11月のクラブツーリングレポート 

 今回はクラブ2年生の福田がはじめてレポートさせていただくことになりました。

 朝7時に起床。窓を開けてみると曇り空。雨は止んでいる。東京の天気予報は
午後回復なれど、行き先である茨城県は夕方まで雨。早くも心が折れかかる。し
かし、今年は年明け早々の相模川しか参加してないこと、松田さんに電話で行く
と宣言してしまったこと、そして、ようやく家族を説得して行ける事になったの
に行かなかったら次はいつ参加できるかわからないのでのろのろと支度を始める。
 まずはバイク出し。その日は道路から車・R1200GS・ランツァの順に止めてあっ
て目当てのバイクを出すには車から順番に出さなきゃいけない状態。いつもは盗
難防止・使用頻度からGSが一番奥に置いてあるのだけどたまたま前日に幕張出
張があり、GSで行っていたので入り口に近いほうに置いてある。クラブの主旨か
ら言えば当然GS。移動も楽だしETC付きなので高速代も安い。だけど目的地が
鹿島灘で砂浜走行会。以前にGS数台で行ってみんなでスタックして大変な目にあ
ったトラウマがあるのでしばらく悩む・・・。
 最終的に今回の目的は「(ビッグバイクでなくても)砂浜を走るスキルを身に
つけて今後につなげる」をテーマ(いいわけ)にすることにしてランツァに決定。
バイクを出して装備を身につけていたら気がついたら8時半!!第一集合時間
(@守谷S)まで1時間しかない!!まあ、間に合わなくても第二集合場所(千代
田石岡IC)まで直行すれば間に合うだろうとのんきに出発。
 幸いなことに道が空いていて順調に走行・・・と思ったらオイル警告等が点灯。2スト分離給油の定めとはいえなにもこんな時に点灯しなくても。無理すれば家に帰ってからでも焼きつかないとは思ったけど無理する意味がないので守谷SAで事情を話して谷和原ICで降り、千代田石岡ICで合流しようと心に決める。9時半に利根川越え。守谷SAはすぐ先だから2〜3分遅れ。国庫に必要以上の税金を払わないように注意しながら走ったのでちょっと間に合わなかったけど1時間で行ければ上出来と思いながら守谷SAに。二輪駐車場に行くと閑散としている。見慣れたR100GSが1台いるだけで他にビッグオフが見当たらない。
 とりあえずエンジンを止めてメットを脱いであたりを見回すとちょっと離れたところで松田さんが一人ベンチに座っていた。挨拶もそこそこに状況を聞いてみるとやはり誰も来ていないらしい。先に行ってオイルを交換しておく予定を変更してぎりぎりまで一緒に待っていることに変更。これを機に砂浜での走り方の個人レクチャーをしてもらう。自己流の乗り方が正しくなかったことを思い知る。これだけでも本日の収穫あり。しばらく待っていたけれど誰も来る様子がないので第二集合場所に向かうことにする。10時半に千代田石岡ICに到着。案の定集合場所に人影なし。これで今回は二人だけで行くことが決定。正直GSで来なくてよかったと安心。二人だとスタックしたら脱出できる自信がなかったので。
 ちょっとホームセンターに寄ってもらいオイルを補充。いつものヤマハ純正1L缶では余ってしまうので3倍以上高いカストロールの500mlを購入。性能に大差ないだろうとタカを括っていたけど明らかにエンジンのふけがよくなった。やっぱりオイルもある程度の品質のものを入れなければならないですよ、みなさん。

 

 天気は曇り>霧雨>曇りを繰り返しながらもなんとか雨にはならずに大竹海岸に到着。まずは汲上海岸に下りてみることにした。が、秋の台風の影響か海岸線が抉り取られていて冬の日本海のようになっていた。降りられそうな砂浜も200mx10mくらい。消波堤が沖合いに浮かんでいて到底そこに向かうことができない状態で砂浜を北上することなど可能性まったくなし。ちょっと走ってみてすぐに引き返すことをになった。でも前日からの雨もあって砂が締まっていて好感触。
 R51に戻って北上し、大竹海岸に。入り口のところに海浜公園と道の駅のようなものができていて道を間違えそうになる。激坂を下ると大竹海岸。ここも海岸は削れていたものの汲上海岸よりはまし。ということで足場のしっかりしたところでバイクと心の準備をしていざ海岸へ。
 まず海岸への道にゆっくりと下りてみる。湿っていることもありしっかりとグリップしてくれる。ある程度開けてみるとずりずりといいながらもちゃんと前に進む。(ランツァは似非トラクションコントロールがついているのです)。まるで千里浜なぎさドライブウェイのよう。しばらく海岸を往復して楽しむ。調子に乗って走っていたら打ち寄せる波にバイクごと突っ込んでしまった。危うく松本さんのように海に還してしまうところだった。ふと見たら松田さんのGSが自立している。どうやら山に登ろうとして失速・スタックしたみたい。折角なので記念撮影。ちなみに山に登ってみたら反対側はすぐ松林だった。早めのスタックでよかったかも。

 

 1時間くらい遊んで砂浜走行はお腹いっぱいになったのでライダーのお腹を満たすために先ほどの道の駅のようなところで昼食。帰りにエンジンがかかりにくくなったりキャリパーから異音が出たり大雨に降られ料金所のおじさんに怒られたりしましたが無事明るい時間に帰宅、雨中走行のため洗車も適当に水で流しただけで済ませました。今回のツーリングは私の中ではっきりしなかった砂浜の走り方を感じることができてとても有意義でした。
 次回こそは是非GSで砂浜走行を行いたいと思います。