2012年12月01日 | 稚魚の季節か |
(俺) |
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いよいよ12月に突入したこの日、なんとか1ヶ月ぶりのKF(カヤックフィッシィング)へ繰り出す事になった。
ここ最近の静岡県中部エリアの気温は最低気温が7〜10℃、最高気温が15〜18℃といった範囲で、まだまだ真冬のそれに比べたら 温いものだ。
しかし浜から出港しなければならない釣り場ではどうしても濡れるのが億劫なので、なかなかやる気になれない環境の中での釣行だ。
この季節に寒さを押して沖へ行くのだから、やはり大きくて美しい獲物を狙いたい。
そんな訳でAM8:30頃に久しぶりの海岸へ行ってみると、予想外に風も波も弱く、既に何隻もの小型ボートが沖に浮いていた。
空も快晴で、体感温度も暖かいくらいだ。もっと過酷な環境を覚悟していただけに嬉しい誤算だ。急いで俺も沖へ出よう。
速攻で支度を整えて浜辺から出港する際も、海水に入って足元が濡れたものの寒さは感じない。
ベタ凪の海面を暫し漕ぎ続け、いつもの釣り場付近まで到達した頃に魚探を起動する。初冬の海中はどんな様子だろうか。
しかし暫く探索したが、期待に反してまるで生命反応を感知出来ない。あのピンクの本命達は何処かへ移動してしまう時期とかあるのだ ろうか?
仕方がないので適当なポイントで釣り始めてみる事にする。
今回は寒さでコマセが使い難い事と予想して、オキアミを使ったシンプルな餌釣りで海底を攻めてみる。実際以前の釣行ではそれでも釣 果を出せたので問題は無いだろう。
ベタ凪の静かな海面へ仕掛けを送り込み、パドリングで自身の位置を補正しながら竿先に集中する。
そして20分程掛けてようやく最初の魚信を得て仕掛けを巻き上げてみると、なんと餌が中途半端に食い残されていた。
続く2投目・3投目も同様に餌を盗み食いされてしまい、どうやらフグか何かの小魚が居るようだ。
少しずつ移動しては仕掛けを降ろして本命を探るものの、相変わらず魚探に反応は出ないし餌は盗られるか生還するかの渋い状況。
まるで陸っぱりで釣っているみたいだ。
とりあえず餌を食う魚が居る事は間違いないので、ここはひとつ工夫をして、まずは本日1発目を拝む事に専念しよう。
そんな訳で今度は降ろした仕掛けをゆっくり引きずって、餌盗りの口に針が掛かり易いように簡易トローリングを実施してみる事に。
するとこの作戦が当たり、ようやくHIT。
弱々しい手応えで軽く釣り上げられた本日1発目はクラカケトラギスの幼魚だった。
その後も同様のトラギスやヒメジ、それに本命であるイトヨリの稚魚まで釣り上げ、キープサイズの獲物は全く釣れないまま時間が経っ ていく。
この釣り場では今までにない小粒揃いである。イカン、このままでは土産が得られない。
仕方が無いので普段は探った事が無いエリアにも進出しながら様子を探ってみたが、どうも今日は魚探に魚影が映し出されないようだ。
結局昼過ぎになって餌も尽き、風も出始めたのでキープ無しのまま終了する事に。
今回の釣行前まではこれが今年のKF釣り納めになるかも知れないと思っていたが、こんな結果では納得出来ない。
しかしこれから忙しくなってくるので時間的猶予があまり無いし、寒さも侵攻してくる事を考えると、次の機会というものが凄く厳し くなってくるが・・どうしたものか。
出来れば年内にリベンジする機会を持ちたい。