2023年5月 クラブツーリングレポート

 近年まれに続く荒天の日曜日。週末になるとフルフル詐欺の天気予報を裏腹に希望を持って朝を起きると、雨音・・・。それでも仕方なく準備を進めていると雨音が無くなり、軽く日が差したり・・・はしないけど、雨が上がり雨具を着ずに自宅を出発。
 関東地方の彼方此方のメンバーからは、「朝から全然降ってないよ!」と言う人もおり、雨雲も局部的だったらしい。そんなメンバー6人が集まった関越高坂SAには、土谷@MULTISTRADA 1200 Enduro、藤原@ R1200GS/ADV、松田@R100GS、宇都宮@Vストローム650、鈴木@1190ADV、中谷@トゥワレグ600。新しいメンバーも加わりスタート。

   

 高速はゆっくりランデブー走行で月夜野インターまで走り、国道沿いのコンビニで休憩。そこに、小島@CRF1000AFさんが合流し、「遅れるから150㎞で走ったから、ブロックタイヤが飛ばないか心配」と言いつつも、ニコニコしながら話に加わり、最初の林道に突入。
 1本目は、月夜野から入る「秋鹿林道」。関東でも日帰り出来る走りごたえの在るメジャーな林道。さすがに山が近くなると雲も下がり、雨粒が落ちてきた。ラリースーツのメンバーはそのままダートに突入するが、さすがに濡れると思うと、雨合羽を着るメンバーもいた。ダートは思ったより石がゴロゴロの荒れ気味な状況。軽いバイクがいいのか、重くてどっしりしているビッグオフが良いのかは分かりませんが、皆さん、快走しています。林道の頂上尾根で一旦休憩し、下りもジャンジャン進みます。この先の下りは、2年前に転倒事故が起きてるので、少々ペースを落としての通過となります。

  

  

 林道を下りきって舗装路に出た所でひとまず雨も止み、休憩しながらBMW R1200GS/ADVを3台乗り換えている藤原さんの話で盛り上がり、GSと言えども舗装路使用のみの車両があり、10万Km乗った前車を高額で引き取り、高程度の良い中古車に乗り換えた経緯を聞きながら、「やっぱ、BMWもいいな」と言いつつ、今乗っているバイクに愛着を持ているメンバーは、オイソレと靡いたりはしませんけどね。
 続けて2本目の「万沢林道」も先の林道とセットになるメジャーなロングダート。殆どはフラットな状況だが、一部路面保全の為、大き目なガレ石がまかれており、勢いが必要な個所もある。登りの中間あたりで、路面補強でコンクリートが引いてあるところで、KTMがリアスライドで転倒。スピードは出ていなかったから怪我も破損も無いが、気持ちが焦ってるようだったので、少し休憩して気持ちを落ち着かせてから再スタート。
 この林道は頂上付近が一番荒れている印象があったが、その頂上付近は舗装化が進んでいて、ちょっと拍子抜けです。尾根を越えて、下り出しても所々舗装化されている箇所で、KTMが2回目の転倒。舗装路に流れ出てきた泥にタイヤをすくわれたらしい。今回も怪我は無いが、ブレーキペダルが曲がって戻りきれない状況はまずいので、応急処置的に力技で外に引っ張り出し、辛うじて踏んで利く状態までに戻しツーリングを続行。名物の万沢ストレートは健在で、雨が降っているので水溜まりがあったり視界が悪かったりと、スピードは控えめに全員無事に通過。

  

   

 林道を抜けた所で雨のコンディションが止みそうもないので、昼食は近くの道の駅で摂ることに。道の駅ではまだ石油ストーブが炊かれており、濡れているライダーにはホッとするランチポイント。山の中の道の駅の食堂と言う事で山の幸の多いメニューで、濡れて疲れた体が癒されました。
 本日のツーリングもここでお開きとなりましたが、この道の駅に併設されている温泉に入るメンバーや、帰りの渋滞を考量して早めに帰宅したい人に、下道でノンビリ帰るメンバーと、別れて帰路につきました。
次は、7月のキャンプツーリングですので、夜空を見ながらコロナ明けの夏休みを満喫しましょう!