2016年7月 クラブキャンプツーリングレポート


 今回レポートを書かせていただいた梅野@XR650Rです。

 ポケモンGOでもゲットできないレアキャラです。いい時代となったもので、行
動履歴はLINEや写真データから、周辺の林道はネットで再調査し、会長にも聞い
てカンニングしながら書きました。間違いがあったらすいません。
 天気が心配される中、奇跡的に晴れ(降らな)そうな感じがしたのでがぜん盛り
上がり、前日荷造りして、準備して朝起きて、犬の散歩して、飯食って、ガソリン
入れて余裕で出たつもりが、首都高4号線に入ってから渋滞開始。隙間をかいくぐっ
て走っていると赤いチカチカしたバイクが二台先行しており、しばらく八王子まで
先導していただき談合坂に着いた時は、集合時間8時プラス40分。皆さん出ると
ころでした。すいません。
  松田さんに次のIC諏訪南、距離は100km位と聞いたので、ここまで110km、足して210kmは持たないと思いガソリン入れて追いかけました。諏訪南まで105km、降りて、皆さんのいるコンビニの手前のスタンドでまたガソリンを入れてから、コンビニに到着しました。
 相変わらず、会長エレファントをはじめとする圧倒される集団です。車重200kg以下お断りでなくてよかった。そうだ会長は名古屋から一度キャンプ場に寄ってからでしたっけ。ご苦労様です。

   

 みなさんのバイクを眺めていたら同じXRの池内さん。チェーン張りすぎじゃないとの一言。確かマニュアルでは合わすとこんな感じだが、パツンパツンの様な気もしたのでその場で調整を開始。しかしアクスルナットが回らない。モンキーでは舐めてしまう。以前は片口メガネを入れていたのですが、モンキーでいいやと抜いてしまいました。こりゃ困った。林道でパツンと切れてしまったら大事ジャワ。しかしこれだけメンバーがいるとだれか持っているもんです。西口様。ありがとうございます。おかげで緩めに出来ました。これでゆるゆるバイクライフが可能です (意味不明)。昼飯は道の駅で食べるとのこと。コンビニでどら焼き一つ補給して10時半位に出発しました。
 国道20号を少々走り、どっかから入笠山方面へ。入笠山付近はハイカーでいっぱいです。何が見頃なんだろう?入笠山の麓を回っていると斜面にBIGOFFよりでかい牛がたくさん。突然走り出します。誰や、牛を脅かしたのは?牛の脱走防止ゲートを越えたところで小休止、しばし歓談。ここは昔、2008年じゃったかのう、GARRRのKTMとBMWの試乗企画があったんじゃ。というところです。

   

 一服してから林道スタート。ここはフラットダート、あっという間に消えていきます。まあテント背負っているし、安全運転やな。とてもヘビーそうな古パニア、いやフルパニアの田中さんも安全運転だし。林道を抜け気分は昼ごはん。ロードのリエゾン区間。美和湖岸を走り、道の駅「南アルプスむら長谷」へ到着。一同、降車。
 少し曇っていてそんなに暑くない。高原はいいなぁとレストランへ。ごつい服を着たおっさん連中は外の席の方が似合いだぜと、軒下の座席に。注文しに行くとご飯が危ないとのうわさが流れましたが、でもみなさん食べられたようです。雑穀カレーにも惹かれましたが、シラス丼そば付きを注文。山の中でなぜシラス?なぜ福岡からシラスが?と疑問に答えることなくシラスは胃の中に流れ込んでいきました。一部の方達はソフトクリームまで手を伸ばしていました。

   

 ソフトクリームの後はこのままキャンプ場かという空気を断ち切り、一同鋭意、次の林道、高嶺線へブロロロン。ここは先ほどとは違い、水溜まりも多く、ガレ目です。そういえばここのところ雨も多かったかな。先ほどのまったり感はどこへやら、重量級ながらみなさんさっさと林の中へと消えていきました。ライン取りを考えながら、前車の轍を追いながら、水溜まりを避け、避けられない水たまりは、ど真ん中は滑らない会長理論で水しぶきをあげながら越えていきます。
 稜線に出て見晴らしの良いところで一同休憩。気が付くと高橋さんのKTMに草が生えています。よく見るとミラーにヒビが。地球と仲良くしたようです。おれんちの駐車場には見慣れない草が生えているのはこのせいかとか、談笑しながら涼んでましたが、後続3台がなかな来ません。最軽量車ということで折り返して様子を見に行くと、一騒動あったようで、田中さんが災難にあってました。フル装備で抑えて走っていたのですが、前輪が溝にはまってしまい、そのまま転倒したようです。駆けつけたときには会長と松田さんが復旧した後で、しばらく念入りに現場検証をしてから稜線の休憩場に。再度田中さんの転倒について復習しているとカブがスーッと走っていきました。軽い車体は舗装路と変わりないようにすいすいと消えていきました。

