7月のクラブキャンプツーリングレポート

  レポーターはエレファント900の土谷です。

 毎年、楽しみである夏のキャンプツーリング。今年は5年前の
出来事「GSの渓流浴」こと、田口さんが3年に及ぶドイツ出張
から帰って来たこともあり、嫌がおうにも気合が入ります。クラ
ブツーリング前週より、新潟・福島県内大雨気象、台風接近と
心配な天気でしたが、7月31日朝方には雨も上がり、日中も
曇り時々小雨。雨具は着ないで済みました。
 最初のサービスエリアに集まったのは7人。内2人は見送り
だそうで残念、次回の参加をお待ちしています。そこへ別チー
ムですが、トライアンフ・タイガーに乗った柏秀樹さんが登場。
今日は別のオン車グループのゲスト(?)だそうで、クラブ員の
1人がサインをもらいに行っています。そして3年ぶりに今回は
XR600で参加の田口さんの姿も。(あいにく渓流浴GSはドイ
ツからの船便が間に合わなかったらしいです。)
 8時過ぎには白河インター先のコンビニへ向けて出発。9時半にはコンビニ到着で、そこには1200GSとKTM640ラリーの姿も。そのまんま、ビッグバードミーティングのような感じ。でも、ここはビッグオフのツーリング。走りは至ってジェントルです。総勢、17台での白河出発になります。
 先導は去年もお世話になった、地元の勇士「バハマン」こと小野さんです。いつもの市街地ルートを避け、スムーズな動きで林道へ向かいます。
 一本目は手慣らしのショート林道。少し砂利の浮いた林道を飛ばして行きます。一山超えて後続を待つ為に休憩し、出発しようとするとKTMが動きません。いくらキックをしても、エンジンが動く気配なし!下りを使った押しがけも、路面が砂利では失敗。仕方なく100GSの児島さんに、牽引して町に降りる事に。そこで、KTMと牽引GSとバハマンさんと、本体メンバーは別行動になりました。本体のメンバー達は次の林道出口で、小1時間ほど休憩。土谷と智明80GSの到着後、KTM秘話を聞かされ、納得したのかしないのか、判らないまま次の林道に飲み込まれて行きます。

 

 次の林道も砂利じきのショート林道。約8kmの林道を何事も無く通過。(何事も無いのがいい事です)。昼食は棚倉町のコンビニで取ります。ここでバハマンさんと合流予定でしたが、時間が合わず、彼とGS児島さんは2人で爆走し、キャンプ場直行です。(KTMはエンジンがかかり自走可能でしたが、大事を取って帰路に付きました。)
 昼食後の林道はGS渓流浴の現場検証です。今ではあの時に参加していたメンバーが少ない為、本人と土谷の解説でお話です。「あの時は、水量がもっとあって、水が綺麗だった・・・。腰まで水に浸かって・・・・」と、一通り武勇伝が話し終わった所で、今日のスケジュールの会議です。予定ではあと3本50kmの林道を走るつもりでしたが、少々遅くなったので、キャンプ場に向かいます。ここからキャンプ場まで、1時間ちょっとで着きます。

 

 キャンプ場到着が、クラブツーリングの最速時間なので、テントを建ててゆっくり買い物しそれでもまだ日は残っています。いつものキャンプツーリングでは、着くのが夕刻で温泉時間にまで間に合わないような感じなのに今年は、のんびりです。キャンプ場に到着すると、前日から話のあった大友さんらがおり、「遅くなる」と言っていたのでどうしたのか?と聞くとグループの一人が山で、アフリカツインをひっくり返し(崖落ち)、そこに居た3人では引き上げられず、明日朝一で、向かう事になりました。
 今晩の夕食は、バーベキュウです。土谷も炭とコンロを持参したのですが、大友さんファミリーが大きなコンロを用意してくれ、日が暮れる頃にはもう、宴会のスタートです。キャンプ場は1組を除き貸切状態だったので、えんりょう無く騒げます。蟹や魚の差し入れやスイカもありとても豪勢でした。宴会の開始時間が早かった事もあり、酔い疲れて地面で横になる人もありましたが、私も寝不足気味でしたので、早めに寝る事にしました。

  

 次の日、一晩明けると、早速、アフリカツインの引き上げの話になります。今日の予定は、キャンプ場の撤収、そしてアフリカツインの引き上げをする為に後片付けもテキパキと進みます。キャンプサイトが日陰な事もあり、涼しく汗をかくことなく撤収出来ました。そして、残ったゴミは大友奥さんの協力により、回収して頂き本当に助かり、ありがとうございました。
 キャンプ場より転落現場までは、舗装路を1時間半ほど走り、現場近くまで行きます。しかし、そこは林道の最深部にあり、半数の人は2km手前でバイクを止め待幾、腕に自信のある人はもう1km進みます。ここでも、アップダウンとタイトターンとクレバスのあるルートを走らなくてはならず結構ハードです。その先は登山道になっており、バイクでは走行不能(のはず・・・?)なのでバイクを止めて歩きます。膝パット入りモトパンにオフロードブーツでは、山道を歩くのは大変です。
 これだけ歩いても現場はまだなのか?と思い始めた頃、ようやく現場到着。私が着いた時には、先行していた7人のメンバーで、引き上げ完了していました。幸い落ちた所は、草で生い茂り目立つ外傷がないので、本人が乗って林道まで引き返すことに決定。エンジン始動時は、1晩逆さまで放置した為、オイルの下がりもありましたが、5分も走ると安定し、無事皆のバイクの止めている林道まで、戻って来れました。

  

 このまま、山の下に降りて昼食です。近くに美味しいラーメン屋の看板もあったのでそこに行きます。いつもの夏のツーリングでは、そばや涼しい物になるのですが、今年は半数の人がラーメンをすすっていました。確かに味は良かったです。その後はもう3時に近づいていたので、もう解散!かな?と思いましたが、半数は「まだ走り足りない!」というので、リクエストに答えて、近くの林道に突入します。

   

 アップダウンのあまり無い林道ですが、砂利とわりかし締まっている路面なので、皆結構飛ばして行きます。毎回恒例の走行写真や動画撮影も行い、林道6本計30km以上をトラブルも無く、5時過ぎには、常磐道インターチェンジ付近で無事解散となりました。この間、地元の方、バハマンさんや、大友さん、←の知り合いの車屋社長ライダーさんに先導頂き、本当に感謝しています。ありがとうございました。去年につづきお世話になりました。私も一部高速道路を使い夜中11時には帰宅しました。
 毎回夏のキャンプツーリングには、良くないエピソードが付くこと多いのですが、今年は悪い事よりも、時間もキャンプも林道も良い事の方が、多かったのではないでしょうか。とても疲れた2日間でしたが、その分充実感もあり、満足のキャンプツーリングでした。