2012年12月21日 | 諦めきれずに |
(俺) |
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先週の釣行で今年のKFは釣り納めとしたつもりだったのだが、この週末も穏やかな天候になったので強引に時間を割いて 焼津の海岸へ行ってみる事にした。
曇り空の下、海辺へ到着してみると気温は8℃。若干肌寒いが、またも無風&ベタ凪の環境を目の当たりにして早速行動に 移る。
そしてAM11:00になった頃、他に誰も居ない浜辺から静かに出港。
海水もまだ冷たさは無く、出港の際に濡れた足元も特に気にする程寒くは無い。
魚探を起動しながら前回の根に向けて一直線に進み、目的地に到達したところで前回同様の餌釣りの仕掛けを組む。
今回も餌は魚の身餌という事で、事前にスーパーで購入してきた鯵を切り身にして使ってみた。
暫く海底の根魚を狙って様子を見ていたが、どうやら今週は潮の流れが違うようだ。魚信が無いまま移動を繰り返し、まず は1発目を狙う。
今日の潮は小潮で11:20に満潮を迎えるという事で、釣り始めて間もなく潮止まりだから反応が鈍いのは仕方が無い。
それにしてもなんとも静かな海面である。まるで湖みたいな感覚だから人間としては非常に楽で良いが、今日はなかなかア タリが無い。
そして釣り始めて50分程経ったところでようやく魚信を得て、難無く釣り上げたのは23Cm程のカサゴだった。
やはり先週のようにはいかなかったか。
とりあえずボウズは逃れたが、今日も土産を適量確保すべく間髪入れずに次の仕掛けを投下する。
しかしその後、すぐに27Cm程のカサゴも追加したが再びアタリが遠のいてしまった。
今日は午後になっても風が出ない予報になっているので、環境としてはじっくり出来る状況なのだが、何か所もポイントを 回っても一向に生命反応が感じられないと不安になってくる。
時刻は昼を過ぎて潮は動いているはずなのに、魚探に反応が映らないばかりか餌もそのまま帰ってくるばかり。
困った・・カサゴ2匹で帰還するのはさすがに物足りないが、いつものエリアではもう魚信は期待出来そうにない。
仕方が無い、少々不安ではあるが普段は釣らないエリアの方を探索してみるか。
そんな訳で今まで殆ど釣った事の無い定置網から北側方面へ移動する事にした。
移動してからも相変わらず渋い状況が続いたが、暫く動き回ってからようやく魚探に反応が映る所を探り当てた。
どうやら水深60m程の海底に対して水深30〜40m位の範囲に何かの魚群が居るようだ。
回遊性の青物には違いないだろうけど、イワシや鯵等の小型魚なのか、鯖やワカナゴ位のサイズなのかまでは想像がつかな い。
とりあえずここは獲物が小型である事を想定して、餌釣りの仕掛けからジグ&サビキに切り替えて様子を見てみよう。
急いで仕掛けを交換し、期待しながらサビキを投下する。
すると目的の棚に仕掛けが届いた頃に、竿先がフッと軽くなったので軽くアワセを喰らわせた。
おぉお!なかなかの引き応えだ!
コイツは豆鯵やイワシなんかじゃあない。ワカナゴ・・いや、イナダか鯖あたりだろうか?
よく走る力強い手応えは間違いなくキープサイズのそれだ。鯖だって良い。
ドラグを鳴らしたりしながらも楽しみながら徐々に獲物を引き寄せ、だいぶ近くなってから海面を覗き込むと、透明度の高
い海中の数m下を紡錘型の銀色の魚が暴れ回っていた。
よしよし、久しぶりの青物だな。
そして無事に水面まで引き寄せ、水飛沫をぶちまける獲物をタモに納めてみると、獲物の正体は案の定鯖だった。
しかも30Cm程と40Cmオーバーの一荷で釣れていた。重かった訳だ。
サクッと撮影とノジメを済ませてクーラーへぶち込み、群れを見失う前に第二弾を送り込む。
するとまたも入れ食いとなり、引き応えを堪能しながら仕掛けを巻き上げてみると今度は3匹掛かっていた。
・・が、さすがに仕掛けがグチャグチャにされてしまった。
おまけに取り込む際にハリス切れで1匹落としてしまい、書き入れ時なのに足止めされてしまった感じだ。
・・とはいうものの、これ以上鯖ばかり釣っても仕方が無いし、4匹も追加すればクーラーBOXも程良く満たされるので 潮時か。
魚探にはまだまだ反応は映っていたが、結局絡んだ仕掛けは処分して新たな仕掛けを使う事無く竿を納める事にした。
今日は餌釣りメインで貧果のところを疑似餌に助けられた感じという珍しいパターンとなったが、恐らく今年最後となる釣 行でそれなりに土産を得られて良かった。
今後も天候次第では極力時間を作ってKFに励みたい。