さーオリフィスもバルブも圧力損失が計算できるようになりました。オリフィスの並列配置もわかりました。
もうダンパー制覇はすぐそこです。
今回はいよいよ実際のダンパーのようにオリフィスとバルブの並列配置です。
といってもオリフィスの並列配置と変わりありません。
もうオリフィスとバルブの個々の特性は分かりました、オリフィスは2乗特性、バルブは2/3乗特性でしたね。
これらの組み合わさったダンパーは並列配置ですから横にたすんでしたね。
図を見てください、オリフィスの線をバルブの分だけ横方向にずらして合成の圧力(≒減衰力)を求めています。
できた圧力特性はかなりまっすぐな特性ですね、そうなのです2乗のオリフィスと2/3乗のバルブを組み合わせると比例特性に近い特性になるのです。
これで上反り、下反り、比例の3つの特性が出せるようになりました。
現実のダンパーでは比例特性では低速の減衰力が足りないので一工夫します、その話は次回に。