2016年3月のクラブツーリングレポート


 こんにちは、今回ツーリングレポートを担当させて頂く、辻口with 1190ADV-Rです。

 ビッグオフ歴は3年にも満たないのですが、皆さんの影響もありどんどんビッグオフ
の楽しさにハマり、比例するようにバイク関連支出が増えております。
 さて、今回のツーリングルートは千葉。会長いわく「南房総半島のメインコース」と
のこと。春のDOAでもお馴染みのコースも含まれており、参加予定の皆様にとっては、
試走にもってこいのルートだったのではないでしょうか?
 参加者は、会長(ELEFANT900M)、松田(R100GA)、高橋(忠)(XC800)、
小川(XR650R)、池内(XR650R)、浅井(KTM990ADV-S)、篠原(R80GS)、
近藤(690ENDURO)、佐多(F650GD)、辻口(KTM1190ADV-R)、
川島(SV650 Vストローム)、荒尾(F650GS)、山内8KTM640ADV)、
辻(R100GS/PD)、田中(タイガーエクスプローラー1200)の合計15名(敬称略)。
 会長、小川、池内、近藤、辻、浅井、辻口というメンバーは、横須賀からフェリーで向かい、金谷側集合のメンバーと無事合流。近藤さんはおNewの690 Enduroに、これまたおNewの908RRタイヤを履いておられ、ご機嫌なご様子でした。新車はいいですねえ。川島さんのVストロームも新車でしたね。あの「怪鳥」くちばしは、DRから続くスズキの専売特許で、GSのほうが真似したんでしたよね?(確か)

  

 さて、心配された天候も、朝は肌寒いものの雨は降っておらず、無事全員でスタート。ケツ持ちは、会長と松田さんにお願いして、それ以外のメンバーはそれほど荒れていない金谷元名林道を快調に進みます。初参加で巨大なエクスプローラーでご参加の田中さんも、苦労しつつも楽しみながらライディング。
 順調に進む一行ですが、山中林道で川島さんのVストロームが転倒。フロント滑ったんでしたっけ?タイヤもブロックではないので仕方がないところですが、休憩所で皆でバイクを取り囲んでダメージチェック。外装はそれほど傷んでおらず一安心でしたが、残念なことにクラッチレバーが破損。しかも、「そこから折れる」ために入れてある切り込みからではなく、もっと根本の部分から折れていた模様。運良くハンドガードの受けの部分で支持されていてクラッチレバーは落ちてこなかったですが、悪くするとクラッチ切れない感じの破損でした。その後全工程クリアされたということは、何とかなったということですよね?テクニックでカバーされたんでしょうか?

  

 次の大山・横尾林道はDOAでもよく通りますが、下りが全くもって整備されておらず、深い轍とヌタ場が放置されています。会長いわく「ここ、ずっとこのまんまだよね」ということなので、補修する気ないんでしょうね。雨が降っていなければチャレンジングではありますが、ビッグオフでも超えていける道です。ただ、雨が降ってヌタ場が悪化していると場所によっては辛いでしょうね。DOAで、またぞろ巨大な象さんが泥遊びをして、渋滞が発生する様が目に浮かびます。
 個人的に次の高山林道では、池内さんに背後に着かれて焦りました。巨大な1190 Rを持て余していると、後ろから元気な還暦上がり(失礼!)が駆る、XR650Rの爆音が、、、「早よ行け!もっと回せ!」と急かされているようで、怖いー。お陰で、追い込むライディングを楽しむことができました。冷や汗かいたけど。

     

 お次は林道柚ノ木線では出口付近にある「即席ヒルクライム広場」でしばしお遊び。小規模のヒルクライムが二段構成になっていて、果敢に攻めるライダーと見物のライダーが大体半分づつでしたでしょうか?私もトライしましたが、下のほうは全く問題ないですが、上の方は結構急でして、チキンな私は断念しました。浅井さんが990ADV-Sを駆って果敢に上の急坂も越えて行かれるのを見ながら、私と篠原さんで「あの男坂は辛いよね?」としばし歓談。

  

 最後はマザー牧場付近まで舗装路で戻り、鬼泪山林道へ。こちらは結構がれていて、こぶし以上の大きさの石もごろごろしており結構ハード。暫く行って皆で休憩すれども、後続の田中さんとケツ持ち部隊が現れず。しばし歓談するもなかなか来ないので、うららかな春の日差しに誘われた近藤さんはしばしお昼寝。春眠暁を覚えずですな。救援部隊も差し向けて、なんとか合流した後続部隊。やはりエクスプローラーであのガレ場は大変だったようで、左右に数度転倒、左ウインカーは破損しておりました。ただ、頑丈なエンジンガードのおかげで、自走には全くもったいない程度の軽微な破損だったのは何よりです。
 全員でしばし歓談するものの、既に西日も大分陰ってくる時間なので、お開きとするために最後の林道下りを駆け抜け、舗装路で後続を待ちます。下りで短距離だったので問題ないかと思いきや、またも後続が来ません。何かあったか見に行ったメンバーから「KTMのビッグオフ来て!」という指示が。私と浅井さんで戻ってみると、なんと山内さんの640のフロントがパンク。フロントアクスルに合うサイズのレンチの持ち合わせがなく立ち往生していたとのこと。

  

 やはり同じメーカーの車両の車載工具なら使えるものが多いという、経験者の予想的中。無事私がもっていたタイヤレバー兼レンチがサイズ適合したので、無事交換が完了しました。舗装路まで出てきていたとはいえ、やはり路上でタイヤ外してのパンク修理は大変ですねえ。山内さん、結局一人でされてましたが、あれを私は林道で一人でできる気がしないなあ。練習しよう。
 ということで、複数車両の転倒はあったものの大事には至らず、皆三々五々帰宅。北上して海ほたる経由で帰る方もおられましたが、私は来た道もどってまたフェリーで横須賀へ。金谷のフェリー乗り場では、トランポで来ていた篠原さんが「パンク大丈夫だった?」と心配頂いていました。救援待機頂きありがとうございました。で、その篠原さん。「お金がもったいない」ということで海ほたる経由にしようとされていたものの、皆で寄ってたかって「道混んでるよ」「疲れてるから渋滞の中を運転しないほうが良いよ」と言いくるめ、結局フェリー仲間に引きずり込みました。
 ということで、無事春の千葉のオフロードも満喫できました。初参加のエクスプローラー田中さんも「腕を磨いてから再チャレンジ」表明されていましたね。皆さんとは次回DOAでお会いする感じですかね?