11月のクラブツーリングレポート

 レポートはBMW F650GSダカールの吉田さんです。

 さて、本日のツーリングは実に半年振りの参加となる。集合場所
が我が家からは比較的近いので朝の時間は余裕がある。よって、
朝メシ前にキャリヤに簡易ハードケースを装着する自家製アタッチ
メントの付け替えを行っていたら、ナットが1個行方不明に。しばら
く探すも見つからず、結局他のナットで代用することになるのだが、
ここで20分ぐらいタイムロスしてしまった。
 結局8:10ごろに自宅を出るのだが11月ともなると寒い。この日は
ほぼ一日中グリップヒーターの世話になることに。そうするうちに、
集合場所の「道の駅ちちぶ」に到着。ここまでは渋滞もなかったが、
道の駅前の道路はノロノロで、この先の渋滞を予感させるには十
分だった。
 あれ?今回会長はいないですね。ツーリングに参加するのが年2回ぐらいの自分にとっては、たまにしか見ない顔や初めて見る顔もあって、失礼ながら誰が誰だか分からない人もおりまして、当日の参加者の詳細は自信がありません。よって、以下のレポートは分かる範囲でしか書いていないことをご了承願います。
 寒くなるとトイレの回数が多くなるので、道の駅にいる間になるべく済ませておこうと、3回ぐらい行ってしまいました。
 10:00少し前にいよいよ本体の出発です。すぐに600テネレ氏がR140上で合流。そして、予想通り早速の渋滞です。5月の件もあったので、慎重に左側を通ります。市街地を抜けたところで食料調達。全員でコンビニを襲撃です。レジ横の魅力的なケースに、「肉まん、あんまん20円引き」のシールが・・・。悩んだ挙句カレーまんにしちゃいましたが、みやぴー氏は20円引きの肉まんに。けっこう皆さん気になっているのですね。
 さて、本体は中津川峡に向けて出発です。ところどころ紅葉渋滞が発生しています。沿道にはカメラをかかえた人が多数。自分も撮影したい気持ちを抑えつつ、いよいよ本日一本目の林道へ。林道に突入する際にいつもはタイヤのエアを抜くのですが、本日はエアゲージを忘れていました。でも、この林道は一昨年走っており、荒れていないことを知っているので、そのまま走ることに。

  

 ツーリングの参加が半年振りなら、林道も半年振り。そんな条件にはそこそこに整備されているこの林道は走りやすいかも。そのまま林道を通り抜けても後半は舗装されているし、かなり国道を迂回しなければならないので、峠付近まで来たところUターンします。しかし、この林道も舗装化が進んでいますね。
 戻りは撮影があるので1台ずつの走行です。全員が林道を走り終えたところで今度は本日のメイン、中津川林道へと向かいます。トイレ休憩を挟みいよいよダートへ。この道は村道(県道だと思っていたら違いました)なので、そこそこに交通量はあります。対向車に十分注意しながらあっという間に三国峠に到着です。
 ここでようやく待望の昼食。私が今回初めて装着した簡易ハードケース(ハードゲイではありません)は、食料もつぶれずに収納できることがウリなのですが、今回は他の荷物も多かったため、残念ながら少しつぶれてしまいましたが、その役割は十分に果たしてくれました。しかし、寒い。

 

 さて、昼休みも終わり本体は川上村方面に向かい、短い林道を走って戻ってくるとのことですが、私は帰りに寄りたいところがあったのと、暗くなった中津川林道の下りは遠慮したいので、他の数名と先に帰らせていただきました。その後の本体レポートは他の方にお任せしますが、明るいうちに中津川林道を抜けられたのでしょうか?川上牧丘隊は雪だったようですしね。
 私も含めた帰宅組は中津川の下りをそれぞれのペースで走り、秩父へ向かいます。やはり渋滞しており、やがて6名はバラバラに。途中事故渋滞もありましたが、それでも近所の自転車屋経由で18:30には帰宅できました。
 さて、次に参加できるツーリングはいつになるかな。でも、その前に洗車しなきゃ。
 
 

 11月のツーリング オプションレポート
 (11月のツーリングで、集合写真を撮った後に有志で走った帰路への道草?)

