2015年6月20日 | 清水で捜索 |
(俺) |
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土曜日の朝、清水の海岸へ行ってみると波打ち際は陸っぱりのカゴ釣り師達で盛況だ。
しかし沖の方は、穏やかな海面なのに小型のボートやカヤックは片手で数えられる程度しか居ないようだ。
曇り空のAM6時過ぎに支度を整えた俺は、静かな沖へと進出した。
この辺りでは鯖が出始めたという事なので、まずは魚群を見つけてジグ&サビキを投下してやろう。
魚探を起動しながら沖へ移動していく間にも、何度となく様々な反応が見られてテンションが上がってくる。
・・が、釣り始めてみても疑似餌にはなかなか掛からない。小魚の群れが多いようだ。
そのうちようやく微弱な抵抗が掛かって、サビキの方に12Cm程の鯖が釣れてきたが、今日は餌にする事も無くリリースする。
更に間髪入れずに、今度はやや強めの抵抗で竿先を引っ張られたりもしたが、殆どやり取りする間も無く針外れでバレてしまった。
とりあえず渋い開幕だ。
周囲を見回しても鳥山やナブラは息を潜め、なんとも平らな海面で魚群を捜索していく。
そして開始から1時間半程経った頃に、海底付近の魚群を直撃させた際にようやくまともなHIT。
なかなかの手応えにキープサイズは間違いない・・とは思いながらも、青物の瞬発力には及ばない。
もしサビキの方に掛かっていたらと思うと無理は禁物なので、時折ドラグを滑らせながらゆっくり応戦する。
そして程なくして上がってきた獲物は、60Cm程のエソだった。
普段からあまり熱心に疑似餌ばかりやっていないので、久しぶりに釣った魚だ。
引き応えにはそこそこ楽しめたが、リリースすべき魚か。
しかし本命の青物の気配がなかなか感じられない中、このままではボウズの危険性も有り得る・・。
とりあえずキープしておこうか。
以前釣った時は捌くのに手間取ったものの、揚げ物にしてもらったら実に美味しかったのだ。
このサイズでは俺のクーラーには収まらないので、頭と内臓を切り落としてから収納しよう。
一般的には賛否の分かれそうな土産だが、とりあえずはキープを得られて一安心だ。
そろそろ腕も疲れてきたので餌釣りに切り替えるとしよう。
餌釣りの竿に持ち替えて仕掛けもセットし、ポイントは移動せずに同じエリアで釣り続ける。
相変わらずの曇り空だが、潮はいつものようにゆっくりと流れているので釣りには最適なくらいだろうか。
オキアミを餌に海底の小規模な反応を狙って攻める。
しかし餌が中途半端に喰われたりトラギスが釣れたりと、思い通りの反応は遠い。
そんな渋い状況のまま更に粘り続けて1時間程経った頃、ようやくまともなアタリがきた。
アワせるとそれほど大きな獲物ではないようだが、スタミナとキレのある引き応えに期待が高まる。
そして無事に浮き上がってきたのは本命のピンク色だった。
サイズは30Cm程でイマイチだが、焼き魚には丁度良い。とりあえず土産を増やせたな。
しかしその後もアタリは続かず、青物の反応も見えないまま10時頃まで粘ってから終了とした。
カヤックを使うようになってからは不思議とナブラや鳥山に遭遇する機会が減った様な気がする。
そろそろ青物と遊びたいものだ。