   

 さらに一服した後、残りの林道を攻め入りました。ヌタ系は続きますが先ほどほどひどくガレてないのでぼちぼち行けます。先ほどのカブはちょっと先で休んでました。高度が下がり、再び林の中へ。ふと後続の気配が消えました。とりあえずクラクションを鳴らしながら戻ってみると再び田中さん。パニアの角に穴が開いて大事かと思っていたら、もっと大変なことに可倒式でないシフトペダルがやな感じで曲がってました。ここで会長ドラえもんの四次元工具ポケットから8mmのロングボルト登場。曲がってしまった部分を引っぺがしあっという間にシフトレバーを再生してしまいました。しばし反省の後、皆さんと合流し、キャンプ場へ向かいました。
 もみじ湖畔を通り、樽尾沢キャンプ場へ。ここは無料です。波方さんがすでについていて軽く場所取りをしてくれていました。結構先客が多いの、もう一つ奥のサイトに移動することにしました。こちらは先客のテント一張りのみ、鼾がうるさいから奥へ、木陰がいい、朝日が当たらないとか、思い思いの場所に各自テントが張れるほど空いていました。私は昨年買ってはじめて使うテントと苦戦してなんとか張れました。

   

 今までの23年物のアルペン四人用\3,980から一人用にダウンサイジングしたけどフライシートの下とかにブーツとかおけるのでまあまあ使えます。しか~し、懐中電灯が見当たりません。まあいいか。
 皆さんテントが決まると、日帰りで帰る川島さん、別のクラブのキャンプに参加する田中さんと別れ、温泉直行隊の松田さん、西口さん、近藤さん、買出し隊、辻口さん、高橋さん、稲葉さん、私と会長、即宴会隊に分かれ、前者二つは町へ出かけました。買い出し隊は隊長が名古屋から乗ってきたトランポに一同乗り込み、町のスーパーに。波方さんが焼きそばを持ってきてくれてたので残りの分を追加。発泡酒、ノンアルコールビール、バーボン、チューハイ、茶と生ハム、ギョーザ・・・と適当に買い込み積み込み、移動先のキャンプ場は水が出なくなったのでポリタンをホームセンターで買足しました。そして買出し部隊もそのまま温泉送り。会長が1時間もしたらまた迎えに来るそうです。なんてお優しい、お・か・た。
 水をポリタンに詰めてでキャンプ場に着いたら水道が復旧してました。即宴会隊はすっかり出来上がっていましたが、料理長、波方さんはしっかり火を起こしていてくれてました。酒を飲みながらキャンプから参加の村尾さん達と一緒に、買ってきた食材を適当に調理しながら、宴会席は始まりました。キャンプ参加の水場には照明もあり、調理にも特に不自由なく、飲んでいるうちに記憶がなくなり、気が付くとテントの中で朝でした。

   

 年よりはやはり起きてしまうもの。5時位に目が覚め酔い覚ましに軽くダム周辺をジョギング。キャンプ場のすぐ川上の箕輪ダムはとても立派で決壊したらクラブ員は全滅するくらい立派です。ふと帰ってくるとみなさんも食事が終わったようでやはり朝が早い。何か食べるものはないかと迷っていると稲葉さんがコンロを貸してくれてラーメンを食すことができました。ありがとうございます。次こそはコンロを持って行きます。どうも手ぶらでキャンプに行く癖が抜けないようです。ラーメンを食べ終わり、ゆるゆると濡れたテントを畳むか、置いて行ってまた取りに来るか悩んで、結局畳んでしまったら、ザックが一つしかないので中途半端に荷物を置いていくのも面倒なのでこのまま全部持って行ってしまえと片付けをしていると、見つけました。懐中電灯。やっぱちゃんと持ってるじゃん。
 ではボチボチ出発です。波方さん、いろいろありがとうございます。あれ?池内さんも手を振ってお見送りです??ダム脇を登りもみじ湖畔を抜け、一回間違えてUターンしてゴルフ場脇の集合場所に到着。野宿隊はすぐに来ました。こちらもピカピカのTIGERやBMWの巨体がずらり。とWRやXRの250もいます。隊長は、ケンシロウのようなGパンにプロテクタのいでたちの方です。よく見ると左舷に魚雷発射管が二本装備されています。噂では赤や白やロゼと呼ばれる魚雷が装填され、夜発射されるそうで、昨晩も発射したようです。
 まず軽く県道211号線の林道を一往復。こちらはほぼフラットで、村尾さんもズリズリと走っています。ふと気が付いたんですが、250cc部隊もセル付き。キックは自分一人だけでした。池内さ~ん!でもう一本下りの林道を通り待ちに出てコンビニで早めの昼食となりました。