 2部レポートはR100GSの松田さんです。

 というわけで離脱隊の皆さんと別れた後、再びみやぴーを先頭に出発。三国峠を川上村に下って行くと程なく右手に林道の入口が現れました。ここはみやぴー主催の「ON泉OFF路」でも走るルートで、路面も景色も変化に富んだなかなかの林道。このあたりは紅葉が早かったらしく路面は一面美しい落葉のじゅうたんで覆われていました。皆そのじゅうたんにシュプールを描きながら走っていきます。遠くの色づいた山々を眺めながらその後を追っていくのはなかなかに気分良いものでありました。
 無事林道をぬけてこれまたいつもの小さなスーパーの前で休憩しました。しかしここは陸の孤島、川上村(村民の皆さんスイマセン)。しかも時間は午後3時。さてこれからどうする?皆で相談しているその間にも刻一刻と冬の足音が近づいていたとは、誰も知る由もなかったのでした。
 結局ここで流れ解散、再び中津川林道に戻って秩父にぬける“中津川隊”と川上牧丘林道経由で中央道にぬける“川上牧丘隊”とに別れることになりました。賢明なボクは迷わず中津川隊ですが、ここで迷った諸兄にとってはまさに運命の分かれ道となったのでした。(つづく)

 

 3部レポートは雪組舞踏団団長のみやぴーさんです。

 名もなき林道を出て、川上村の商店でみんなでいつものコーヒータイム。ここで中津川から帰るグループと川上牧丘を越えて中央道か20号で帰るチームに別れた。こちらはちっちゃい順に、セロー、XLR、XR400、XT600テネレ、100GSダカールの編成。暗くなるのが早いので移動開始。廻り目平の林道入り口で、こちらを見つけて叫んでいる人がいる。聞き取れず、ダート突入した。
 最初は100GSとジェントルなランデブー走行。大人だもんね。路面が氷できらきらし始めたころミラーをのぞくとあれ?さっきまでいた後続がこない?一台氷でクラッシュ。ただこれはこれからの前兆にすぎなかった。私がUターンしている間に走る順番が入れ替わった。登っていくととうとう雪!圧雪路!入り口で叫んでいた人はこれを伝えたかったのか。しばらくして前方で2台停止している。なるべく傾斜がゆるく発進しやすい路面を選んで停止した、つもりだった。ほかの4台は発進できたり押しをくれて進んでいった。
 私はツーリングに行った人は知っているとおり0.5部山のタイヤ。再発進できん!うぉぉぉ、、、、引っかからん!こっちのわだちは?新雪の上は?時間ばかり過ぎていく。そして不本意ながらタイヤの空気を抜く。10cm動いた、1m動いた、止まった、押せ押せ!比較的平らな路面まで上げた。発進できた!う〜ん、たっぷりもまれた。あまりに時間かかったため先行が止まっててくれたり歩いて降りてきてくれたりした。「ごめん、止まれないの!」 「いいよ、行って!行って!」 「右にバイクあるから左のラインね!」と会話しながら上がっていった。止まらなければ走り続けるのは十分可能だった。再発進は出来ないけど。
 峠で記念撮影、暗くなり始めた。そこにいた車の人の情報によると山梨側も凍っている部分はあるらしい。濡れているんだか凍っているんだか判断しづらい路面が続く。何台か路面とハードキッス。出口の牧場ゲートでは日もとっぷりくれていた。牧丘の町まで分岐の少ないルートで降りた。ガソリンスタンドでやっと明るい場所という安堵感。そして一台タイヤ整備。スタンドからコンビニへ移動、あんまんがおいしいですぅ。
 勝沼インターまで私が先導で高速入り口で流れ解散、渋滞表示22km、最後にこれかぁ。でもたっぷり楽しめました、今回は。前半は山なしタイヤにものを言わせて自主制作版ハンディキャップ戦。後半は予期せぬ雪中行軍。タイヤの使い方のとってもいいトレーニングになりました。早く遊び用マシンが欲しいです。