2014年1月のクラブツーリングレポート

 本日のレポートはKTM350フリーライドで参加の辻さんです

 日時は2014年1月19日(日)、集合場所(ファミリーマート厚木上不知火店)
に集まっ たビッグオフメンバーは総勢14名。
 土谷さん(エレファント)、稲葉さん(アフリカ)、望月さん(小型のアフリカ?)、
浅井さん(KTM990ADV-R)、岡田さん(R1100GS)、川島さん(KLE400)、
加瀬さん(KTM690ENDURO)、池内さん(ハスクバーナENDURO360C)、
山内さん(KTM640Rally)、松田さん(XR250R)、高橋さん(KTM1190ADV-R)、
松木さん(KTM990ADV-R)、西口さん(TIGER XC800)、田澤さん(友情出演のR1200GS)。
 冬眠中のR100GS/PDを家に残し、今回は昨年暮れに同居を始めたKTM350フリーライドで参加することにした私くし、辻です。えっ、ビッグオフの集まりに350ccで参加することに後ろめたさを感じなかったか?!そりゃあ感じましたよ、少しは。でも今日びパリダカのMOTO部門も450cc。ビッグオフの定義も変わってきてるんです。
 小排気量の方が環境に優しいし転倒して足を挟まれることはないし、スタックして人手を借りる手間もないし、ガス欠でも押して歩けるし、部品代も安いし。しかも今回は「身体ならし」という大義名分つき(ビッグオフロード通信1月号に書いてありました)。場所も高速を利用しない近場の河原。てなわけで皆さん、ごめんあそばせ。

  

 どうでもいい話が長くなったが、今回集合場所に集まったのは8台。初参加者はKTM690エンデューロRの加瀬さん。バイクをたくさんお持ちらしく、オンオフあわせて家には6台ほどあるというから、まさに篠ちゃん級(今回は不参加)。ただ者ではなさそうだ。
 「さあ出発」と皆が走り出すと同時に、異常なほどの白煙が辺りを覆う。見回すと2スト音を奏でながら池内さんのクラシック・ハスクが隊列を追い抜いていく。

   

 そして、まずはいつものオーバルコースへ。ここは道路沿いのだだっ広いコースで、この河川敷が「庭」だという浅井さんによると1週間前の事前情報では、ぬかるみがかなり残っているとのことだったが、前日もまた偵察に行ってくれてコンディションはよいとの報告どおり、かなり走りやすい。初めのうちは慎重に走っていた人も、路面状況が把握できるとだんだんアクセルを開ける幅も大きくなっていくのはいつものこと。
 しかし、なんといっても今回の主役?!は土谷隊長のヘルメットに取り付けられたGoPro Hero3(以下GoPro3)なるビデオカメラ。画像は広くゆがみがなく、逆光もものともしない。噂に違わず大変な高性能である。ヘルメットの前方と後方に2台がレンズを光らせ、どんな転倒シーンも逃さない。おっと、早速獲物を捕らえたようだ。

  

 カーブの溝にタイヤを取られ転倒したKLE川島さんが最初の餌食。転んだ本人は困っているというのに、残酷にもカメラはその姿を追い続ける。しかも後ろ向きに取り付けられたカメラは、撮られていると気付かない見物人の表情までも克明に捉えている。中には鼻くそをほじっている輩も(いませんでした)。
 しばらくオーバルコースで楽しく走っていると、ピカピカのパールオレンジKTM山内さんが到着。そして残念ながらKTM690エンデューロR加瀬さん、R1100GS岡田さんが所用のためここで離脱。一行は草が生い茂る迷路のような道を右へ左へ分け入り、川沿いのコース「猿ヶ島」へ。ここは知る人ぞ知る無料のオフロードコース。常連も多く、浅井さんもその一人。ここで初参加のR1200GS啓明さんと合流。

    

 一行は到着するや一休みするまもなくコースへ入り、アクセルオン。こちらも負けじとばかり、皆の後を追ってコースへ。周回を重ねるうちにラインを変えてみたり、ジャンプしてみたり、初めて走ったがこれが結構楽しい。さらにここで松田さんが合流。
 「やはり軽量車で来てよかった」などとのん気に考えながら走っているときには、まさか、これから自分がGoPro3の餌食になろうとは夢にも思っていなかった…。何周かしていたときである。ふと気付くと後ろにビッグバイクの気配。どんどん距離を詰めてくるではないか。ええい、こしゃくな。次のカーブで引き離そうと思った瞬間、インに切り込みすぎた前輪が石の上でスリップ。そのままスッテンコロリ。すぐ後ろに迫っていたバイクも避け切れなかったらしくコテン。よく見ると、なんと浅井さんであった。どうりで振り払えなかったわけだと妙に納得しながら、自分のバイクはさておき、浅井さんのアドベンチャーを起こすのを手伝う。と、そのとき浅井さんの後ろを走っていた土谷隊長のヘルメットに取り付けられたGoPro3がしっかり自分にロックオンされていたことに気付き愕然とする。「じぇじぇじぇ。やめてくれ〜、GoPro3」。

  

 というわけで楽しい新年走行会も終わり、皆で昼飯でも食べましょうということになり、ガスト相模原原当麻店へ向かう。河川敷のゲートを出ようとしたとき、前を走っていた稲葉さんのアフリカに異常事態が発生。エンジンがかからないらしい。多分ガソリンがなくなったのだろうとリザーブに切り替えようとした稲葉さんがフリーズ。なんとコックがすでにリザーブだったのである。
 近くにガソリンスタンドはない。そのとき、万が一に備え自分のリュックにガソリンの1リットルボトルが入っていたことを思い出し、早速アフリカに注入。いやはや、ひょんなところで役に立って何よりでした。 ガストに着いて食事を始めると、西口さん、松木さん、高橋さんの3羽カラスが到着。賑やかな新年走行会の締めくくりでありました。めでたし・めでたし。

 

 
追記・・・
 それにしても恐るべき新兵器GoPro3。 ガストで自分の恥ずかしい映像を見ながら更なる技術向上を誓うのであった。15時解散。冷たい北風が強くなる中、帰路に着く。途中でナンバープレートがはずれて焦ったが、タイラップで何とかしのいで帰宅。ふー。