2013年6月28日

雨後の水面

(俺)



 今年もこの時期を迎え、昨年実施した大井川のダム湖への釣行に再びTRYする事になった。
  前回は鯉の姿しか見られなかったが、今回こそは大型渓流魚に遭遇出来たりするだろうか?

  今年は濁り気味

 昨年同様に仕事帰りのまま現地へと車で向かう際、小雨が降り続いて未だに梅雨の最中である事を実感する。

 そして目的地付近の車止めに到着する頃には雨は上がったが、この辺も2〜3日前から雨が続いたようでダムの水位は 高いものの少々濁りが入っていた。

 こんな環境でルアー釣りが成立するかどうかは不安だが、この後の天気は雨の心配が無さそうなので支流での釣りも視 野に入れて行動を開始する。

 AM7:50を過ぎ、全ての支度が整ったので岸から出発。

 雨上がりの影響は濁りだけでなく流木の量にも表れていたが、沿岸から離れたらそれほど問題ではなかった。

 空は曇ったままだが、無風で鏡の様な水面を切り裂いて進むと実に爽快だ。

 他に誰一人として居ない水面、見物人も居ないような環境を存分に堪能しながらバックウォーターを目指す。

出港直後 水面から突き出した木

 そして某支流の流れ込みに到達すると、部分的に濁流と透明な流れ込みに分かれていたので、水が綺麗なエリアでルア ー釣りを開始してみた。

 周囲の様子も観察しながらルアーをキャストし続けていると、流れ込む濁流は支流そのものの色で、透明な流れは支流 とは別の、近くの枝沢からのものだと気がついた。

支流の流れ込みは綺麗な部分も

 こんな様子では後の支流での釣りは厳しいかもしれないな。

 とはいうものの、今はルアーに集中しなければ。

 少しずつ移動しながらも透明なエリアを攻め続けていると、ようやくルアーを追ってくる魚影が見られるようになった。
  テンションが一気に高まる。

 ・・が、そのサイズは15Cm程度と小型なうえに銀白色で無地な体色。

 針掛かりまでは至らないものの、どうやらウグイのようだ。上がったテンションも静かに元に戻っていく。

 そのうちルアーを追って勢い余って(?)岸の浜辺に乗り上げてしまう個体まで現れたが、とうとう一匹も釣れないま まルアー釣りを諦める頃合いになった。

 今回は濁りで鯉の姿も見えないので、せめて陸に座礁した間抜けな外道でも撮影しておきたがったが、カメラが間に合 わなかったので残念だな。

 今年も景色ばかりで不毛な釣りになってしまったが、釣果は後の渓流釣りで補うとして、ツーリングとしては満足の出 来るものになったという事で良しとしておこう。

 結果は出せないままだがこのように公開する以上はここで猿真似をする輩が現れるかもしれないので、その際には遊漁 券の購入とゴミを捨てない事くらいは守ってほしいものだ。

 



渓流へ




戻る