2013年8月28日 | 獲れないアイツ |
(俺) |
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南の方では台風15号が発生したという事で、その規模はともかく海に影響が出る前に釣るべくホームの海岸へ向かった。
AM5:10。やや薄暗い浜辺には出勤前からジギングに勤しむ釣り人達が並んでいる。
空は曇っているという程の事もなく、単に日が短くなってきたようだ。
穏やかな波打ち際から誰も居ない沖へと出港してみると、まだ涼しい気温もあって快適である。
幸いまだまだ台風の影響が響いてきていないようだな。
ある程度漕ぎ進めたところで魚探を起動してみると、チラホラと様々なタイプの魚群反応が映る。
この海では暖かい時期しか見られない光景なので、季節を実感しながら都合の良い反応を探し回ってみる。
今回は短時間の釣りの予定なので、餌釣りの道具は積み込まずにジギングのみに専念する方針だ。
魚群を物色しながら水面の動きや音にも注意して、ナブラの捜索にも余念は無い。
暫く移動してみたが表層での反応は見つけられないので、海底付近の小規模な反応に狙いを定めてジグを投下してみた。
そして何度かTRYしていると竿先に重みが乗って本日初HIT。
青物らしい元気の良い引き応えを40m程味わって寄せてみると、35Cm前後のワカナゴが掛かっていた。
よしよし、幸先よく本命からのスタートに満足だ。
今日も土産は持ち帰るつもりではあるが、とりあえず1発目はリリース。もう少し型を選びたい。
更にその後も海底付近の反応を見つけては、同様のワカナゴを釣りながらナブラの発生を待つ。
するとそのうち漁船が2隻やってきて、定置網の網を設置する作業が始まったようだ。
・・というのも、夏はお盆休みで定置網の水揚げを一ヶ月程お休みするので、その間は網を揚げていたらしい。
これからまた新小川港で大敷網の水揚げが楽しめるようになるかな。
漁船の邪魔にならぬように距離を置いて獲物を捜索し続ける。
しかしちょうどこの頃から快晴の兆しが見えてきて、同時に生命反応も遠ざかってしまった。
そして暫し釣れない時間を経てから8時を過ぎた頃、ようやく周辺に青物の捕食行動が見られるようになってきた。
ナブラになる程の規模ではないが、水面でパシャパシャと小魚を追う動きが出てきたのだ。
急いでジグを放り込んでみるとすぐに針掛かりし、強烈にダッシュしたかと思うとその視界の先で獲物が激しくジャンプした。
どうやら50Cm程のシイラのようだ。前回取り逃がしているので今日は獲って写真に収めたいところだ。
・・が、暫しやり取りを楽しんでから針外れでバラしてしまった。
その後も何度も何度もシイラがHITして見えるところまでは寄せられたのだが、結局取り込むまでに至らず6回程バラした思う。
口が堅いのだろうか?あのジャンプも曲者だな。
シイラの反応も落ち着いた頃、再び真下の反応へジグを投下すると、今度は鯖がアタり出した。
そういえば今回は家庭の事情で鯖の需要があるので、ある意味大本命の獲物でもある。これも35Cm前後のサイズだが、とりあえず 2匹はキープしておく。
そんな中、同様にジグを降ろしている最中に中層でHITした獲物はなかなかの引き応えを見せ、これは期待出来るサイズかと思って 寄せてみると何やら見慣れないシルエットの魚影・・。
頭の中の埃を被った魚類図鑑を急速に検索して思い出す。オキアジだ!
サイズは27Cm程とこの種としては中型になるが、どう見ても美味い魚である。血抜きして迷わずキープだ。
それにしても初めて釣ったが、サイズの割に凄い引き応えだったな。もっとたくさん生息していたらいいのに。
その後、再び魚信が遠のいてきた9時過ぎに撤収。
今回は夏らしく青物がよく釣れて楽しめたが、ナブラが出なかったのがほんのり心残りか。
シイラの確保もまたお預けとなったが、初モノと土産も得られたので満足だ。