2014年12月31日 | 釣り納め2014 |
(俺) |
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大晦日の朝、ようやく仕事納めに漕ぎ着けた俺は帰宅せずにそのまま海を目指す。
最近も相変わらず強風の日々が続いていたが、事前の予報でどうにかカヤックを出せるかもしれないという事で出勤前に支度
をしておいたのだ。
出来れば今年はホームの海で釣り納めに臨みたいところではあったが・・。
残念ながら海に向かう際に西風が収まっていなかったので、泣く泣く進路を変更して清水方面へと向かった。
そして目的の海岸へ到着したのはまだ日の出前だったが、焼津と違って西風に強い地形のおかげで、海岸はだいぶ穏やかなよ
うだ。
よし、なんとか出られそうだな。
まだ暗くて寒い時間帯のせいか人影は殆ど無いので、とりあえず車内で日の出を待ってから支度を始める事にした。
陽が出てきて視界が利くようになり、まだまだ寒い中で支度を始めていると、続々と陸っぱりのカゴ釣り師達が出動してきた。
あまり人気が無いようではこの周辺は魚が回っていないのかと心細い心境にもなるので、ちょっぴり安心・・。
AM7:10頃、支度も整ったところで暫くぶりの清水の沖へと出港する。
気温は車の温度計では3℃となっていて寒かったが、海面を進んでいるとそれほど気にはならなくなった。
今回の狙いは餌釣り用ロッド一本でカワハギ狙いに専念する。
これは前回の焼津の釣行での手応えに期待してのプランなのだが、海が変わったのでカワハギの期待値もかなり怪しくなって しまった。
しかしまぁこの清水の海でもカワハギが生息してはいるので、とりあえずメインで狙ってみよう。
アテが外れたら予備に持ってきた仕掛けと餌でいつもの底物狙いに切り替えれば良い。
5分程漕いだところで障害物周りのポイントに目を付けて釣り始めてみる。
仕掛けは市販のものを使い、餌はアサリの剥き身。水深は25m程だ。
風も波も穏やかだが、潮もゆっくり流れているようなので落ち着いて集中出来る。
程なくして竿先に細かなアタリが現れ、釣り上げたのは小型のベラだった。
更に2投目以降もベラやキタマクラ等の外道三昧が続き、本命らしい重いアタリは感じられないまま餌が減っていく。
転々とポイントを移しながら探っていくが、これほど外道に悩まされたのも久しぶりだな。
そして2時間程経ったところで本命不発のままカワハギ狙いに見切りをつけた。
仕方が無い、予備のオキアミで底物狙いに転向だ。餌の量が若干心許ないが、なんとか土産を釣っておきたい。
仕掛けを換えていつも釣るエリアまで移動して仕掛けを投入する。
すると暫く経ってクラカケトラギスが釣れてリリース。
その後もぽつりぽつりとクラカケトラギスやウミヘビ等をリリースするが、釣れるまでの間隔が長く全般的に活性は低調だ。
そして底物狙いに変えてから1時間近く過ぎ、オキアミも殆ど消費した頃にようやくマシなアタリが来た。
・・とはいってもドラグを滑らせる程の手応えでもなく上がってきたのは、25Cm程のマハタの稚魚だった。
魚種としてはまともだが、さすがにキープには値しないのでリリースする。
それよりようやく活性が上がったのかもしれない。
最後の餌を付けて仕掛けを投下するとすぐにアタリが続いて、似たような手応えから遂にピンクの本命を釣り上げる事に成功 した。
サイズは25Cm程だったのでこれもリリースしたが、逆さになって浮いてしまったので回収して土産とした。
ようやくジアイを感じさせる雰囲気になったところで餌切れになったので消化不良な気分だが、一応は本命に会えたので良し としておこう。