2015年4月18日 | 新機一転 |
(俺) |
---|
3週間ぶりとなるKFは、連日の悪天候から落ち着きを取り戻したホームの海岸とした。
実は今回、新たなるカヤックを投入するので使い心地を確認する事も大きな目的だ。
日々の活動の合間に密かに加工と調整を重ねた下準備はうまく機能するのか、そして見事な釣果に結びつくのか。
日の出に合わせて現地へ行ってみると、既にカヤックを背負った車が4台程準備をしていた。
予報通り穏やかなようでなによりだが、やはり土曜日という事で朝からこの人出か。
息苦しい環境から脱するべく出来るだけ急いで出たいところだが、カヤックが変わったので準備の内容と手順も見直さな ければならない。
そして大体の準備はシミュレーション通りに事が運んだものの、カヤック本体を波打ち際まで持っていく手段には悩む事
に。
少々重くなった影響は大きかった。今後はどうすべきか・・。
とりあえず今日は従来通りにカヤックを持ち上げて運んだが、浜辺に着くと少々波が荒い事に気がついた。
まぁ出られる範疇だが、このカヤックの船出としてはまだ慣れていないので心配だな。
とりあえずもう一往復で全ての準備が整い、陸っぱりの釣り人達から離れた場所から出港する事に。
波打ち際こそ慌ただしいが、その向こうの海面にはまだプレジャーボート一隻しか居ない静かな環境だ。
暫し波を見ながらイメトレを重ね、いざ出港する。
・・が、間が悪くピッチの短い周期に当たってしまい、久々に腹の高さで波を受けて派手に冠水。
転覆には至らなかったものの、湿り気たっぷりでこのカヤックとしてはしょっぱいデビューとしてしまった。
とりあえず波打ち際を離脱してある程度漕ぎ進めたところで乗り心地を確かめてみる。
新しいだけによく進む。
・・と言っても今回はせっかくの機会なので久々にお出かけ用パドルを持ち出してきたのだ。
普段使っているパドルとは月とスッポンくらいの性能差なので進み易いのも当然か。
そしていよいよ魚探を起動する。実はこの魚探こそが今回の隠し玉で、性能は今まで使っていた簡易魚探とは比較になら ない代物との事だ。
ちょっと高くついたが、今後の釣りを考えると楽しみで仕方がない。さて、如何なものか。
・・ところが起動して間も無くモニターが真っ黒になってしまった。
おお?おかしいな・・?事前のシミュレーションではちゃんと映っていたのに。
ベタ凪の海面で暫し考え込む。
よーーーく見ると一応は起動しているようで薄らと画面が見えるが、この暗さは尋常じゃあない。
明るさ調整の機能なんてあったっけ?・・などと焦りながら幾つかのボタンを操作してみたが、反応している音こそ出る ものの肝心な画面が暗過ぎて操作が見えない。
うわあああなんてこった〜。一番楽しみにしていた魚探がいきなりトラブってしまった。
仕方が無い、今日は魚探に頼らずに底物狙いに絞ろう。魚探の方はこのまま起動しておいて、万一に備えて機嫌が良くな るのを待つとしよう。
そういえば出港する際に帽子をかぶってくるのを忘れてしまったな。まぁ今日は初めて日焼け止めを塗ってきたので良しと してしまおう。
なにかと思い通りにならない中、真っ先に出港を果たした俺はいつもの水深50m付近へ向かい、早速釣り始めた。
仕掛けを投入してみると潮は殆ど動いていないようだ。これは期待薄かな。
そんな時は少しずつ移動して引き釣りで活路を見出そう。待っているだけではウミヘビの餌食だ。
しかし長らく海底を探り続けたものの、リリースサイズの小物が少々釣れただけでキープサイズは掛からず・・。
南風がウザくなってきたAM10時頃に帰還とした。
結局魚探は終始見えないままで、おまけに出港時の冠水で魚探の電源のバッテリーが浸水して瀕死の状態になっていた。
センターコンソールBOXの防水性を高めておかなければならないな。
今回は針を飲んだムシガレイ2匹だけのキープになってしまったが、早々に装備を立て直して次の機会に備えたい。