9月のクラブツーリングレポート  

 今回レポートさせて頂きます、白井です。

このクラブ1年半の新参者ですが、愛車のXR 400Rもかれこれ2年になります。
 初の250オーバーと言う事で、期待して購入したのですが、さて、乗ってみる
と、これが大変なシロモノでした。セルがないのは、仕方がないとして、まず
エンジンが掛けられない。シングルの始動シーケンスは理解していましたし、
特に苦手なつもりはなかったのですが、とにかく掛からない。おまけに、やた
らシートが高く、足がまったく着かない。とまぁ、逆車コンペモデルを公道で
乗る事の厳しさを、いきなり思い知る事になったわけです。問題を自力で解決
できる、知識と腕が必要だって事に、買った後で気付いたのでした。なんか踏
んだり蹴ったりですが、付き合いが深まると、買って良かったと思うようにな
るんです、これが。
 使い勝手の悪さにウンザリしながらも、しばらく乗っていると、色々と癖がわかってきました。そういえば、同じXR650乗りの梅野さんも同じような事言ってたな。不思議なバイクですが、こんな訳で今はカスタマイズして、マルチパーパスなバイクに改造済みです。
 さて、今回の赤城ですが、実は私のメインコースで、年に3回〜6回は行っているエリアです。10月26日当日は、残夏も終わりさわやかな秋晴れで、条件は最高でした。
 6時前に自宅を出発し、まず第一ポイントの高坂サービスエリアに7時前に到着しました。まだ誰もいないかな、と思いきや、なんと会長のカジバがあるではないか?またWR250Zが横に。カートさんかな。その後松田さんや松井さんらが、いつものメンバーがこぞって到着し、なごろんでいました。今日は天気も良いし、かなり台数が集まりそうな予感がしました。やっぱり秋のツーリングはたまりませんね。

  

 1時間ぐらい駄弁って第二ポイントに出発したわけですが、私もこの場所がどこか分からなかったのですが、いざ到着してみると、な、なんと大間々のいつものセブンイレブンではないか!! ここはいつも入山前に食料、水を調達する場所だったんです。なんだぁー!ここだったら直接来れば良かったかな。なんて思ったりして、回りを見回したら居るは居るは、いつもの顔ぶれが。結局、今回の台数は14台。
 内訳は、土谷会長ELEFANT900M、松田さんR100GS、松井さんLC-8 990ADV-R、川島さんKLE400、稲葉さんアフリカツイン、高橋さんアフリカツイン、合田さんアフリカツイン、二木さんアフリカツイン、吉田さんF6GD、佐多さんF6GD、梅野さんXR650R、カートさんWR250Z、松木友達LC-8 990ADV-S、そして私XR400 以上になります。
 私は今年は房総のみ参加だったので、皆さんとは半年振りのご対面です。やっぱりいいな、このクラブは。と、久しぶりにバイクに乗ったのと、個人的に私生活で一段落着いた所だったので、年甲斐もなく感激したりして。(歓喜)
 さていよいよ10時頃出発し、私の以前と同じ行き方で122号から、小中で左折し大滝を通り、小中新地林道から新地林道へ出て最後に東栗原林道を経て、吹き割りの滝周辺へ抜けるルートです。実はこの周辺には面白い廃道がかなりあるのですが、(250以下でさえ、やっと通れるガレ場や林道)ビッグオフではとても走破できそうもないし、今回はパスせざるを得ません。悲しい事に、しょっぱなの小中新地林道も3年前に比べ舗装率80%くらいになり、ますますダートが少なくなってしまいました。 
 袈裟丸山を過ぎたあたりから、いよいよ林道突入となり、アドレナリンが出始めかかったところで、な、なんと先頭の会長の愛車が・・・・。私も4台後ろだったのですが、転倒シーンは見られず仕舞いでしたが、目前にはカジバ号が横たわって、道をふさいでいるではないか!!!

  

 しかもダート突入後わずか30秒くらいの場所で。出来る事ならこのシーンはビデオ撮影しておけば。(すいません。)なんて思いながら車体を起こしてみると、シフトレバーが曲がり、ケース下部からわずかにオイルが漏れているような感じが。原因は、どうもリヤタイヤがスリップしたようです。
 私はこのメンバーと走って、いつも思うのは皆さん重量バイクを、よくコントロール出来る事に感心していたのと、いざ転倒すると、やはりその重量ゆえXRとは比べ物にならない位ダメージを受けるんだな。と痛感しました。軽量なXRならダメージは、ほとんど無いのに比べるとやはりその差は歴然です。

  

 幸いダート入り口で、しかも登り場所だったので、帰りは下り坂の為惰性でふもとまで戻れそうなポイントだったのでよかったかもしれませんが、会長にとっては非常に残念で、悔やまれる状況でしたね。てなわけで、会長は、ここで断念し帰路に着かざるを得ず、残り13台で再スタートする事になりました。あっ、それとたかくねんさんのR100がどうもバッテリーが弱っている様子で、かなり不安定な状況です。とりあえずは、エンジンストップをしない様に気を使っているようです。こんな時は我々のXRはバッテリーが無い為、心配無用なんですけどね。

  

 私と梅野さんは、第二ポイントまで戻ると言う事で一致し、帰りがけに林道2本通って行く事にしました。名称は高泉林道(6K)+花見が原林道(8K)トータル14Kですが、あまり知られていない割には、走りやすく穴場的な林道です。コンペモデル同士のランデブー走行で(XR400と650)かなり楽しめました。その後50号線の大田あたりで、650Rのガス補給で梅野さんとはお別れして、各自帰路に着きました。
 後日談で梅野さんは、給油後昼食組とも合流したとの事です。それと、会長ですが、途中エンジン再スタート出来、無事帰還出来たとの事。めでたし、めでたし。

  

 毎回そうですが、これだけの台数で、しかもダート走行なので転倒パンクは、いたしがた無い状況ですが、怪我人、パンクも無く予定通り走行できた事、幸いでした。その分会長@カジバ号が、みんなの分まで肩代わりしてくれたのかな!!!なんて思ったりして。・・・度々すいません。(笑)
 私自身も、4ヶ月ぶりのオフツーリングで、距離も程よく走れたし本当に気持ちの良い一日でした。夜は本日の走行を物語る、心地よい筋肉痛をアルコールで癒させてもらいました。