第2回

3. <ダンパーのポンプ作用(1)、ピストン>

まずはポンプ作用です、これがないとオイルの流れが作れません、最初の一歩です。このポンプ作用には2種類あるのですが先ずはダンパーピストンによるポンプ作用です。

図のようなCafetiereがあります、Bodumでもいいです(どっちにしても商品名ですが)、よくコーヒーとか紅茶を入れる器具ですね。Cafetiereで紅茶をいれる時には葉っぱを入れてお湯を注いでネットの付いたピストンが湯面ぎりぎりになるようにふたをしてしばらく待ちますよね、そして紅茶が良く出た頃合を見て容器から飛び出している棒をぎゅーっと押し込んでネットの付いたピストンで茶葉を濾していきます。 棒を押し込んだときにピストンの下から上へ紅茶が通り抜けていきます、これがピストンのポンプ作用による流れです。ピストンを通り抜けて流れる紅茶の量は図にあるように(ピストンの面積)x(押し込んだ距離)になります (シャフトの面積は無視しています)。

Cafetiereはまさにダンパーでありピストンのフィルターに茶葉が詰まるとお湯が通りにくくなって棒を押すのにより力を入れないといけませんね、押すときの抵抗の力が減衰力なのです。

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