クラブツーリングレポート 2018年1月28日


 2018年の始まり、1月の相模川猿ヶ島トレーニングのレポート係を仰せつかったXRV750
アフリカツイン(トリコ)の稲葉です。

 さて、振り返ってみれば小生のビッグオフライフもBOCともに18年目を迎えることとなりま
した、年齢は重なるともテクニックは横ばいで、体力がとほほにそんな現状打破の為、今年も
やってきました河川敷トレーニングです。いつものコンビニに集合してあれやこれや、新機種
導入の方や初顔あわせの方々と装備品やらタイヤの話までバイク談義がつきません。
 参加者は以下・・・
土谷@ELEFANT900M、西口@セロー225、高橋@KTM 1190ADV、近藤@KTM 690ED-R、
齊田@690ED-R、稲葉@RD750アフリカツイン(トリコロール)、宇都宮@Vストーム650、
山内@KTM640ADV、辻口@KTM 1190ADV、長谷川@KTM 990ADV-S、高瀬@XRV650アフリカツイン、
斎藤@R1200GS RALLY、 矢板@R1200GS、小島@CRF1000AF、横井@CRF1000AF(ロスマンズ)、若山@CRF250、
松本@KTM SIXDAYS250 小川@XR650R(ランチタイムのみ)

  

 先週の降雪の影響もあまりなく、コースは適度の湿り気があり絶妙のコンディションです、但し、小雪がちらつくかなり肌寒い気温です。例年どおりの周回コースは水たまりが要所要所に点在し、緊張度が上がりました、皆様各人のペースで周回を重ねスキルアップに励んでおられます。
 そして、こぶし大ごろた石&砂場も相変わらずのいい加減です。ここのごろた石は河川の増水具合で毎年コンディションが変わります、よく締まって走りやすい時や浮き石状態で結構ハードな時など毎年楽しませてもらえるところです。さても、通常の林道ツーリングと違い多種多様なハプニングがあまり起こらない1月の猿ヶ島トレーニングなので、今回はビッグオフの“感覚”みたいなものとこれまでの猿ヶ島での練習を織り交ぜてレポートいたします。

   

 たいそうなことを言っていますが、とりあえずバイクの挙動なるものを2,3揚げてみます。250ccのオフ車との相違は、車重と低回転時からのトルクが慣性力となってコーナリングとブレーキング時に体感できる気がします。そんなふうな感覚を改めて体感できるのが、猿ヶ島トレーニングだと思えています。
 周回コースでは車体の上下運動のバランスと加減速時の前後タイヤのトラクションを感じながら、いかに自分なりのスピードで気持ちよく走れるか、バンクへの進入スピードは毎回変化させて遊んでみます。そうですバンクがあるとコーナースピードを落とさずに(逆に手前で減速してクリッピングを過ぎてからアクセルオンだとバンク中が不安定な感じ)一定のトラクションをかけながら旋回したほうが安定した感じがします。

   

 また、イン側の足を出すかどうかはこれからの課題ですけれど、バンクセンサー的に出すのか、ニーグリップを外して車体との一体感とか、軽車両ライディングの時の癖なのか、etc・・・。
 次にごろた石&サンドですが、昨年あたりから何となくわかった気(車体が安定する感じ)で、ひたすらアクセルオン(パーシャルだけはなし)と後輪加重で遊ぶことですか。

   

 ごろた石で転けたら痛い、車体にダメージがと負のイメージが先行すると、ハンドルにガチガチにかじりついておっとり刀で走っても転ける、やっぱり転けたと負の連鎖で走っていて楽しくない。
 話は少しはずれますが、先だってのビッグオフミニの雪中行軍(氷上行軍)でいやと言うほど転けましたので、モーターサイクルの転倒事象について少なからず考えさせられました。

   

 イメージとしては石の頭の上をつなぐようにして走る感じです、グリップ走行とリアスライドの中間というか混ぜ混ぜと言うか、ようはフロントタイヤが跳ねて明後日の方向に滑らなければ転けない、慣性力を車体がまっすぐ前進方向に向くよう常に保持する感じがします。
 さて、サンドですがはっきり言ってよくわかりません、ビッグオフ乗りたての時、大洗海岸で、やはりトレーニングに参加しましたが埋まりました(BOC HP 扉絵アルバムクラブ通信17号 2003年1月参照)たぶん砂粒の大きさと水分量でないかと。

   

 猿ヶ島では手前(堤防側)の砂場ではほとんど埋まりません。途中で止まってしまっても穴掘りしないでそのまま発進します。湿り気が多い分砂粒か重い気がします。ただし、河川(流水側)になるほど砂がフカフカになるので進入から一気に駆け抜けます。ここではパワーまかせで埋まる前に進む感じでバランスだけに注意して「どっかん!」てな感じです。
 なんせ地面が砂なんでフロントタイヤが多少明後日のほうに向いていても、トルクで押していっていると、そのうちハンドルは真っ直ぐに向かいます。あえて言葉にするとそれは後輪加重と微妙なアクセルワークは必要な気がします。車体の動向(アクション)に体が反応してかってに動いている感じです。
 ですから大洗のようにずっとフカフカが続くような箇所ではだぶん埋まる気がします。サンドで楽しく走るにはどんなスキルがいるのでしょうか、たぶん雪中と同じく軽量車で楽しむのが1番ではないかと・・・。

   

 最後になりますが、ごろた石&サンド(あれこれ)猿ヶ島リエゾン道の大回り周回コースですが、急坂直登後に90度左ターン(右折だと怖い)してリエゾン道直線を3速全開(気持ちだけ)フルブレーキしてまた90度左ターンで急坂下りの後、サンドエリアを駆け抜けて、流水ゾーン沿いごろた石エリアとプチ水中コースを回りフカフカサンドを経由して1周になります。隔月サンデー林道ライダーには1周だけで満腹コースです。
 おなかも空いてきたところで、昼食となり河川敷を後にこれも恒例のレストランへ向かいます。昨年はライスがちょうど売り切れて30分待ちがあったのですが、今年はライスの在庫も確認済みと言うことで、定食+サラダ・コーヒーセットでこちらでも満腹となった次第です。
 参加された皆様お疲れ様でした。小雪混じりで寒かったけれど楽しいい日でした。