11月のクラブツーリングレポート

 (霞ヶ浦〜鹿島灘編)

  今回のレポートは雪のガストンミーティングで前日泊のYHからSSE
 Rのトランポに救出された(泣)R1100GSーT中がお送りします。
  今年は冬のおとずれが早い。秋をとおり越して冬になってしまった。
 とはいえ私の地元の東北とは違い、ここ関東では冬でもバイクにのれ
 るのである。うれしい!冬にバイクにのれると私はなんかすごく得した
 気分になるのである。

 その1 「出発」
 さて、今回のツーリングは比較的近場のおかげでいつもの起床時間でOKである。自分で朝食を作り、新聞を読み、着替え、装備をもって外に出た。今日は単テネレのO川氏と集合場所に行く約束である。待ち合わせは私の自宅下のコンビニ7時。これなら寝坊しても大丈夫である。コンビニ前にGSを止め、暖気しているとほどなくO川氏はやってきた。定刻どおり7時すぎに出発。
 甲州街道を東へ。車の少ない都心を通り抜け水戸街道に入る。江戸川を渡ると千葉県松戸市。結婚前しばらくここに住んでいた。バイクできたのはそれ以来である。懐かしい。しばし感傷に浸っていると柏で交通事故現場に遭遇。自損事故のようだが車線をふさいでおり渋滞になっている。救急車は来たばかりで怪我人はまだ運ばれていない。車はエアバックが開いている。私とO川氏ともども気を引き締めなおす。その後順調に距離を稼ぎ、9時すぎには土浦市に入った。途中給油をして9時半前には集合場所の桜土浦インター出口に到着。T谷隊長、S谷川、A井御兄弟がすでにいた。
 その後集合時間の10時までに続々到着。今回の参加の方はT谷隊長(カジバエレファント)、H島(スーパーテネレ)、W辺(DR800)、Y内(アフリカツイン)、E川(DR800)、U野(XR650R)、Y田(F650GSD)、A木(F650GS)、S谷川(R1100GS)、A井(バラデロ)、I葉(アフリカツイン)、T石(バラデロ)、O川(660テネレ)、M月(アフリカツイン)、M田(ディグリー)そして私T中(R1100GS)の総勢17台の大所帯になりました。

 その2 「霞ヶ浦」
 参加者もそろったところでいよいよ出発。R354を直進、そしてR125にスイッチ。わき道に入り、いよいよダートがはじまります。霞ヶ浦は土浦港を起点に右岸と左岸に分かれており、今回は右岸を走ります。一周すると、なんと70Kmのダートを走ることになるのです!!距離だけでいったら剣山スーパー林道なみです。

 

 かたまって走ると砂埃がすごいのでカウントをとり、間隔をあけてスタートします。私の番が来ましたがすっかりなごみモードになっており、出発が遅れてしまいました。道は堤防沿いのためアップダウンはなく、路面も引き締まって非常に走りやすい。調子に乗っていつもは出さないようなスピードを出していると、フロントにガツン!と来ました。念のため止まって見てみましたが大丈夫なようです。
 ところどころ路面にくぼみがあるみたいです。ヤレヤレ。釣り人やウインドサーファー、対向車が来たときは迷惑がかからないようゆっくり通過を心がけます。走っているうちにどこかでみたような風景だなと思いました。どこまでもつづくフラットダート、道端には牛が草を食べています。そうです、ここはプチ北海道なのでした。北海道フリークの私は嬉しくなってしましました。バードウオッチングのポイントのような葦原でダートは終了。
 R51から北利根橋を渡りR355をはしって昼食をとりに皆で中華屋に入ります。Y田さんは愛妻弁当持参のため一人で景色の良いところに食べに行きました。私、久しくかみさんに弁当作ってもらってません。うらやましいかぎりです。たかがラーメンでも十数人がいっぺんにたのめばすぐには来ません。でもみな喋ったりしながらゆったりとくつろぐことが出来ました。

 その3 「鉾田トライアングル」
 皆満腹になったところで出発。エフロクのK池氏は明日のお仕事が早いとのことでここで御帰還。県道(町道?)2号線を北上、北浦を右に見ながら走ります。鉾田町に入ると道がわからず何回か停車し地図を確認しながら走行。
 私はマスツーリングだと自分で地図は見ず、金魚の糞に徹しますが、なんか様子が変。あれれ、さっきと同じとこを走ってる。土谷隊長苦戦してます。ようやく鉾田町中心部脱出。なんかやな予感。R51を横断して、めざす海岸の公園につきました。ヤレヤレ。

 その4 「テネレ受難〜海岸編〜」
 海の家の横の駐車場を通過し、その奥から堤防のほうに侵入します。砂の上のトレールに一部砂深いところがあり、バイクがふられます。わたしもグラッときてこけたとおもいましたがかろうじて大丈夫でした。大丈夫でなかったのはH島氏。わざと砂深いところにつっこみこけてしまい、自作のウインドシールドを破損。肩が痛いとさかんに気にしてます。
 その後自由に砂浜で遊ぶもの見学をするものに分かれました。単テネレのO川氏が波打ち際を走っていきます。かっこいい!しかしずっとむこうでとまってしまいました。サイドスタンドをたててます。写真を撮るのかと思っていたらなんか様子が変です。近くにいってみるとセルが回らないとのこと。砂浜は危険なので堤防のうえに皆で押し上げます。あれこれ皆でいじってみますがなかなかかかりません。ここでH島氏が熱い飲みものをO川氏に。いいタイミングです。30分の格闘の末、ようやくエンジンがかかり一安心。私は家までタンデムを覚悟してました。O川氏のテネレを囲んで記念撮影。よかったよかった。

 

 その5 「テネレ受難〜高速編〜」
 すっかり日が暮れてしまいました。ここでXR−U野氏はお別れ。残り皆で千代田石岡インターをめざします。県道8号〜R355〜R6とつないで千代田石岡インターに到着。ここでバラデロT石氏は一人下道を行くとのことでお別れ。とりあえず守谷サービスエリアで解散することにし、おのおの守谷サービスエリアに向かいます。
 30分ほどで守谷到着。ここで解散。軽い夕食をとって同じ方向のO川氏とH島氏と一緒に帰ることに。バイクにまたがり待っているとH島氏の様子が変。おいおい。なんとエンジンがかからないとのこと。いったん街灯の下に移動し調べると、なんとヒューズがはずれかかっていたのでした。きっと海岸の転倒のショックのせいでしょう。

 嗚呼、テネレ受難の地茨城。GS受難の地福島とともにのちのちまでBOCで語り継がれることでしょう。 (終)

    
                                  あれ・・・?