2013年5月4日

ベタ凪連荘

(俺)



混雑の中で

 今回も穏やかな予報となっているので、昨日に引き続き焼津の沖へと繰り出す。

 陽が高くなってくるとどうしても風が出てきて、つられて波も高くなるので撤収へと追い込まれやすいのだが、今日の予報では 昨日よりも風が出難いようなので、少しは長く浮いていられそうだ。

 AM5:20。よく晴れた海岸は予報通りの無風&ベタ凪で、今日も陸っぱりの釣り人は多い。

 少々肌寒いのが気になったのでウェーダー着用のうえで準備を整えて、速やかに出港した。

 沖にも既に小型ボートやプレジャーボートが5〜6隻出ていたが、通行や釣り自体に支障が出る程の問題ではないので悠々と進 む。

 そして今日も手始めにサブウェポンのエギを数回流してみるが、やはりそう簡単にはアタらないようだ。

 イカの土産は出来れば欲しいところだが、どうしても疑似餌で釣りたいという訳でもないので粘らずにメインの餌釣りに移行す る。

 まずは最近狙っている新たな獲物を求めて昨日と同様のポイントで仕掛けを降ろしてみよう。

 第1投目を投下するとほぼ真下に下りていく。今日も潮が緩いようで釣りやすいのは楽で良いが・・活性は如何なものか。

まるで内水面

 暫くの間アタリを待ってみるが、反応が無いまま時が流れていく。

 仕掛けを入れ直す際に何度も餌が生還する様子から察すると、単に魚が居ないか食い気が無いという事になると思うのだが・・ まだ釣った事が無い獲物だけに前者の可能性も高い。

 もう少し深いエリアを探索してみるか。

 ベタ凪で快適な海面を滑るように移動して、水深70m程のエリアへ行ってみる。

 あまり沖に出ると船舶の往路に近付くので、カヤック如きが進出出来るのはこの辺りが限度という事にしておこう。

 定置網のブイからすぐ近くで仕掛けを降ろして再度アタリを待ってみる。

 そして暫くの間反応が見られないので餌を確認しようと仕掛けを巻き上げてみると、竿先が重い。

 どうやら居食いしていたようだ。手応えからして尺程度のカサゴだろうか?

アマダイGET

 しかし引き応えの質としてなかなかスタミナがあるので違う魚かもしれない・・うーん楽しい。

 いつもの水深の倍くらいあるので巻き上げるまで長く楽しめたが、ようやく水面まで寄せてみると獲物の正体はアマダイであっ た。

 昨日に引き続き今日も初っ端がアマダイか。でも今回の獲物は33Cm程と、サイズはマシになっている。

 狙っていた本命ではないが、嬉しい外道としてキープだ。

 その後も間を空けながらアタリは続き、土産にならない獲物達が竿先を曲げてくれるようになった。

 しかし狙う本命は釣れないので、アタリが遠のく度に移動して様子を見る。

 それにしてもなんて穏やかで快適な環境だろう。ずーっとこんな調子なら楽なものだが、今日は何時まで持ち堪えられるかな。

 なかなかキープサイズが得られない中、8時を過ぎた頃に期待出来る引き応えの獲物がHITした。

 ・・が、20m程巻き上げたところでハリスが食い千切られてバラしてしまった。

 そして20分程経った頃にも重い手応えの獲物が掛かり、引き応えを楽しみながら今度は水面まで連れ出す事が出来た。

 しかし期待しながら海面を覗き込むと・・。

恒例の外道 オニカサゴ&マゴチ?
カナド マハタの幼魚

 「うーわウミヘビかよ〜。(笑)」

 重くてよく引いたので普通の魚だとばかり思っていたが、まさかの長モノだった。

 ぐるぐる巻きになっていない状態ならばそれなりに引き応えは良いという事を発見出来たな・・。

 ウミヘビを放ってからは完全にアタリが無くなって随分と粘っていたが、やがて南東の風が出始めたので程々に終了とした。

 今回はいろいろ釣れたが未知なる本命は不発で、いつものカサゴのエリアは探らなかったので土産も少ない結果となった。

 しかしまだまだ開拓の余地は尽きない。もっと通わなければ。

 

予想外




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