クラブツーリングレポート プレイバック 1995年1月 白銀林道編です。
クラブツーリングレポート

 
今回のレポーターはR100GSの松田さんです。

 ビッグオフ本年最初のツーリングは、伊豆白銀林道です。

 

 1月15日、集合場所の西湘国府津SAには20台以上のメンバーが集まり、今回も盛況です。ちょっと寒いけど青空の下いざ出発。箱根湯本からしばらく行くと、いよいよダートです。
僕にとって今年の林道走りぞめ。慎重に走って行くと、リーダーのエレファント土谷君が、さっそく激走しているではありませんか。新年早々彼の頭のビスは1本外れてしまったようです。僕は何だか嬉しくなって彼の後ろをついて行きました。

   

 林道の中間付近まで走ったところで天気もいいので、高台の展望台に立ち寄ることになりました。その途中、原島君のスーパーテネレがゴロンと昼寝をしてしまいました。堅牢なはずの彼の自作カウルスクリーンがあっさり大破。彼は一生堅命ガムテープで修復して皆の同情の涙を誘っていましたが、帰ってきたのは笑いの涙だけでした。僕は何だかとってもはかない気分になりました。

  

 展望台で小休憩を終え林道後半です。先頭の原島君はさっきの怒りをぶちまけながら多少の凍結もお構えなしに、かっ飛んでいきます。あまり激しく走るので頭のビスが1本外れてしまったようです。ぼくは何だかとっても嬉しい気分になって彼の後ろを追いかけていきました。
すると後ろからテネレの斉藤君やビ―エムの池内さんらが地響きをたてて追っかけてきます。彼らのビスは始めから2〜3本飛んでしまっているようです。僕は今度はなぜかとてもユーウツな気分になりました。

 

 

 全員無事林道を走りきり真鶴で遅い昼食です。食堂の準備で少々待っている間、何人かがたこ焼きをつまみにビールでヘラヘラしていました。僕は頭のビスだけは絶対になくすまいと思いました。
食事後解散となり今回のツーリングも無事終了です。次回のツーリングでは必ず頭のビスの増し締めもしてこよう、と思いつつ僕は帰路についたのでした。

 

*PS このツーリングの翌々日に阪神淡路大震災がおこりました。
     被災地の方々及び、被災地に係りある方々に、心よりお見舞い申し上げます。