2015年4月25日 | 転機とせよ |
(俺) |
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最近の貧果に打ちひしがれて億劫になる気力を、強引に引き上げて向かったのは久しぶりの清水の海だ。
昨日に引き続き穏やかな予報の朝、浜辺で支度が整う頃には既に幾つもの小型ボートが浮いていた。
少々東風が気になるが、活気のある状況を前にしてテンションが上がってくる。
AM7:20頃、急いで支度を整えて細かな波が立つ沖へと出港した。
他のボートの連中は障害物周りに集まっていて小物狙いだろうか。俺は少し距離を置いて、まずは定番の餌釣りで底物 を狙ってみる。
仕掛けを投入すると潮も緩く、風で流され過ぎない様に適度なパドリングで定位に努める。
・・が、今日もアタリが無いまま時間が過ぎていく。
ただ、いつもの焼津とは違って魚探に幾つもの生命反応が見られるので案外テンションは維持出来る状況だ。
陽が高くなるにつれて気温も温まり、上着のカッパを脱いでアタリを待つ。
徐々に風も気にならなくなってきた頃、ようやく小型のオニカサゴが釣れていた。
しかし1時間近く餌を流してこれでは気力が持たない。他の釣りもやってみようか。
餌釣りの仕掛けを片付けて疑似餌に切り替え、他のボート達が居るエリアへ戻ってみた。
すると魚探には大規模な魚群が何度も映し出され、そのうち水面からもその正体が目視出来る程の状況となった。
魚群の正体は7〜8Cmで型が揃った鰯と鯖の混成部隊のようだ。
馴染みのジグ&サビキでコマセ無しでもなんとか稀に掛かるので、これを泳がせてみるか。
それにしてもこの新たなる魚探もようやく魚の反応の出方を確認出来たな。
サビキに鰯が掛かったまま水深30mの海底へと送り込んで、底をキープしながら少しずつ移動してフィッシュイータ ーを狙う。
すると程なくして竿先が大きく動き、餌に異変があった事を察する。
一息入れてからアワせると、確実にそこそこの手応えの獲物が伝わってきた。
サビキのハリスは3号だが、まずは必要以上なくらいに慎重にやり取りして回収に専念する。
そして程なくして抵抗は落ち着き、水面に上がってきたのは茶色い魚影。
タモ入れして確保したのは45Cmのヒラメだった。随分久しぶりに釣ったな。
よく見るとサビキの針に食っているものの、末端のジグの針も尾鰭に食い込んでいてエビ反り状態になっていた。
うまく捌けるか不安だが、とりあえずノジメしてキープしてしまおう。
釣り方を変えてから幸先良いリスタートとなったので期待しながらまた鰯を狙う。
もう少し小さな針のサビキであればコンスタントに掛かるだろうが、今は替えが無いので仕方がない。
程なくして鰯が掛かり、また海底へと落とす。
そこから暫し時を要したものの、20分程経った頃に再び竿先に激しくアタリが出た。
・・が、今度は食い込むのが遅かったようで、傷だらけの遺体となった鰯だけが上がってきた。
これは久々に楽しい釣りになりそうだ。
しかしその後も数回のアタリがあってその都度興奮したものの、アワセ損ねたり針外れが続出。
結局泳がせ釣りの釣果は最初のヒラメ一匹から追加出来ないまま昼を回り、暑さと疲労で撤収する事に。
今回も連続貧果記録を更新してしまった形だが、久々の泳がせ釣りに楽しませてもらった。
これは次の機会にも是非TRYしてみたいと思う。