7月のクラブツーリングレポート

 今回のレポートはすっテ寝のはらしーこと、H島S至がお送りします。

 

 今年の7月は、エルニーニョが引き起こした異常気象の影響で、本州に2度台風が上陸するといった事が起こった翌週の土曜日、7月恒例のキャンプツーリングは行われました。僕は久しぶりにキャンプから参加できる嬉しさから、集合時間にきまって遅刻するM田夫婦に、朝の5時の起床と同時にモーニングコールをかけた。「もぉ〜しもぉ〜し?」と、でたのはA紀ちゃんのほう。僕も眠かったが、ここはひとつしっかりと起こさねば!と、(原)「おはよーッす!M田さん起きてる?」(亜)「あ、ちょっとまって・・・」(松)「。。。うぉ〜は〜よぉ〜」と、かなり眠そうな声。とりあえずこれで遅くはならないだろうと満足し、今度はこっちの準備にかかる。忘れ物が無いかをチェックした後、AM6:00に家をでる。
 第一集合場所の佐野サービスエリアにはAM7:30の集合予定。いつもは15分前にはだいたい集まっているのだが、今回はゾーさんT谷君、DR800E川くん、XR400みやぴーの3名。とりあえず8時まで待つことにする。しばらくしてXR650RのU野さん、F650GDのY田君、そしてR100GSのM田さんが到着。・・・あれ?A紀ちゃんは?(松)「うん、キャンプ場に直接いくんだ。」なるほど。そんなわけで8時10分頃サービスエリアをスタートし、第二集合場所の白河インター出口のコンビニへ向かう。
 コンビニに到着すると、すでに皆さん集合済。秋田から参加の天涯T中さんのバイクはクラブ発足当時、T谷君が乗っていたものです。長い歳月を経て、再び新しいオーナーと共に現れました。仙台からはタバコの似合うアフリカT中さん。GSともあきさんは今回R80GSビッグタンクでの参加です。三重のアフリカT川さんは、TDNにトライしたツワモノ。栃木からはXR650LのジーンズI川さん。郡山からはナイスなフロントスクリーンのアフリカT澤さんの参加です。計画では今日明日で6〜7箇所の林道を走る予定ですがうまくいくでしょうか。その前にこのコンビニで食料と飲み物の調達。最初の林道はR289から入ったところの鎌房林道。林道の入り口でアフリカI葉さんが合流し、いざ。
 林道は少々荒れてはいますがまあ問題は無いでしょう。ただ反対側から来た車のオジさんには通過不可能なセクションはありましたが・・・。鎌房林道の終わりには羽鳥湖スキー場のゲレンデが広がっております。一旦ここで後続を待つことにしたのですが、しばらく経ってもGSともあきさんとT谷君の姿が現れません。さっきすれ違った車のオジさんも案の定引き返して去って行きました。一瞬不吉な予感が脳裏をよぎります[GS受難の地・・・福島]。心配になったので様子を見に行ったところ、荷物の増し締めを行ってた為遅れたとの事で問題ありませんでした。ほっと一息。

 

 2番目の林道は入り口が閉鎖されている西部林道。端に行けそうなスペースがあったのでそこを使って進入することとなりました。(この行動が、このあとのとんでもない事態に発展することを、この時はだれも知るよしもありませんでした。)下り道、一行が進んでいる先に1台のエスクード(車)が止まっています。様子が変だなと思いつつも、よけてくれたところを「そぉれそれ」と下りて行きました。そして、下りの左コーナーを曲がった先に見えたのは・・・「砂岩で出来ている大きな水溜り群と、階段のような岩の下り道?その先には台風の影響で谷側半分えぐられてる道!?こりゃ下りられるけど上がれないな・・・」といった状態。
 XRのみやぴー、U野さん、I川さんは難なくクリアーしますが、うちらの重たいバイクは一苦労もので、ラインを決めて慎重に下って行かないとえらいめに会うことになります。無事クリアーし、さらに下るとそこに見えたのは・・・土砂崩れで倒された丸太一本と、これまたくっさ〜いヘ泥のようなヌカルミが、道を閉ざしてしまっていたのでした。どうしよう!と、見ると前に250ccのバイクが2台止まっています。どうやら彼らはこのセクションをクリアーして休憩を取っている模様。2人にどう進んだのかを聞き、とりあえず皆が来るまでもっと先の様子を見ることにしました。
 ふぅ〜なんとかこの先は大丈夫なようです。皆の所に戻り、作戦会議。あーでもないこーでもないで結局、直線的にクリアーできそうなラインでトライすることになりました。まず1台。グイイイインとくっさ〜い沼地に侵入し、丸太の端まで来て一度ストップ。そこからガレ場の下りを慎重に下りて行きます。「クリア〜〜〜」「イエ〜イ」「よっしゃー」あはは、何とか行けそうです。続いて1台づつ皆でサポートしながらセクションを超えて行きます。I葉さんもばっちりクリアー。
 この調子なら大丈夫そうと思ったので、もうすこし下流にある倒木のところのサポートに行くことに。その途中、GSM田氏がバイクと一緒になって寝ています。「も〜疲れたよ〜」と一言、珍しく弱音を吐いてます。本音じゃないと分かってるので、起こすのを手伝ったあとは・・ほっとく事にしました。

