三宅島エンデューロレース参戦レポート


毎度お世話になります。11月15日に行われた三宅島エンデューロレース参戦レポートをお送りします。一応ビックオフロードクラブ通信としては番外編としてお願いします。

 今回の参戦にあたり使用した車両はKTM525EXC・・・。(一応、ビッグオフですよね。)家を出発してから、帰ってくるまでを書いてしまうとだらだらと長くなってしまうので簡単にまとめたいと思います。
 車検及び荷物は辰巳港で14時より行いコンテナ船にて三宅島へ。参加選手は竹芝より22時30分にて出発。片道6時間・・・・ ほかの参加メンバーと共に仕切りのある和室で雑魚寝しつつ到着を待ちます。夜明け前に到着し、各自指定された民宿へ指定バスに乗車し、ひと時の休憩と朝食を採るために向かいました。
 準備も整いバスで第一パドックへ向かい、そこで車両を受け取り白バイの先導で第二パドック(コース)へ向かいましたが?トラブル発生!貨物船が強風により車両とは別に預けてある工具や燃料の到着が大幅に遅れることに。
 かなり時間がかかってしまい、12時30分にスタート。しかも強風により150分のレース時間が120分に短縮。正直この短縮は助かりました。これからのレースレポートにてお話します。
 スタートフラッグが振られてからエンジンスタート後に各自スタート。お決まりですが・・・ セルが回るもエンジンかからず。しかしあせったところでどうにかなる訳でもなく、渋滞巻き込まれ事故にあわずにすめばと思えば悠々スタートにて発進!案の定、第一コーナーにて転倒・渋滞の発生。とことこ交わしつつここからがレースの始まりとばかりにアクセル全開!
 ここで三宅島エンデューロコースの特徴にちょっと触れてみますと・・・えぐいですw 基本的には山の頂上付近にある牧場がメインコースとなっていますが噴火の時に荒れた牧場は起伏と穴のオンパレード。そこへメインの火山灰!この火山灰は粉所の灰とは違い軽石を砕いた粒状のものから岩石サイズまでいろいろw。
 下っても上ってもこの岩石が行く手を阻み、フロントを取られては転倒者続出。メインの天空ヒルクライムは粒上の火山灰の山がそびえる二段階仕様w。100ccクラスだと途中で失速して押し登りの一手。私の525はトルクの太さを生かして3速全開。暴れるフロントを押さえての一気越え。
 途中の牧草地帯では迂闊にも転倒・・・。転倒した車両に頭が挟まれじたばたともがく始末。判った!人間って頭を抑えられると完全に身動きが取れなくなるんだね。何とか見えない車両を起こそうともがく中遠くから車両の排気音が・・・。どんな状態で倒れているかは分からないが、まずいぞ!!とりあえずもがく!!そんな中聞こえる声が!「大丈夫ですか!!」そしてそのまま遠ざかる・・・。マーシャルじゃないのね! そりゃそうだ、選手なら助ける暇はないよね。
そんな遠ざかる「大丈夫ですか!」が3回ほど流れて行き・・・、気合で脱出。カメラ位置を確認しつつ再スタート。でも・・・、正直、良いネタができたと内心喜んでおりました。
 正直な話レース中の感想はかなり必死でしたので、文章に落とすのは少々難しいので、ここでひとつユーチューブにでも動画を落としますので、そちらをご覧ください。ちなみに今回の三宅島エンデューロレース・・・、しょっぱなから手首骨折者が出ました。・・・怖!!
 そんなこんなでレース終了後即座に着替えて簡単な昼食と総合3位までの簡易表彰ならびにシャンパンファイト。無論そこに立つのは、三位小林 雅裕 選手 二位には前年度チャンピョン鈴木 健二 選手。そして一位は初参戦 渡辺 学 選手。恐ろしく速かった、抜かれたことさえ気づかずに7周も差をつけられた。そのままコースを後に小学校跡の体育館でのパーティー。各クラスの表賞に総合表彰。続いて恒例のジャンケン景品大会。
 ここで内のチームメイトがホンダ・カワサキ・ヤマハ・学選手のプロモーションDVDを掻っ攫っていきました。鬼だな・・・。といいながらも私もカワサキ景品及び学餃子をゲット。
 今回優勝した学選手が10人分の餃子発送伝票を持参。見事にいただきました。ちなみに学選手とは宿が一緒だったため伝票を書き込みすぐにお願いしました。
 余談ですが、パーティー中に吉友さんと頭を挟まれたときに、「大丈夫ですか?」と声は掻けども通り過ぎる人の話をしたら、「あれ?途中で挟まれてた人がいたから声をかけたけど? 斎藤さんだったの??」と・・・、「え~助けてよ!!」と訴えたところ・・・、「だって・・・誰だかわからないからよけちゃったw」そうだよね。私は分かっていてもスルーするかも・・・。だってレースだもんw。
マーシャルがそのうち来るもん!!そんなこんなのレースでした。今回は優勝の学選手が17周に対して私は11周。クラス順位10位でした。び~みょ~。

 帰りの船を待つ間に、チームメイト一人と新井さんに樋口さんと四人で海岸を散策。程なくして帰りとなりました。
 去年は波が高く危険だったため。島民の方々の遠くからのお見送りとなりましたが、今回は波も穏やかでテープを投げてのお見送りとなりました。全身筋肉痛でずたぼろとになりましたが、楽しいレースになりました。来年はHP2の参戦を考えていますのでまた面白レポートが書ければといいなと思っています。
 別途写真を送りますので誤字脱字をご確認の上お願いします。ユーチューブは編集後UPしましたら、掲示板に記載しますのでよろしくお願いします。・・・斎藤頼人・・・