7月のクラブキャンプツーリング

 こんにちは、ざくそん@さいたまです。

早いもんで、昨年の同イベントで崖落ちして、大迷惑をおかけして
から1年が経ちました。自身のBOC活動参加一周年記念イベント
に筆を執らせていただくのも何かの因縁でしょうか。土谷会長の
無念の欠席の分もマメに行動せねばと思いつつも、結果的にい
つもと変らぬ、ご厄介かけっぱなしのツーリングでした。
 BOCの面々の中には、未だにご拝顔賜ったことのない方も多い
のですが、僭越ながらレポートさせていただきます。懲りずに最後
までお付き合いください。

 
■イベント前夜
 イベントの前夜、現地コーディネーターのおおとも氏に天候を確認。「どうやら、雨でしょう」の返事に会長に止められているパニアケースが決定。キャンプの道具満載で林道もまったり、ドッカリ走るんだろうと、装備はタープやら大型のコッヘル持参の大荷物となった。夜、荷造りしていると22時過に今回、副隊長役の山内氏から「仕事でいけないよ〜」の涙メール。「明日まで2時間ある、頑張れ〜!」の短いエールを送る。みんな苦労して、イベントに参加するんだなぁ〜。しみじみ。

 ■1日目
 当日の朝、目処の時間を30分程押しての出発。多少飛ばせばという甘い期待を裏切り、浦和ICはびっくりの大渋滞。
集合時間の7時半に遅れること15分。松田隊長、岡田氏、長谷川氏、児島氏、吉田氏が既に揃っている。ギブスが外れた松田氏の姿が妙に新鮮だ。第一集合地点の最終の到着者となってしまった。朝からご迷惑おかけしますm(_ _;)m。
 第一集合地点から第二集合地点の白河ICまでは1時間あまり。おおとも氏、日帰り組の大槻氏@ダカール、4輪組の波方氏、藤原氏、篠原氏@XR200(サーカスの熊状態)と合流する。和気あいあいのうちに時間が経過するが、いっこうに現地ガイド小野@Bajaマン氏が現われない。不安を覚えつつ、おおとも氏が家に電話すると何と本人が眠たい声で出てきた。どうやら、熱い走りに備えて、布団の中で鋭気をやしなっていた模様(笑)。

   

 小野氏を待つ間に、林道走行の起点となる白河の関に移動することとなった。この日のルートは、白河の関を起点に八溝山を経由して、西方向に林道を経由して、最終的にキャンプ地となる田人町のキャンプ場を目指す。
白河の関では、バイク談義やらプチ試乗会等で時間を過ごす。私は以前から興味があった大槻氏のF650ダカールに試乗させてもらった。「か、軽い!!」。メーター回り等も洗練されており、何とも今風なバイクだ。
 その後、日なたを避けて、売店と休憩所が一緒になった建物の中へ。米澤氏が調達したトマトやらアイスを食すうちに、小野氏が登場。さっそく、ガイド役の小野氏を先頭にこの日のダート走行が開始となる。
 さて、喜び勇んでダートに分け入ったものの、この日の林道にはアユ釣りの車が結構入り込んでて、なかなか思うようなペースで走れない。出だし、下手くそにもかかわらず、ガイドの小野氏、児嶋氏に続き3番手を走らせてもらう。2カ月ぶりのダート走行という児嶋氏の全身からはダートを走れる喜びがオーラとなって伝わって来る。飛んでくるくる、小石が(笑)。前に気を取られて運転していると、真横でブレーキを踏む音、横を向くとオレンジ色の巨大な陰。HPN@米澤氏だ。明らかに飛ばしたがってる。
 そうこうするうち、本日、最初の危機。隊は、林道の途中でとんでもないサイズのトレーラーと鉢合わせ。重機を搬送するためのものらしく、先行の乗用車2台が、後方の我々を確認しないまま、後退して来る。米澤氏がクラクションを鳴らしてくれ、寸でのところで後退してくる乗用車との衝突を免れた。「をい!こらぁ、後ろにも目を付けとけよな〜!」しかし、このトレーラーやり過ごしてみると、実にデカイ。なんじゃこりゃ〜。

 

 気を取り直して、走行再開。ペースがあがる。ガイド役が小野氏から、おおとも氏に代わるあたりで、先行車両に続くのを断念。おおとも氏の極端なキープレフトと、児嶋氏の華麗なフラダンスが遠のいて行くのを大人の眼差しで見送った(笑)。道の駅「はなわ」で昼食。いわき方面のツーリングではコンビニ昼食が当たり前化していおり、屋根のある涼しい建物に思わず、豪勢にもカツ丼大盛りを頼んでしまう。「ああ、おいし過ぎるぅ!!」
 その後、トラブルも無く、順調に行程をこなし、陽が高いうちにこの日のゴール地点である田人(たびと)町営キャンプ場に入る。キャンプ場には4輪で別行動となった波方氏、藤原氏が既に入植して、野趣料理の準備をはじめている。地元のおおとも氏はアフリカツインから四輪にとって替えて登場。BQコンロやら発泡酒酒を積んでかけつけてくれた。毎度、有難うございます。m(_ _)m
 風呂やら買出しを順に済ませて、大宴会が始まる。みなで肉を焼き、発泡酒をのみ、たらふく食べる。決して、若いとはいえない集団の尿酸値は相当あがっただろう。痛風にならなければいいが..。
宴もたけなわとなり、大和モーターの社長がビールを抱えて登場。話題は如何せん、今年のいわきツーリング(コマ図ツーリング)の話題になる。キャンプ地合流のともあき氏や、米澤氏らのCCRコンビは、いったい何を話しているのだろう篠原氏が加わり、ややこしい話になっている模様。米澤氏の怪しげな笑い声が響き渡る。宴会のレポートをずんずんと続けたいのだが、実は昼間の走行で体力と神経をすり減らし、オネムになって11時頃には寝てしまった。申し訳ない。m(_ _)m

