2014年3月1日

うねりの下

(俺)



 今週末も比較的穏やかな予報となっているので、いつものホームの海岸でKFに励もう。

 ・・とはいうものの、今回は珍しく朝方は波風が少々あるようなのでいつもより遅めに行ってみる。

 AM10:30頃、曇り空の下現地へ着いてみると、思いの外東風がウザい状況だった。

独壇場・・というか孤独感が空しい環境

 波はだいぶ収まっているようだが、よく見ると少々のうねりは残っているようで、沖に出ている小舟類は皆無だ。

 ここでの東風は陸っぱりから見ると向かい風になるので、こんな時間という事もあってか陸の釣り人さえ居ない。

 風とうねりの状況からしてあまり気が進まないものの、とりあえず支度を始めてみる。

 そして状況に変化の無いまま11時を回り、出港の準備が整った。

 今日は大潮で干潮が近いせいか随分潮が引いている。いつもよりも引いた波打ち際は出港し易いようにも見えたが・・。

 全体的な波の高さこそ控え目だが、向かい風によって細かな波頭が続いていてパターンが読み辛く、出港に手間取って しまった。

 少々艇内に浸水したが無事に出港して向かい風に突入する。やはりうねりの影響は少なくはないな。

 揺れる水面を暫し漕いでいつものエリアへ向かい、いきなりメインの餌釣りから開始する。

 正直言って全然穏やかな状況ではないので、いつ状況が悪化してもすぐに帰還出来るように予定を前倒ししておく。

 仕掛けを投入してみると海中では潮が緩いようで殆ど流されないようだ。

 しかし海上では風でどんどん流されるので、仕掛けの上で定位する為の軌道修正で忙しない。

 おまけになかなかアタリが無く、仕掛けを入れ直す度に餌のイカとオキアミが生還する。

なんとか土産GET

 釣り始めて30分程経ったところでようやく1発目がHITしたが、軽い手応えで上がってきたのは小型のオキトラギ スで、即リリース。

 その後もアタリが無く、状況も改善しないのでそろそろ片付けて上がろうかと考えた頃、不意に魚探に反応が出始めた。

 中層から表層までの間にコンスタントに続く反応で、恐らく近頃ここの定置網でよく獲れている鯵や鯖ではないだろうか。
  よし、餌釣りは止めてジギングで勝負だ。

 魚探の反応の正体がジグで釣れるサイズの魚種である事を祈りつつ、速攻で支度を改めてジグを投下する。

 すると間もなく、フォール中のジグに何かがHIT。

 とりあえずはよしよし・・と思いながらリールを巻き上げてみると、掛かっていたのは前回同様の30Cm程の微妙なサ イズのゴマサバだった。

 サイズはともかく一応は釣れる魚群で良かった。これなら連釣するだろうから型を選びながら幾つか土産に出来そうだな。

 1匹目のサバは放ち、流された分移動しては魚群の上をキープしながらジグを投下する。

 すると案の定その後も入れ食いが続き、鯖に混じって25Cm程の鯵も掛かってくるようになった。

 鯖のサイズは30〜42Cm程とムラがあるが、鯵の型は揃っている。

 鯵はキープ確定で鯖は大きいのを3つまで土産にすれば良いかな。

 その後も入れ食いは続いたが、風向きが南寄りに変わった頃から波も立ち始めたので、程々に帰還の途に就いた。

 今回はいつもより遅い時間帯で、やり難い状況の中で行ってきたが、どうにか土産を得る事が出来て良かった。
  やはり海面はベタ凪・無風が望ましいな。

 

釣果




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