がせ釣りに移行すると、程なくして竿が大きく曲がってHIT。

 ポイントからして幾つかの魚種が考えられるが、引き応えは青物のソレだ。

 そして充分に引き応えを堪能しながら水面まで寄せたのはやっぱり鯖だった。

 案の定サビキ針に掛かっていたので、今度はタモ入れして確実にGET。

 ようやくリベンジ達成だが、ここまで既に数匹バラしているので素直に喜び難いものがある。

 更にベイトが連釣したので泳がせ釣りを続けていると、一瞬目を離した隙に竿先が強烈に海面に突っ込むHITを迎えたが、 反応が遅れたせいかバレてしまった。

 気がつくと少し離れた沖合いで鳥山が立っているのを発見した。

 血が騒いだが、ちょっと遠過ぎるな。もう少し陸に寄ってくれたら攻め込みたいが・・。

 そして暫く経っていよいよ鳥山がこちらに近付いてきたようだ。

 仕掛けを上げて一気に近付いてみると、沢山の鳥達が飛び回っているものの、海面には変化が見られずに狙いどころが絞れ ない。

 魚達が沈んでしまって鳥達も困っている雰囲気だ。

 ならば中層を広範囲に探ってみようか。

 すると程なくして中層からHIT。鯖っぽい手応えを感じながら釣り上げたのは、やはり鯖だった。

 サビキ針に喰っていた42Cm程を無事に取り込んでキープ。

 しかし後が続かず、その後も鳥の動きや表層に注視していたものの、決定的なナブラは発生しないまま気付いたら鳥達も散開していた。

 再び静かな海面に戻って海底を探り続けたが、蛇の様に痩せたエソを釣ってからはアタリが遠のいたので8:20に終了とした。

 今回はナブラに遭遇出来なかったが、魚探が無くても案外釣りになって良かった。

 よく考えたらジグには一度もHITしていなかったが、今度は泳がせや餌釣りでじっくり釣りに来たいところだ。

 

ガリガリのエソ





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