 

 
■2日目!!
 朝目が覚めるとGSが1台なくなっていた。仙台から来たともあき氏だ。紙皿に置き手紙をして、誰にも気付かれぬまま、フェードアウトしていた。華麗だ。この日のいわきは、朝から快晴!!でありつつも、蒸し暑い。テントをたたんだりする労働で、簡単にTシャツが肌に張り付く。うへぇ〜っ;;
 波方氏が愛用の練炭でピザトーストを1枚1枚根気強く焼いてくれる。その数、15枚。気の遠くなる様な作業を淡々とこなしてくれる。可哀想に波方氏のセクシーなスネはこの間にも蚊の猛攻でボコボコだ。いわきの蚊は強力無比、私もしばらく腫れが引けなかった。
 出発するまでの間に、荒井氏が到着。愛車バラデロに装着された長谷川氏お勧めの「AdvanceMapMeter 2000」を食い入るように観察させてもらった。テネラー改めGS@奥田氏も登場。ますます、隊のGS度が高くなる。BOCのBは実は案外、BMWのBをとっているのかも。BMWなOjisanのClub?(笑)
 出発前に記念撮影。四輪組の藤原氏と波方氏に見送られて、本隊はキャンプ場を後にする。この日の行程は、キャンプ場を北上し、三和IC周辺の林道をぐるぐると走る。途中、給油休憩を交えながら、何本目かの林道を走ったところで、岡田氏のGSがクギを拾う。長さ10cmをゆうに超えるクギがタイヤのサイド側に向かって完全に突き抜けている。これではパンク修理材も利かない。ビードを落としてチューブをねじ込むか、スタンドに持ち込み無難にチューブレスの修理を行うか、思案の末、後者のスタンド行きを決定。手負いの岡田氏は小型ポンプ携帯し先行、隊は走行写真を撮影すべく、少々後発となる。この後、先行の岡田氏が行方不明となり、連絡がつかなくなってしまう。

 

 岡田氏不在のまま、隊は林道を抜けて幹線道路に出る手前で、沢渡りに興じる。児島氏、米澤氏、長谷川氏が童心にかえって遊ぶ。楽しげな様子にさそわれ、われもも遊ぶ。BOCの本当の意味は、案外、Baka に Otonagenaiバイカーの Club?三和IC近くのコンビニで、本隊は、昼食となる。その間も岡田氏の捜索は続く。結局、岡田氏のGSは修理は済んだものの、林道走行に不安を残すために離脱するとの事。昼食後、帰途組みをコンビニで見送り、三和ICの近くを6台で走行する。
 この日の最後まで残った面子は、大友氏、小野氏、児島氏、米澤氏、松田氏、篠原氏にざくそんの7名。林道に入る手前で、岡田氏に遭遇。姿を見つけて追いかけてきた。同行はせず、その場で挨拶し、お別れ。この後の走りは結構過激。途中、篠原氏のXR200のリアフェンダーが吹っ飛ぶ。氏の巨漢がXR200をフルボトムさせていたようで、後輪がフェンダーに干渉してる模様。タイダウンで止め直す荒療治。

   

 ツーリング最後の締めくくりは、通称「アリスの森」。どうみても廃道としか思えない。いやな予感を覚えつつ、先行車に続くと案の定、石がゴロゴロの上に木の枝が積み重なった辛い路面。松田隊長の「お腹一杯。もぅーいいよォ〜」の呟きも聞える。キャンプ道具にミシュラン・シラック。途中止まったが最後、再スタートは難しいとアクセルをあけるが、後輪は空転しきり。フカフカの路面に後輪をすくわれ、山肌目がけて突進。小野氏が「ああ、ガジュマロ攻撃だねぇ」と笑いながら近づいてくる。あわてて引き起そうとするも、「まぁまぁ」と松田隊長になだめられ、写真におさまる。(無念)
 最後は、三和IC近くのコンビニに戻り、まだ陽のあるうちに解散となった。帰り道、ともに東京方面に帰る松田隊長、児島氏とご一緒するも、GSのペースはあまりも早く、アフリカツインではついていけなひ。ONにOFFにGSのすざまじさを痛感した今回のツーリングでした。今度、どなたか試乗させてください。(おわり)