 

 それにしても暑い!!汗は出るけど飲み物は空っぽ、ふらふらです。その矢先、ダカールY田君の調子が悪くなり、急いで体を冷やすことに。T谷君やともあきさんから飲み水をもらってしばしの休憩。(T谷)「その水、全部飲んでいいからね。」とやさしい言葉。だけどY田君、T谷君が言う前にはもう全て飲み干していのでした。
 そうしているうちにあっという間にここだけ(約200m)で2時間を費やしみんなへとへとになってしまっていたので、とにかく舗装路まで出てお昼にしようという話になりました。道路沿いのコンビニがこれほどオアシスのように見えたことは無いでしょう!!吸い込まれるようにコンビニへ入って行きました。

 

 ここでやっと遅目の昼食です。さらにバラデロT石さんも到着。この後、全員一致でこのままキャンプ場へ行く事にしました。途中、大川ダム付近で滝のような雨に会いコンビニで非難しつつ、アイスを食べて夕立が過ぎるのを待ち、大林ふるさとの山キャンプ場へと向かいます。
 キャンプ場に着くとアフリカ(今回はトラック)N方さんと、BMWK75で来たアフリカY内さん、そして紅一点M田デイグリーA紀ちゃんがすでに待っていました。しばらくして宴会部長??GSTじさんが到着し、キャンプ場がにぎやかになって行きます。実はこの時M田さんから、A紀ちゃんが仕事で夜中の2時に寝たことを聞いたんです。(朝の電話・・・すみません、もう2度としません)。
 着いてすぐにテントを張り、買出し組みと温泉組みと留守番組に分かれます。買出しにはT谷君、E川君、H島の3人が行き、案の定道に迷って(ぉ、俺のせい?)買出しが終わった時には外はもう真っ暗で、急いでキャンプ場へと向かうのでした。

 

 キャンプ場ではN方さんが焼鳥を焼いてくれていて、すでに宴会は始まっていました。遅ればせながら私達も参加させてもらいます。昼間にばてていた人もこの時はもう元気も回復していてお酒や食料が、バンバンお腹の中に消えて行きます。焼鳥、カツオの叩き(Y田製)、ししゃも、お惣菜、トマト、漬物、えびちり、鮪などなど、夜用に買ってきた食材はその夜完食したのでした。足りなかったのかな?そしてみんなグッスリと眠りについたのでした。
 朝、やはり早起きはN方さんです。昨晩のかたずけと朝食の準備をアフリカT中さん、T澤さんと一緒にせっせとやっています。その内皆が徐々に起きてきまして、ぼけーっとしながら全員で朝食タイムです。日も高くなり、そろそろテントを片付け始めた頃、バラデロA井さん、R1100GSH谷川さんが到着。2日目のツーリング開始。
 キャンプ場でN方さん、Y内さん、I葉さんとはお別れです。今日は林道漆峠線ですが、最初にコンビニで水をしっかりと買っていきます。少々荒れてはいますが道は締まっていて良い感じです。そのまま林道海老線に移行して、途中会津の街が一望できる景色の良いところで一休みした後、雨がぱらぱら来始めたのでR401まで出る事に。出たところでカッパに着替えてR400のT字路に向かい、そこでN方さんと、今回125ccで来たR1100GSO田さんと合流。
 N方さんとはここでお別れし、昼食をとりに御そばやさんまでいき、記念写真を撮ったあと下道組と高速組とに分かれ今回のツーリングは無事終了となりました。大きなアクシデント(セクション?)はありましたが、怪我も無く結果的に楽しいツーリングだったと思います。でも今度は、出来ればもっと走りやすい方がいいな。ね、T谷くん!以上、スーパーテネレのはらしーでした。