2004年JRMパリダカラリー参戦記

2004年パリ〜ダカールに向けて、準備を進めている「JRM チームスガワラ」をお知らせして行きます。

3月20日 パリダカ日野レンジャー日本に帰還

2004年パリ〜ダカールラリーを完走した、新型日野レンジャーFTが日本に凱旋帰国しました。スタート前のボディーだけから、傷一つ無いピカピカの完成された車体、そして激しい戦いを行ってきたレンジャーは傷や凹み、多くの困難を越えて、レンジャーの信頼性と安全性、そして何よりも「チーム スガワラ」の人達による、輝かしい栄光を勝ち取って来たようです。そんなレンジャーを3月20日に菅原さんの好意で、ラリーの話とともに、見学会が行われました。
当日は冷たい雨の降る中、9人のメンバーで訪問し、ラリーのホモロゲーション(車体メーカーでの規格書)の事や、カミオンの特長などを聞き、後半は実際にレンジャーのコックピットやボディーの中にも入って、さらに詳しい話を聞きました。参加メンバーは、競技車としてのレンジャーを身体で感じ、また、質問では菅原さんのわかり易い解説で納得していました。


 

3月7日 パリダカ温泉パーティー開催。

3月7日に「チーム スガワラ」日野レンジャーパリダカ激走報告パーティーが、行われました。ドライバーの菅原 義正さんをゲストに迎えて、今年のパリダカについて、語っていただきました。モーリタニアでの三菱増岡襲撃事件、ヨーロッパステージでの、水溜り二輪転倒水没事件、などエントリー者にしか解らない可笑しくも貴重な話を聞かせて頂きました。
菅原さんのコメントでは、「何事も経験と、努力と冷静な判断力!」と言う感じでした。参加した、クラブ員一同、貴重な話に終始、聞き入ってました。菅原義正さん、どうもありがとうございました。
また、「チーム スガワラ」の関係者のみなさん、本当にお疲れ様でした。来年のパリダカも、是非頑張って下さい。




1月24日 菅原 義正さん日本に帰国。メッセージを頂きました。


「応援ありがとうございました。無事に帰国いたしました。
今年は昔のパリダカのように難しいステージの連続でした。休日の前々日のキャンプにはバイク30台位と自動車20台カミオン7台しか到着しませんでした。主催者は2つのステージを中止にして休日中に帰って来た人を救済する処置を取りました。我々のカミオンクラスも激戦で5位は力を出し切った結果なので満足しております。また皆様にお会いできる日を楽しみにしております。応援ありがとうございました。」



1月21日 パリダカ ゴール!

今年のパリダカがゴールしました。われらの応援する日野レンジャー「チーム スガワラ」は18日の37kmの最後のSSを完走し、カミオン部門総合5位で、ゴール!

並み居る強豪を相手に、5位入賞は素晴らしいものでしょう。本当にお疲れ様でした。


1月9日 前半戦終了。

ステージ8を終了し、「チームスガワラ」日野レンジャーは、カミオンクラス7位をキープ。さすがにタトラやカズマは速いらしい。三菱の増岡は強盗に合ったり、ミッショントラブルで3位後退。トップはぺテランセルに。日産の篠塚はリタイヤ。まだ全工程の半分、これからが楽しみである




1月5日 パリダカ アフリカステージに突入!

パリダカ―ルラリー、アフリカステージに突入。1月4日現在日野レンジャーはトップとのタイム差約16分で、17位。ラリーはまだまだ始まったばかり。がんばれ日野レンジャー!


1月1日 パリダカスタート!!


いよいよ04年ダカールラリーがスタートを迎え、2輪195台、4輪142台、カミオン63台の競技車、総勢400台がクレルモンフェランをスタート。プロローグランを終了し、日野レンジャープロFTがカミオンクラスのトップを切ってポディアムに現れると「チームスギャワラー!」の紹介アナウンスに呼応して大きな歓声が上がります。3人のクルーが簡単に紹介されたあと、レンジャープロはホーンを高らかに鳴らし、18日間1万1千kmの戦いへと走り出しました。


12月29日 パリダカスタート地へ向けて出発

菅原さんより出発直前のコメントを頂きました。忙しい中ありがとうございます。
「皆様のお陰で無事に用意が終了して明日スタート地点のクレモンフェランに出発いたします。これからが本番です。クラブの皆様によろしくお伝え下さい。では行ってまいります。」


12月15日 「チーム スガワラ」サポート体制 

フランスガレージで、パリダカ出場準備を進めている菅原さんよりメールで頂きました。以下文章を転載します。

「もう日本ではパリダカの報道が始まったようですね。こつこつ自分たちで用意して出ているプライベーターをほったらかしで丸投げしているメーカーが主役なんですね。後、百年もしたらきっと報道も変わりますよ。さて、我々チームは着実に前進中です。10日には日野さんからの優秀なメカさんが3人も来て頂きレンジャープロは総点検に入っており、6輪駆動の日野プロフィアも仕上げに入っております。今日の添付写真はガレージ前に並んだ新色の陸メカさん移動用のアシスタンス車両です。前は二輪部隊用で後ろは四輪部隊用。更に6輪駆動が付きます。会員の皆様によろしくお伝え下さい。菅原 義




12月10日 ビッグオフロードクラブパリダカに行く?

