2015年7月30日

照り焼き釣行

(俺)



 ようやく穏やかな海況に落ち着いてきたので、今回は仕事帰りにホームの海へ寄ってみた。

 曇り空の下、浜辺で支度が整ったのはAM5:50頃だ。

穏やかな海岸

 陸っぱりの疑似餌師達が少ない所からベタ凪の海へ静かに出港した。

 今回も短時間縛りの為、疑似餌だけに専念する方向で漕ぎ進める。

 空は曇っているとはいえ、気温は既に高くて風も無いので蒸し暑い感じだ。

 幸い沖では他に誰も出ていないので久々の独壇場である。魚探を起動すれば、今日もベイトらしき反応が幾つも見られる。

 とりあえず浜から5分程度の、水深40mのポイントで支度をして釣り始めてみよう。

 ここは前回来た時に大鯵をGETしたポイントだが、まずは中層に映る大規模な反応にジグ&サビキをぶつけて様子を見る。

 すると間も無く、目的のタナに達した仕掛けから微弱な反応が伝わってきた。

 仕掛けを巻き上げるとサビキの方に掛かっていたのは12Cm程のウルメイワシだった。

 今日も100円ジグサイズのベイトが健在だな。

 次はキープサイズを求めて海底付近の反応を探索しよう。

 海面には一向に鳥やナブラの気配が無い中、付近をジグザグに航行して魚群反応を探す。

 そして程なくして狙い通りの反応を見つけて仕掛けを投入してみた。

ベイトも健在

 すると仕掛けが着底する寸前に竿先が浮き上がって、HIT。

 竿が柔らかいので大袈裟に弧を描くが、手応えは恐らくキープサイズの青物だろう。大鯵か?

 鯵だった場合の事を考えるとあまり強引に巻けないが、それなりにゆっくり慎重に巻き上げる。

 そして水面まで寄せた獲物は大きな鯖だった。

 ほんのりガッカリ感も否めないが、それでもようやく今年初の鯖だ。キープしよう。

 ・・と、思ったら引っこ抜く直前で針が外れてバラしてしまった。

 あらら、仕方が無い。

 しかし次を狙おうにも海底の反応は規模が小さく、おまけに動きも早いのでなかなか捕捉出来ない。

 探し回って反応を見つけても、仕掛けを投下してからタナに着くまでのタイムラグが大きいのでなかなか難しいところだ。

 とはいうものの、暫しそんな事を繰り返していくうちに再びHIT。

 今度のはなかなか重い手応えで青物と少し違う気がしたが、水面に上がってきたのは真っ赤な魚体。

 久しぶりのホウボウだ。よし今度こそ土産に出来るな。

 ・・と、思ったら水面で激しく暴れてまたもや針が外れてバレてしまった。
  何やってるかなあ。

青物の代名詞

 2匹連続でキープサイズを逃してテンションが急降下した頃、不意に日差しの強さに気がついた。

 さっきまで曇っていた空が何時の間にか快晴になっている。これは暑くなりそうだな。

 ジリジリ焼けていくのを感じながら尚も魚群を捜索し、だいぶ経った頃にようやくHIT。

 今度はバラすまい。タモ入れしてでも獲ってやる。

 青物らしき引き応えを存分に味わい、水面まで上がってきたのはキープサイズの鯖だった。

 最初にバラした奴よりも一回り小さくなっているようだが、とにかく念には念を入れ過ぎてタモで回収。

 40Cmの鯖を無事に確保してようやくキープ出来た。

 大衆魚とはいえ、今年初めての鯖に一安心だ。

 しかし陽が高くなってきたせいか、その頃から次の群れを見つけるのが徐々に困難になってきた。

 そしてどうにか30Cm程の鯵を追加したところで暑さに負けて、8:30頃に終了とした。

 今回も疑似餌だけの短時間勝負だったが、どうにか青物に会えて良かった。

 もう少し青物の群れが大きくなってくれると効率も良くなるだろうが、それはこれからに期待しよう。

 それにしてもこんがり焼けてしまった・・。

 

尺鯵GET





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