レポートは　アフリカツインより数年ぶりにクラブに復活した
　　　　　　　　　　　　　　　　　　KTM640アドベンチャーの山内です。

　昨年のADV8以来、KTMで長距離のツーリングはしておらず、ましてや車種問わ
ずキャンプツーリングも２年ほど前の群馬トレイルレイド以降していない。ブーツを
履くのも７か月振り。
　午前３時に起きて５時には自宅を出発するつもりが、ぐずぐず荷造りして出発した
のは午前６時30分。談合坂８時集合は無理かと思ったが、ぎりぎり８時の集合に間
に合った。談合坂SA入口で会長のエレファントに抜かされ二輪車駐輪場へ向かうと
既に知った顔の方が何人か居てしばし談笑。　次の集合場所諏訪南ICへ向かうが、
高速道路上は一向に涼しくなく甲府を過ぎて多少高度が上がっても変わらない。
　皆と一緒にSAを出発すれば良かったのだが、巡行速度が遅いので早めに出発し
たのが裏目に出た。暑くて意識が朦朧としていたらしく岡谷JCT辺りで諏訪南ICを
通り過ぎた事に気付いた。

　　　

　岡谷ＩＣを一旦出て諏訪南ＩＣまで戻るが皆が居ない。林道に向かう途中のローソンで100GSの藤原氏と合流。しかし待ち合わせのコンビニを間違えたらしく、しばし本隊の合流を二人で待つ。
　暫し談笑の後、本隊と共に目前の国道20号線を諏訪方面に１ｋｍほど走り、青柳駅の近くで左折して金沢林道に入る。前回来た時は直ぐに未舗装路だったが大分舗装されていてダートは中腹から。芝平峠を越えて県道211号線「芝平高遠線」方面へ下りる。

　　　

いつもの道の駅にて昼食後に来た道を少し戻って林道「町道高嶺線」を目指す。
　林道「町道高嶺線」では快走できたが、買ったばかりのサイドバッグの底にリヤタイヤが当たり穴が空いていたため、軽いショックを受け、その後はスローダウン。リヤタイヤとサイドバッグの底まで30ｃｍ以上は隙間が空いていたはずだが、そんなにストロークするものかと感心した。

　　

　金沢峠経由で千代田湖横を通り山を下りて、国道152号線を右折、直ぐに左折して前に来た時は砂利道で今は舗装路の日影入林道で樽尾沢キャンプ場を目指す。キャンプ場到着後は各自早々にテントを張り、風呂を目指す者、一杯やる者に分かれた。自分は夜の喧騒を避け（笑）、入口駐車場近くにテントを張った。

　　　

　風呂から戻ったら、直ぐに宴会の始まり、久し振りの松田夫妻と波方（熊波）さんが段取りしておいてくれたので、我々オフローダーは気軽に参加できた。周りのキャンパーに迷惑を掛けないよう、午後10時に閉店（笑）就寝を指示されたいたので早々にテントに潜り込み就寝。BMW F800の小山女史もあまり飲まずに寝たようだ。

　　

　流石に真夏とはいえ山の朝は冷え込み、日の出が早い事もあって５時頃には目が覚めた。他の人も同様で既に起きていて談笑していた。ソロのキャンプツーリングでは有り得ないが、朝食はそうめん。昨晩同様に皆で食べて、その後はのんびりテントを畳んだ。
　さて、全員荷物は片づけ、帰宅組と当日合流した方と林道走行する組に分かれて出発。宿泊した樽尾沢キャンプ場の直ぐ脇の舗装路を大分長い事上ると、頂上付近で左折して山の稜線沿いを走る細い林道に入る。見晴らしは悪いが中々走り易く面白い林道だった（ツーリングマップルに林道名の記載無し）

　　

　この道は12年か13年前のクラブ創設10周年イベントで走った道で、暫く行ったところで分岐を右折し下って行った。昔走った時と同じで草が生い茂り地面が見えない。草の上を走っているので滑る滑る。その後石がゴロゴロしていたと記憶していたが整地されてガレている箇所は無かった。
　国道152号線に出て左折、暫く走って昨日通った千代田湖方面に行く道を右折して町道高嶺線の入口を目指したが入口到着頃には雲行きが怪しくなり、パラパラと雨が降り出した。会長の判断で全線通過は無理と考え、町道高嶺線ショートカットのため途中左折し帰路についた。

　　

　最初は何でもない道であったが路面の判断がつかない場所があったり、だんだん傾斜がきつくなってくると雨水で作られた溝が深くなり、土質も柔らかくスリルが増してきた。タイヤがロード寄りなので停まらない。買って間もないので倒したくないんだよな。
　何とか皆が待っている所まで辿りついて後続を待っていたが、中々やって来ない。何となく想像はつくのだが・・・。
　30分位は待っただろうか？痺れを切らした二人がヌタヌタの道を戻って様子を見に行って直ぐに叫び声にも似た激しいクラクションが聞こえた・・・・これも何となく想像がつくのだが・・・（笑）数十メートル上の林道ではドラマがあったようだが、当事者だけの秘密である。
　その後、後続も無事合流したが土砂降りになり１時間ほど廃屋で雨宿りした。雨も小降りになり、昨日通った林道を逆走して金沢峠経由で先程来た道を戻った。

　　

　キャンプ場へ戻る途中で100GSの藤原氏がレストランを発見し皆で昼食。愛車を見ながら食事をできるなんてバイク好きには堪りませんな！
　キャンプ場に戻り各自荷物を積んで「高速道路直帰組」と「もう一本いっとく？（林道）組」に分かれ今回自分は林道組で帰宅した。昨日サイドバッグに穴を開けたので、この林道ではゆっくりリヤサスのストロークを使わないように走った。

　　　

　昨日と同じ諏訪南ＩＣから中央高速に入って帰路についたが、排気量の大きな数人は先行してあっという間に彼方に消えてしまった。お決まりだが、談合坂トンネル辺りから相模湖ＩＣまで渋滞で意識が朦朧としてきた。
　何とか待ち合わせの藤野ＰＡに辿り着いたが、先行していた数人は待ち切れず帰宅。その後、皆が到着して夕食を一緒に食べるはずが満席のため出発。
　自分は初めて八王子ＪＣＴ経由で圏央道を利用した。空いていてあっという間に厚木についたのでびっくり。
　しかし、厚木ＩＣから国道246号線→町田から保土ヶ谷バイパス経由で帰宅したのだが、往路の所要時間とあまり変わらなかった。早く全線開通して欲しい。今回の走行距離　約620ｋｍ。