11月のクラブツーリングレポート

 
ツーリングレポート  11月14日 秩父スタート編 

 おひさしぶりです。今年は参加が少なかったみやぴーが
レポートします。
 中津川林道が去年の「温泉オフ路 2」のときに道が落ち
ていて通行不可能だったのが、今年復活したということで今
回のルートに決定していた。私のホームコースだし、その他
の予定も特に問題なかったので参加を表明した。
 前日の夜、土谷隊長より突然「参加不能になった。先導を
頼む!」とのメール。したっぱの私は当然逆らえる理由もなく
「では温泉オフ路 3ってことで」と承諾した。
 前日からの予報はどれも微妙。出発時間は地元はハーフ
ウェット、寒いのとあわせた理由でかっぱを着た。途中2回
小雨に降られた。集合10分前に道の駅に到着、なのに3人
のみ。そのうちだんだん人数が集まって14人になった。
 今回はHPN、KTM640LC4,WR400、XR200にシェルコ125、BMWやアフリカはいつものごとく、いつもよりバラエティに富んだ編成になった。途中のコンビニで買出し、中津川林道の入り口で休憩、ここまでかっぱを着ていたが脱いだ。そして林道へ突入しようとしたときBMWのキャブがはずれ修理となり数分停止、まあ問題ありません。
 今度こそ林道へ突入。やっぱり隊長から先導を頼まれたからには責任をもって先頭でみんなの露払いをしないといけない。今回私は前後ともロードパターンの溝タイヤ、前7部山後3部山、空気圧は前2.2後2.5の「とってもダンシングな仕様」。タイヤは縦廻りし放題、横にすべり出すとブロックパターンとは違って立て直すにはアクセル戻すしか手段がない、そんなわけで今日も安全運転を徹底しよう。前半は後続をときどき待つ余裕もあったが、後半になると元気グループが編成されてきて接近されはじめる。ミラーにちらちら後続がいるのを横目に見つつ、撃墜されてなるものかとさらにタイヤと路面に気を使いつつ安全速度&安全運転。今回は横の動きが使えないのでいかに縦方向で効率よく安全運転するかを心がけた。きちっと仕事させれば3部山でも先週(ガストンライエミーティング)の岩系プチアタックガレ場でも問題なく登れたし。だんだん距離が進むにつれミラーを見る回数が増え体温もあがっていくがそこは大人、さらに徹底して安全運転安全運転。そして後続の接近はゆるさずに峠に到着。集合写真とお昼にする。第一次解散部隊とはここでお別れ。

   

 そして2本目の林道に。ここは踏み固められた中津川と違い基本的には砂利の多い路面のやわらかい林道。車重の軽い私のマシンは砂利の上に浮いてしまいタイヤの関係もあってよりシビアなコントロールが必要。車重でグリップする重量車には有利な路面。なかなかのダンシングステージ、ここは舞踏派の本領発揮(というかタイヤと路面と私とで一生懸命やりとりしてた)。ここでは接近はされないけどミラーにBMWが見え隠れ、振り切ったと思ってもミラーの奥にいたりする。結局「温泉オフ路 1」の例の分岐までそのまま到達。後続の話だと2台で踊りながら消えていったそうな。
 その場で最後を待っていると3台こない。聞いてみるとシリンダーヘッドカバーが落ちていて回収している?そうな。そして本当にぷちぷちエアパッキンに包まれたヘッドカバーを回収してきた。なぜ?真相は私は知らない。分岐から少々ダートを走って舗装路にもどりコーヒータイム。天気は大丈夫か?雨はないかも・・・・?ってな感じ。いよいよ川上牧丘林道へ。「山梨側崩落通行止め」なんて看板は見て見ぬふり。だいたいみんなついてこれるので先頭派活動に専念する。
 踏み固められた路面に動かない岩と動く岩が混在する地面と仲良しにはなりたくない道。下のストレートの多いエリアはまことに勝手ながら自分勝手に安全運転。うしろなんか気にしてません。ヘアピンが続き標高がぐんぐんあがる中盤の入り口でリヤがオーバーダンシング!制御不能係数70%!やばかった。後続には迷惑かけたが自力回復に成功。このヘアピンでタイヤの横方向を使うなって無理な注文。ミラーをときどき見てみると接近してくるバイクがけっこう入れ替わる。さらに標高があがり空気が薄くなってきてエンジンがぼこつき始める。小排気量はつらい。昔TS200乗ってたときはさらに過酷だったし。なんか予定外のBMWに抜かれた。なんで?。
 ヘアピンエリアが終わったころにはエンジン全然だめ、ロー全開セカンド全開そのうえ半クラ、アクセルもどして効率よく燃えるアクセル開度をさがそうかと思うがそれもくやしく全開全開。(でも速度に全然つながっていない)その後3台にパスされ峠に到着。下りは道路崩落って書いてあるんでみんなで歌を歌いながらおとなしく下りましょうね。

 

 今回はいつもの「ほったらかし温泉」は湯上り直後がとてもきびしいのでパス。笛吹川温泉をめざす。牧草地で全員を確認したが出発直後に後続がこない。キャブはずれその2発生、でも明るいうちに温泉到着。無料キー式ロッカー、大小タオル、内風呂外風呂、サウナ、たたみの休憩室(食事もできる)、これで700円。「ほったらかし温泉」のできる前にはここに来ていた。長湯したり食事したりまったりすごした。その後国道20号、勝沼インターまで先導して流れ解散となった。
 今回は突然先導役になり躊躇(えっ?という声が聞こえそう)しましたが、ほとんどトラブルがなく心配だった天気ももって、時間的にも余裕の展開でいいツーリングでした。
個人的にはタイヤともっと会話するいいトレーニングになりました。ちゃんとタイヤにいうことを聞かせ、タイヤのいうことを聞いて、しっかり自分の意識の中でコントロールできれば楽しさと安心感が増えますよ。また遊びましょう! おわり。