  クラブ員の菅原義正さんが、来年のパリダカに出場します。といっても、来年で22回目、最多出場記録タイ及び連続出場記録保持者であり、来年のパリダカには新型日野レンジャーでチャレンジします。菅原さんと言えば古くは「チーム 子づれ狼」として、鯉のぼりの旗をトレードマークに、パリダカ参戦しています。そんな新型「日野レンジャープロ」になんと、クラブのスッテカーを厚意により、貼って頂きました。カミオンと言えば「動く広告板」とも言うぐらい、スポンサーのスッテカーが目立つ車体に、後輪後部の両サイド、フェンダー部に、貼られています。クラブ創立13年、念願のパリダカデビューです。(・・・スッテカーだけですが。)このパリダカの情報ですが、ニュースステーション及び、他の局でも放映があるようです。皆さん探してみて下さい。



12月3日 日野レンジャープロFT車両スペック


 2004年パリダカ参戦レンジャープロのスペックが公表されました。パリダカカミオンは、トラックの中でも「競技車」と言われるある種の特別な存在です。実物をご覧になった方なら解ると思いますが、その車体のいたるところに、走る為の装備、機能重視のチームスガワラの経験と知識がふんだんに組み合わされており、素晴らしい戦闘的なスタイル、デザインになっています。

車両型式 FT1JGB
エンジン型式 J08C-T1 インタークーラー付きターボ
排気量 7,961cc
最高出力 260ps/2,700rpm
最大トルク 76kgm/1,600rpm
トランスミッション 前進6段 副変速機付き
車両重量 7.5トン
燃料タンク容量 550リットル
タイヤ  14.00R20 リヤシングルCTIS(空気圧調整システム)付き


11月24日 これからの「チームスガワラ」

これからの「チーム スガワラ」さんの予定です。文章は菅原義正さんに頂きました。

 11月23日22時に日本を発つとフランス時間24日04時30分に着きます。レンタカーを2台予約してあるので8時にはルマンにあるアトリエに到着。驚くのは朝4時からレンタカー屋さんがやってる事です。27日頃にレンジャープロをルアーブル港まで引き取りに行き、別班は日野の6駆のFUの整備をします。ラリー中ヨーロッパステージを追っかけるルノーエスパスや陸めかさんのランクルを整備している内に第二便が到着で40フィートのコンテナーに陸メカさんのエスクードやカミオンのパーツがどっさりと入ってます。
 レンジャープロの作業はミッション、クラッチ、クラッチディスク、スタットボルトなどの交換作業が残っております。最後に全ての装備を積んでの最高速テストと加速テストと重量を測ります。重量は全軸、後軸、各車輪ごとに計測します。
 12月29日にはスタート地点のクレモンフェランに移動して同日人間の検査があり、翌日は車検で何もなければ31日は休息して1日からラリーがスタートです。

 パリダカのテレビ放映の予定ですが、ニューススティションで田中ユキちゃんがメインで弊社に来てアドバイスをもらってるシーンが映る筈です。放映日は12月18日ですが変更があるかも知れません。他のテレビ局からの依頼で11月末か12月初めにフランスでレンジャーの走りの映像を撮りたいとの依頼も入っております。詳しくはJRMホームページ上でお知らせいたします

11月9日 パリダカ出発直前!菅原義正さん応援パーティー開催

 
11月9日、出発直前の菅原義正さんを迎えて、ささやかなパーティーが行われました。場所はクラブ御用達のお店「カァム」(店舗ー練馬区 TEL 03−3557−5567)さんで、クラブ員5名で、菅原さんより貴重な体験談を多数聞かせて頂きました。
 当日は、日曜日ともあり少し時間を早めに設定しましたが、集合時間前には早くも集まって、菅原義正さんのパリダカ参戦体験談に、話が盛り上がります。1983年にXL400で初出場を果たし、幾つもの苦難を乗り越え、四輪(パジェロ)、カミオン(日野レンジャー)での参戦、初めての二輪で参戦から、21年連続出場(パリダカ最多出場記録タイ、同連続出場記録保持)、長い間に培われた経験と記録は聞いているメンバーの心を掴みました。
 お店では、ささやかな応援垂れ幕も飾られ、DVDとビデオも放映。店のマスターも仕事そっちのけで、話に加わってました。



10月15日 レンジャー速報

 本日、東京ビッグサイトにて「トラックショー」が開催され、来年のパリダカ出場予定(?)車両が完成し、一般公開されました。メーカーの日野さんのブースの一角に展示されていましたが、他の大型トラックに引けを取らない、堂々した風格で見学に来た、ユーザー、他メーカー、パーツ屋さんの、目を釘付けにしていました。昨年までの車両を一新し、来年のパリダカに向けての意気込みを感じます。
 日本では、このトラックショーが終了し、今月20日にはパリに向けて、船で出航します。パリ到着は11月20日頃、それに合わせて、菅原義正さんチーム一同はパリに向けて出発します。パリに到着した後も、本レースに向けて、整備をするそうです。何しろ「やる事がいっぱいあり、休んでる暇が無いよ!」と、楽しそうに、コメントしていました。




9月14日 レンジャー速報

 5日ほど前のレンジャーです。照仁さんは4日に渡仏してレンジャー(サービスに使った幌車)でフアラオラリー出場の為一人でルマンの工場に向かい一人で全部整備してます。
次回は陸メカさんの申し込みが多くもう1台サポートカーを出すので東京部隊も大忙しです。



8月13日 レンジャー速報

  日野さんから弊社に移って来た新しいレンジャープロです。早速ロールバーやら室内の大改造に入っております。お盆休みも無く改造中です。予定は8月中にロールバーを入れたり、弊社がやる作業を終えて末には焼津の特殊ボディ屋さんに移動して、我々がやり残した分は焼津に宿を取って作業をし、9月中に色塗り、ステッカー貼りを終えて東京に持ってきて10月始めに日野の本社と羽村工場でお披露目をして15日から始まるトラックショーに展示の予定です。それにしても通勤に使っているTLR250Rが小さく見えますね。