2011年10月27日

港内青物探索

(俺)



 朝晩の冷え込みが徐々に身に染みる様になってきて、珍しく平日休みが巡ってきたので寒さを押して出港する事にしてみた。

 本来であれば開拓をするかいつもの海岸に行きたいところだったが、天気予報では東寄りの風と波が少々ありそうな内容だったので 、前回同様に焼津港周辺での釣行とした。

  久々の朝焼け

 AM5:30頃、暫くぶりに見る朝焼けを横目に出港すると風も海面も穏やかだった。

 しかし安心して港外の目的地を目指して進んでいく間に、少しずつ北東の風が出てきて波も立ち始めてしまった。

 この感じでは前回と同等の東風で堤防の表側では釣りにならないかもしれない。

 そして30分程掛けて前回釣ったポイントまで着いた頃には、予想外に強い東風で外海は白波がちらほら見える状態になっていた。

 嗚呼、何故に俺はこんなに風に恵まれているのか。休日に沖に出る時くらいは治まってほしいのに・・風のバカヤロー!

 とりあえず一度は堤防の外側へ出てみたものの、風と2m位(?)の波で落ち着いて釣っていられないので、諦めて風裏へ逃げる事 に。
  あーあ、今日もしょっぱい釣りになりそうだ。

 仕方が無いので風の影響を避けながら支度を整えて、まずはジグ&サビキでカマスを得る事にした。

 釣り始めて間もなく、本日1発目がHIT。20cm程の鯵だ。

 しかし鯵をリリースした後はなかなか後が続かない。魚探には薄くて範囲の広い群れが映し出されているが、どうも食い気の無い獲 物のようだ。

 そのうち重い手応えで明らかに青物ではない何かがHITして、釣り上げてみると18cm程のカサゴだった。

豆鯵

 カマスは根周りにも着くので、海底の根の近くを攻めていた影響だろう。その後20cmのカサゴも釣れたがリリース。

 しかしいくら風の影響がないポイントとは言っても潮の流れは割と早いので、釣りながらも合間にパドリング入れてあまり流されな い様にしていなければならない。

 今回はアンカーを持ってきているので、この際使ってしまおうか。どうせこの風では殆ど移動する事も無さそうだ。

 少しだけ魚探で探索する時間を設け、根がある場所を確認する。そしてその近くに固定して浮ける様に、久々のアンカーを投入した。

 間もなくアンカーが効果を発揮すると、ようやく俺も釣りだけに専念出来るようになって一安心だ。堤防の外側は更に一際波風が強く なったようだが、迷わず仕掛けを投入する。

 そこから根掛かりが心配になる程に更に根周りを攻めていくが、カサゴの他にキンギョがチラホラ掛かるようになってきてしまった。

 今日はカマスはお休みなのだろうか?7時を回った頃にようやく重い手応えの反応が出たものの、今度は25cmあるかな?位のオニ カサゴだった。
  微妙だな・・。

オニカサゴ

 堤防の外側は波も風も治まる雰囲気はないようで、平日にも拘らず出てきたプレジャーボートもUターンして帰っていく有り様だ。

 こんな日にここでこれ以上の釣果を出すにはどうしたら良いか?・・やはり疑似餌で釣っていては限度があるという事だろう。

 そんな考えが沸々と湧いている最中、ようやく本日初のカマスが釣れたものの単発に終わってしまったのでジグ&サビキを終了する事 にした。

 そして次に始めるのはカワハギ狙いだ。本来であれば堤防外側の根周りを探る為に持参した物だが、こんな状況なので港内のカワハギ事 情をリサーチする事に。

 餌はスーパーの鮮魚コーナーで購入したツブ貝を小さくスライスしたもので、色も形も(?)海中でのアピール度はなかなかのものだろ う。

 しかし開始早々から5cm程のミクロなクサフグやキタマクラ、キンギョ等の群れに襲撃され続けて本命の気配が感じられない。

 その後もアンカーを引き上げて他のポイントも探ってみたものの、どうにも外道以外の反応を得られないのでAM10:00頃に諦めて 撤収する事にした。

 

 全てを片付けて帰り際に外港から港外を眺めに行ってみると、強い東風と一面にウサギが走る海面が広がっていた。某天気予報では今日 は東風2〜4m、波は2mと言っていたが、コレは悪化しているという事だよな??
  しかしそんな中でも数隻の漁船が操業していて、よくもまあやってられるもんだ・・と、呆れるしかなかった。



今日も雑魚ばかり



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