第4章

<4章 ダンパーデバイス>

減衰力の理屈もひと段落したのでこれからダンパー関連のデバイスについて解説します。

ダンパーに新技術なしと言われるように(私が言っているだけですが)ほとんどのダンパー関連の新デバイスは過去にほとんど例があります。
同じようなものが出ては消え、消えては出てを繰り返しています。
スルーロッドも、電子制御も、位置依存も、周波数依存も、前後関連も何十年も前からあります、これらはまるで普通のダンパーにみんなが飽きたり、ボスが「何か新しいタマはないかね」って言ってきたり、ダンパー屋さんが販売促進のために売り出したりして降って湧いたようにやって来ます。
でも定番として残った物はほとんどありませんねぇ、使い始めた当初は「すげー」「効果抜群」てなことになるんですが、しばらくすると「なくてもいいんじゃね」から「なくてもか変わんないじゃん」に変わっていっていつの間にかスーッと消えて行ってしまうのが常でした。
車が変わってきてデバイスの効果が薄れてきてしまったのか、単なる思い込みだったかは分かりません。
でも状況によってはダンパー関連のデバイスが有効なことがあるでしょうから知っていて損はありません。


あまり細かいところまで図解すると現在それを売っているところから怒られちゃうかもしれないので原理と効果の説明だけにしておきます。目的は同じでも手段はいろいろある訳でスマートな手段には敬意を表さないといけないでしょうから無理にさらす必要もないと思います。

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