2020年5月のクラブツーリングレポート


 5回の5月のクラブツーリングですが、コロナウィルス感染拡大防止で、全国的に行動自粛が叫ばれる中で大きなイベント活動が出来ませんが、落ち着きつつある5月末と6月初旬に、中部地区で行われている「いなべビッグ」の番外編として、長野県大町チャレンジフィールドでの個人企画のフリー走行イベントへの参加となりました。このコースは以前にも、松本充治さんのBOGTMイベントで数度走ったことがあるので、ビッグでも楽しめるイベントなのです。

 1回目の開催は、5月17日

 一部の地域を除き移動自粛が解除されているとはいえ、参加者は少なめ、関東・中部・関西・北陸のビッグオフライダー22名が集まり、快晴の中での走行会となります。クラブからはKTM1190ADVの辻口さん、アフリカツイン650の高瀬さん、KTM1190ADVの田中さん、CRF1000L-AFの小島さん、DR800Sの篠原さんとMST12EDの土谷の6名。
 会場には、知り合いも多く、挨拶もそこそこにコースイン。以前の情報として、雨が降るとマディーになるこのコースは、モトクロスタイヤを履いた軽量車でもチュルと泥で走行不能になる事を知っていたので心配もありましたが、当日はベストコンディション。ドライコンディションのコースを人数が少ないタイミングを狙って走行を楽しみました。
 お昼過ぎには、CRF1000L-AFの小島さんプロデュースによるスキルチャレンジで、凹凸のあるセクションでタイムアタック。距離的には100m程のエリアにパイロンを立ててコブを超えながらのスラローム走行。各々のチャレンジで、転倒在りミスコースあり、倒木超えありで1分程ですが、バイクの性能・ライダーのテクニックが試される楽しいミニイベント。速くも遅くも皆さん楽しんでいました。

 

  

   

  


 
2回目の開催は6月7日

 コロナ自粛解除が進む中、30数名の参加者が集まります。この日も晴天に恵まれ、熱中症対策を行いながら、前回同様、大いに走ります。
 クラブからの参加は、アフリカツイン750の稲葉さん、CRF1000Lユーラシア大陸横断ライダーの粟野さん、KTM690RALLYレプリカの井口さん、CRF1000Lの小島さん、KTM1190ADVの辻口さん、そしてMTS12EDの土谷です。会場にはキャンプツーリング途中で足を運んでくれたBMWR1200GS/ADVの近藤さんCRF1000L-AFの吉田さんの姿も。
 前回同様、ドライコンディションのコースでは、ビッグオフの本領発揮で、ストレートではアクセルオープンの迫力走行が見られます。一部の上級ライダーは、ヒルクライムチャレンジで300m程の急斜面や、林間エンデューロコースにチャレンジしています。ツーリングタイヤで参加の私は、メインコース(外周)とインコース(登坂有り)を混ぜながらのルートで、オフロードの感触を確かめながら緩やかに楽しみます。
 コースクローズに近い時間になった時、展望台コースより辻口さんが戻ってきません。スタッフが探しに行くと、ちょっとしたチュルで転倒した辻口さんを発見。リカバリーして、ピットまで戻ってくるも、どうやら転倒したバイクの下敷きになり右足を捻ったらしい。体重をかけられない位痛く、そのまま帰路に就くという。荷物の積み込みと発進まで見送り、井口さんが帰路に付き合ってくれると言うので一安心。(後日談として、骨折までは至らなかったようでした)
 毎回ですが、大きな怪我や事故もなく、ジェントルマンなメンバーで開催されるこの手のイベントは、ビッグオフ乗りのライダーにとっては、貴重な体験となります。
 会場をお開きになった私は、帰路に安房トンネルを抜けるツーリングルートを選択。オフロードもオンロードも楽しめるムルティストラーダは、何処を走っても楽しいバイクです。