2013年5月3日 | 待望のベタ凪 |
(俺) |
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世間はGWという事で祝日モードなこの日、いつも通りに仕事明けに釣り場へ直行する。
AM5:40頃、焼津の海岸へ到着すると公園の駐車場は既に満員だ。時期的にアオリイカ狙いのエギンガー達だろうか。
県外ナンバーの車もチラホラ見られるが、遥々こんな魚影の薄い所などに来なくても、他にもっとマシな選択肢があるだろう に。
とりあえず適当に停車して海の様子を見てみると、予報通りの快晴&微風だ。よしよし、素晴らしい環境だ。
沖には既にプレジャーボートが2隻と、陸でカヤックを準備している人が1人居るものの、陸っぱり程混雑する事は無いの で安心だ。
暫し海を見ている間に駐車スペースが空いたので駐車して支度を始める。
そして6時を過ぎた頃に浜辺で支度が整ったが、波打ち際まで近付いてみると少々波が高いようだ。
若干手間取りながらも出港し、久しぶりの焼津の海に想いを馳せながら沖へ進む。
魚探を起動すれば相変わらず魚影が映らない貧相な海だが、いつものエリアまで行けば底物が相手をしてくれるだろう。
とりあえず最初は岸近くの駆け上がりエリアでエギを流してみよう。
このティップラン釣法は最初のビギナーズラック以降成果を上げていないが、とりあえず習慣とするように心掛ける。
そして少々うねりが残る海面で潮に流されながらエギを引きずる事5回。
やはり今回も反応を得られないまま餌釣りに移行する事にした。
今日も最近狙い始めたある獲物を求めてみるが、俺的に今まで殆ど釣った事のない類の魚種のうえに、この魚に関する情報 も聞いた事がない。
俺が知っているのはこのエリアに間違いなくその魚が生息しているという事と、その特徴から察する習性だけである。
目指すエリアはいつものポイントとそれほど変わらないが、餌は投げ釣りの王道餌の赤イソメを使ってみよう。
早速目星をつけておいたポイントへ行って仕掛けを降ろしてみる。
水深は38m程だが、魚探には特に生命反応は映らない・・が、今回は関係無い。
潮も緩いので仕掛けが流される事も無く、パドリングしながら竿先に集中してアタリを待つ。
そして釣り始めて20分程経った頃に待望のアタリが出た。
竿を煽ってリールを巻き始めるとなかなかの重量感だ。本命か!?
・・と、思ったら間も無く根掛かりしてしまい、無念のラインブレイクだ。カサゴだったかなあ。
直後に近くへ仕掛けを入れ直してみたが、後が続かずに反応が沈黙してしまった。
暫し粘ってみたが渋い釣りに飽きてきたので、未知なる獲物狙いは諦めて手堅いカサゴ狙いに乗り換える。
少しだけ移動して餌をオキアミに変えて、いつものスタイルで釣り始めてみる。
丁度この頃から朝からのうねりが収まってきて、快晴と微風のベタ凪という待ち焦がれた環境が出来上がった。
そしてなかなかアタリが出なかったものの、暫く待ってからようやく釣れたのは久しぶりとなるアマダイだった。
27Cm程度の一般的なアカアマダイだが、例の如く胃袋を吐き出しているのでキープ。もうちょっと大きいのを釣りたい ものだ。
その後更に間を置いて同様のサイズのカサゴを得たが、どうやら今日は潮が良くないようだ。
俺の経験ではアタリが多い日はいつも潮が南方向に流れている時で、激流の時であってもその傾向は変わらないのだが、今 日は北西に向かって緩く流れている。
こんな時はいつもの釣り方やポイントは改めて、他のポイントを開拓するに限る。
移動も楽な環境なので、移動しては探り釣りを繰り返してアタるエリアの捜索に精を出す。
しかし長い時間を費やしている間もろくな釣果が無く、徐々に東風が強まる中でフグを釣り上げたのが精一杯だった。
このフグもKFを始めてからあまり縁が無くなってきた外道だが、まさかの登場にゲンナリしたものだ。
こんな深いところにも居るのか・・でも一口にフグといってもピンからキリまであるので、もしかしたらトラフグのように 市場価値の高い種類かもしれない。
・・しかし洋上では落ち着いて調べていられないし、仮に高級魚だったとしても捌けないし卸せないのでやはりリリースす るしかないようだ。
結局9:30頃には風と波が強くなってきたので、貧果のまま撤収に追い込まれた。
キープは27Cm程で揃ったアマダイとカサゴが計3匹だけだったが、穏やかな環境は明日も続く予報なのでリベンジに来 ようと思う。