2011年7月2日 | リベンジに便利 |
(俺) |
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前日の港外青物捜索での貧果を受けてすっかり雑魚五目釣りが板についてきた俺のKFスタイルだが、こんなところで止まっていられる
俺ではない。
貧果の次はよく釣れるシロギスで鬱憤を晴らすところまでをセットにして、この際俺のKF初期スタイルとして確立してくれよう。
なんとも心許ない決意だが、とにかく今回は満足する事を重視した釣りをしなくてはならない。
そして決まったのが庵原郡蒲原町でのキス釣りである。ここは昨年実施した新規釣り場開拓の為の下見で見つけた、とっておきのポイン トなのだ。焼津からは東の方向に少々離れている地域なので遠征と呼べるかもしれないが、俺達的に初となる釣り場に期待値は高い。
炎天下のAM9:00、下見以来1年ぶりの現地に入ってみると砂浜は投げ釣りの人達で盛況である。とりあえず出港ポイントに定めた ところの釣り人に挨拶がてらに出港の旨を伝えてみると、陸っぱりではイマイチな釣果だという。
しかしまぁ、陸っぱりは陸っぱり。俺はサクッと支度を整えて、静かな砂浜から無事に出港した。
昨日の焼津とは明らかに違う、青くて気持ちの良い海面。風も微かにあるが自分が流されるのには殆ど影響ない程度で、炎天下の下とは いえ気分が良い。
昨年の下見ではキス狙いの遊漁船で盛況だったが、今回は近辺にはそれほど船は集まっておらず快適だ。
出港してすぐに陸から200m付近のポイントで一旦止まって、魚探の電源を入れて釣りの支度を始める。水深は10m〜25mと、海 底で大きな丘が連続して深くなっていく・・というようなエリアのようだ。
しかし魚探は前回までの様なキスの群れは捕えられないまま、とりあえず闇雲に仕掛けを降ろして釣り始めてみた。餌はキス釣りの王道 、赤イソメである。
仕掛けを投入して5分程流していると、その1投目でHIT。今日もまずはアンカーを打たずに流しながら様子を見ていたが、潮流はゆ っくりなので都合が良い感じだ。
微妙な重さの獲物ではあったが、ブルブル震える引き応えは間違いなく本命のそれだ。
そして釣り上げた1発目は16cm程度だがシロギスだった。よしよし、魚探には映らないが居るじゃないか。
とりあえず水中で針を外してやると元気だったのでそのままリリースし、餌を確認してからすぐに2投目を投入。少し間を空けて連続H ITだ。
2匹目は22cm程の本命だったのでクーラーBOXへぶち込んでキープ。魚探に群れが映らないのは群れが小さ過ぎるだけなのだろう。
その後も順調に本命が連釣し、外道も極稀にメゴチが掛かってくる程度で快調だ。18cm程度までのものは極力リリースしながら、キ ープも少しずつ増やしていく。
しかし昼近くなった頃、気が付くと魚探の映りがイマイチ良くない・・と思ったら、電源が落ちてしまった。電池切れである。
まあ購入してからまだ一度も換えてなかったし、電力の残量メーターから察すると今日辺りが限界かと覚悟していたので問題は無い。
むしろデビュー釣行からここまで4回の使用によく持った方ではないだろうか。
これだけ釣れるキスの群れを捕えられないのはもしかしたら電力の影響があったりしたのだろうか?でもまぁ今日はそれほど必要性は無い ので魚探の電源は復旧しまいまま釣り続ける事にした。
ところが昼を過ぎると途端にアタリが止まってしまった。にわかに風が強くなってうねりも出てきて、数隻居た他のプレジャーボートや、 見える範囲の漁船達もキレイに撤収してしまった。
それほど荒れるという予報ではなかったが、見える範囲で浮いている船舶(?)が俺以外に一切無いというのも何か心細いものがある。
まぁ魚信も減ってきた事だし暑さで少々疲れてきたという事もあるから、まだまだ早い時間だがこの辺で終わりにしておこうか。
今回は陸からせいぜい500m程度の範囲内での釣りだったので帰りも早くて楽である。午前中にキープしたキスも晩飯には十二分な漁獲 量なので満足だ。
でも用宗とたいして変わらない利便性と釣果だったこの蒲原の釣り場は、遠征してまで行く必要性はそれほど感じないかな。まぁこれも1 つの経験として今後の活動に生かしたい。