07年7月キャンプツーリングレポ―ト


 
臨時代表のみやぴーさんのレポートです。

 会長より木曜日に隊長から今回行けないんで先導頼むとメールがきました。
 やっぱりリーダーなんで前日にルート設定して、雨の中地図を見る回数を減
らすため自己流の分岐図を作りました。朝4時に起きて、雨のなかキャンプ道
具を積んでバイクで出発。ヘルメットに当たる雨粒の音が大きい・・・・・。
 ちょうど一月前に開通した八王子から中央道と圏央道のルートを通って関越
道のサービスエリアの集合場所へ。(開通して間もないのにカーブで壁にぶつ
かった跡が・・・なんだかなぁ) 集合時刻前に到着、ほかの団体はいるけど私
たちのメンバーはゼロ。ちょっと待ってるとメンバーが一人、普段着で歩いてき
た。今日用事があって不参加だけど、それでも見送りに来てくれました。でもそ
れから増えていきません。
 結局1時間待ち、もう関越出口の2次集合の場所と時間も不可能となり2箇所
に連絡してさびしく帰りました。せめて二人いれば作戦立てて何とかしたかもし
れませんが。
 集合場所レポートはここまで・・・2次集合、キャンプ地はおまかせします。

 
ここからは、R100GSーPDじーつー@辻がお送りします。

 *この物語(レポート)はあくまでもフィクション風にお送りいたします:::よ!
 
 7月16日、新潟・中越沖で発生した震度6の地震は柏崎の原子力発電所に大き
な爪痕を残していた。そして漏れ出した放射能は海底で眠っていた大怪獣ナミゴン
を目覚めさせたのである。ナミゴンは汚染された海を見て涙を流し、「これは人為
的災害だ、安倍晋三内閣に一矢を報いるべし」と、国会議事堂をぶっ壊すため愛
車ランドクルーザーのハンドルを握った。が、その前に済ませておかなければなら
ない用事がナミゴンにはあった。
 それは、ヤフオクで発電機を落札することである。地震で被害に遭った仲間に貸
してしまい、まさかのために新たな発電機が必要だったのだ。落札期限は5日後。
「仕方がない、襲撃は1週間先延ばしにするか」。
 
お断りしておくが、このツーレポには林道の話は一切出て来ない。
 7月20日、北軽井沢でキャンプをしていた私は翌21日、鬼押し出しなどを見学したあと、ひとり志賀高原越えのルートで山田牧場を目指すことに。夕方近くに到着してみると、まだ誰も来ていない。だだっ広いキャンプ場に小さなテントを張り、中でちょっと横になる。どれくらい経っただろう、大きな地響きと共に外から私を呼ぶ声が…。大怪獣ナミゴンには、移り気な一面があった。
 地震発生から一週間、ヤフオクの結果も分かり、いよいよ国会議事堂を目指し活動開始したナミゴン。「そー言えば、今日は近くの山田牧場でビッグオフのキャンプツーの日だな」と、携帯電話を取り出すや東京の仲間に連絡を入れる。相手は嵐を呼ぶ妖怪ミヤピー。知る者ぞ知るビッグオフのタフガイである。会話から(ミヤピーレポート参照)事情を察したナミゴンは「ツーリングは珍しく中止だな」とつぶやき、決意新たに霞ヶ関へ向けて出発。ところが、糖尿病気味の彼は道中、急に甘いものが食べたくなり、JAに立ち寄ることに。そしてそこにいた桃売り娘にほだされ、食べきれないほどの桃を買い込んでしまう。大怪獣も女には弱いのだ。そのとき牛の知らせか、気の迷いか「途中で山田牧場に立ち寄ってみよう」と思うナミゴンなのであった。
 「辻さーん」。私を呼ぶ声にテントから這い出してみると、「あっ、ナミゴ……じゃなかった、波方さん」。なんと私は眠り込んで夢を見ていたのだ。「やっぱりな、誰かいるんじゃないかと思ったよ。辻さん、今日は中止だってさ」。「えっ、東京で何か大事件でも?まさか国会が爆破されたとか!」。「いや、かくかくしかじか。まあ、もしかしたらと思って立ち寄ってみたんだけど、辻さんひとりか。可哀想だから付き合いましょう。
 この近くはいい温泉があるんだよ」。「うっ、ありがとうございます」。キャンプの用意もしていない彼が差し入れてくれた新潟産米の握りめしを頬張りながら、夜中まで熱く語り合った(ような気がする)。朝起きるとキャンプ場に波方さんの姿はなく、「やっぱり夢だったのかな」。ふと枕元を見ると、なぜか大きな桃がひとつ転がっていた。
 寄り道のせいで国会議事堂を襲撃出来なかった大怪獣ナミゴンだったが、一週間後に行われた参議院選挙で見事、安倍政権に復讐を果たすのである。おしまい。

 

注 レポートに掲載されている写真は、今回の時のキャンプとは同一ではありません。