1月のクラブツーリングレポート

 レポートはBMW R100GS・PDの辻さんです。

オフローダー憧れの地、モンゴル。そこから、角界初
のモンゴル人横綱が生まれようとしていたその日、ビッ
グオフロード・クラブのツーリング初場所が開かれた。世
の不景気どこ吹く風、土俵入りしたのはKTM89台、BMW
5台、ホンダ32台…。あ、これは今年のパリダカの話。
こん
な数で白銀林道走ったら迷惑だ。
 小田原に集まったは、BMW10台、ホンダ2台、ヤマハ
2台、カジバ、スズキ各1台。横綱
KTM関の休場について、
「パリダカ場所で傷めた腰が原因でしょう」と菅原社長
(言ってませんし、来ていません)。
 さて、天気は晴れ。支度部屋にいた土谷親方の後方で「新車以上」と自負する柳さんのピカピカ空冷XR600がシコを踏んでいた。ビッグオフ部屋の力士、いざ、白銀へ。
心配していた残雪も凍結もなく、白銀林道へ突入。まずは上り。石ころとワダチをよけながら、少し走ると、早々に舗装路が出現。進む舗装化に士気が下がる。往路後半は白銀名物、連続水たまり。59%の確率で突っ込む。

 

 

 椿ラインの駐車場で一同お約束の記念撮影を済ませ、折り返しランがスタート。土谷親方が、リタイアしようとする田中さんに声をかけている「辻さんも走るんだから大丈夫だよ」。私はすっかり、亀んライダーの代名詞。復路は周りに気遣う余裕もなく、気がつけば出発点に戻っていたのだが、災難に見舞われたのがR80ベーシックの唐澤さん。走りはじめて間もなく山の斜面に吸い寄せられ、自分の右足がどこまでも延びるものと勘違いして転倒(本人談)。さらに、カメラを構えた土谷親方の前でズルズルバッシャーン。「見事な突き落としでした」(審判談)。
 ともあれ、さほど大波乱もなく、なんとかファミレスに到着したビッグオフ部屋の面々。空きっ腹を満たし、めでたく千秋楽。解散後、愛車にひとこと「これからも、ビッグオフロー道に恥じないよう、一生懸命精進しような」。「ブルンッ(どすこい!)」。