  

 コンビニにずらっとバイクを並べ、一同昼食をとります。どうも雲行きが怪しく、うどんを食べていると雨が降り出しました。皆さん軒下に並んで雨宿りしているんですが、なかなか雨はやみそうもありません。カッパを出すかどうするか、今日はずっと雨だとか、いろいろな情報が交錯する中、カッパを出しました。そしてスタート。R152の峠を上っていき。ちょっと行き過ぎてUターン。でも今日は鎖が張ってたため入れませんでした。雨も上がったような感じですが、まだまだ我慢。元に戻って北の林道田無川線へ。
 工事中のようです。ユンボをどかしてくれるのでしばし休憩。どいてくれたところで再発進。コーナーは時々ヌタってますが、荒れてなく気持ちの良いダートです。めりめりと進行してほぼ走り終えたところで休憩、歓談となります。そこから枝道のピストン林道があるので荷物を置いてアタック。野宿隊のWRとBMW2台がアタック。付いていきます。
 一本目はそこそこの登り、無事ピストン、途中の分岐で残るは2本ですが、どう見ても伐採用の林道、とてもチュルチュルでやめといた方がいい感じ。WRはさっさと行って降りてきたところです。残り一本に果敢にアタック。タイトな九十九折を上っていて、あとターン一本のところでエンスト=>転倒。自動クラッチがあれば、、、後ろのBMWさんに手伝ってもらい起こしてキックをするけどかかりません。そのまま下り坂を利用して押し掛けで戻りました。

   

 左折して登って中央道を潜って細い道を進んでいくと、そこは行き止まりでした。20台弱のバイクがそこかしでUターン。晴れ上がりカッパの身にはとても堪えました。誰も入ってこないので小休止。殆ど役に立たなかったカッパを脱ぎます。ケンシロウ隊長が人数確認をすると2名足りない。そういえば松田さんと田中さんがいない。もしやと思いもう一度奥まで歩いていくといました。田中さんがかなり先の急坂まで突っ込んでにっちもさっちも行かない状態になっていました。一人二人ではと思いビッグオフも4人で取り囲むとなんとか動かせます。急坂をバックで平らなところまで下りてUターン。今日は多いなあ。曲がるのを一本間違えてたようで、戻って正常な道に復帰。寺の前で一休み。隊長がカウントするとまた2名不足。そういえば松田さんがいない。山内さんも電話とLINEで呼び出して復旧しました。その間にWRが給油に行ってました。
 今度こそ今日4本目の林道に。中央道の横を抜けダートに入り、いい感じで湿ってきたところで一同止まれ~。何気ない顔で降りて行って、荷物をつんでそろそろ出発になり、野宿隊の方とお別れとなり、BOCのメンバーはキャンプ場に片づけにもみじ湖方面へ向かいました。私は荷物も持ってたのと、神奈川
の実家による用があったのでそのままもと来た林道を戻って、諏訪ICから高速でビュバーンと帰ろうと思ってキックを踏むにもかかりません。
 さっきこけたから少しカブリ気味ということで、しばらくキックした後、あとは若い人にということで野宿隊の若い方にキックをしてもらい、エンジンをかけてもらい無事山を下りました。実家寄って帰着22時。次の日が休みで良かった。
 ちなみに翌日、昔積んでいた24mmのレンチを倉庫で探したのですが見つかりません。もしやと思ってみるとしっかり車載工具箱の中に入ってました。こんなんばっか。。