

2003ガストンライエミーティング参加顛末記
レポートはR80GSで参加の佐藤 智明さんです。
(自身のHPより、文章をお借りしました。)
10月31日
出撃
今回は昨年(※1)とは違い1日前の金曜日から休みにしている
のでゆっくりスタートだ。前日は2:30過ぎに寝たがなぜか8:00
過ぎには目が覚めました。せっかくの晴れなので洗濯して9:00
〜9:30には出発しようと決めたが、結局出発しましたのは10:00
前でした。
今回は仙台南ICに乗るのにいつも使う国道286号線ではなく、仙台西道路→茂庭経由としましました。通常西道路は仙台市内から仙台宮城インターにアクセスするルートですが、今回は宮城ICは素通りし南ICまで行きました。少々の小銭が節約された…はず。
南IC手前で満タンにして長距離に備える。BMの良い点は長距離をサクサク・ストレス少なく走れるところである。また、今回使用するバイクはもうすぐ4万キロを越えるR80GSベーシックに43リットルタンクの長距離仕様で、GRMはいつもこれだ。最近の80は特にとみに滑らかに柔らかく周るフラットツインエンジンのフィーリングがより心地よい。本来であれば、これだけの好条件が揃えば一気に走るゼ…という気分が高まる…のであるが、今回は気分だけである。最近高速道路を走るのが少しダルい感じで人間がイマイチパッとしない…疲れてるせいでしょうかね?
高速道路上のインフォメーションで福島西近辺の吾妻SAにコンビニがあるとの表示があり、そこでなんとなくカップラーメンが食べたくなって休憩、11:30である。その後もダルイながらもサクサク進み、14:30頃には東京手前、蓮田SAにいたのでした。
※1 昨年は昼まで仕事で15:00出発だった。
暑いし眠いしめんどくさい。それにしても関東に入ってからものすごく暑い、どう考えてもオーバー20度です。高速を走っている分にはフリースを着ていても大丈夫だが…。仙台出発の際に1枚着ていたがそそくさと脱ぐ(※1)。今回は3シーズンのジャケットで来て本当に良かったなあ。
都内でちょっとダラダラしたあと中央道に乗り、ご飯が食べられないとイヤなので17:00頃談合坂SAで早めの夕食(※2)を取り、18:00過ぎに河口湖ICを降りました。
あたりはもう既に暗いが明日の集合場所まで30分〜40分で着く地点とのインフォメーションを得てきている。さあそこでキャンプか、あるいは主催者のバンガローにもぐり込むかなどと算段しながら4キロほど進むと左手にオフロ屋さん発見、しかしそれを横目にまずは右手のエネオスで給油に寄る。
明日の集合場所までの走行距離を考えるとここで満タンにする必要は全く無い。満タンで走れなくは無いが、その重さで軽快さは失われてしまうし明日の行程の最初150キロくらいはヒーコラいいながら走らないといけないのはイマイチである。また、談合坂で満タンにしておけばその後集合まで100キロくらいは走るのだから減る量を考えてもそこで給油すべきだったが、WAKO’sのフューエル1というガソリンと混ぜるキャブレター洗浄剤を入れた為、43リットルに洗浄剤ちょっとより、残り10数リッターに洗浄剤ちょっとのほうが早くキャブレターに洗浄剤がまわるのは道理であり給油しなかったのである。しかし、ここで何となく燃費を確かめたい誘惑に負け…満タン(※3)にしてしまいアフターフェスティバル。まあ明日は給油の心配無用で走れるのでいいことにしようと自分に言い聞かせる…しかしやはり重い…やれやれである。
※1 今回はフリースを2枚用意していきました。
昨年のGRMは雪が降りかなり寒かったのですが僕は装備充実で全く困りませんでした。しかし、走り用に3シーズンジャケット、移動用に防寒ジャケットを持って行ったので荷物が重く多くて辟易しました。そのためジャケットはモンベルハイデュラジャケット(3シーズンの防水透湿素材)とし、中の服で調整することで0度前後の寒さに充分対応出来る軽い装備としました。
※2 進んだ先で何も無くて食べられないとがっかりなので早く食べてしまったのである。
※3 満タン法で16キロ/リットルであった。その後は満タンにしていないので燃費不明。洗浄剤が効いていれば若干伸びているはずである。
おフロ屋の誘惑
さて、ガソリンスタンドに入る前に先ほど左手に見たオフロ屋の他これからの進行先にもオフロ屋ありの看板を見ていたので、給油中に店員さんに温泉のことを尋ねた。すると、「先のオフロ屋はもう閉まっているかもしれない。すぐそこのほうが良いと思うよ。」この一言で発進1分後には先のオフロ屋の駐車場にいました。ここのオフロ屋、入るだけなら1200円(高っ!)だが、ご飯飲み物付のセットだと、入浴代+600円でメニューで好きな物1品にビールかお酒かソフトドリンクが1杯付くのである。カウンターのおねえさんには後者を勧められた。一品はもちろんオーバー600円のものを頼んでも良いし、ビールを飲んだって400円くらいはするのだからかなりお得なセットなのである。しかし談合坂で既に味噌かつ丼(※1)を食べてしまったのでとりあえずこの時点では+600円は止めたのであった。
そして直ではお金を払えないので改めて券売機に向かった。そこで目にした衝撃の事実は…+1000円で仮眠も出来るということ。1食酒付(いやいや、酒だけでなくソフトドリンクでもよいんだってば…)泊まり付で2800円は得だろう!!そそくさと入浴しながら時間を見るとまだ18:30だし、きっともう1回入浴すればおなかも少しは減るし冷たいビールもいいし…ということで、既にフルセットで泊まってしまおうという青写真を描いてしまっていたのでした。(その後の展開は書くまでも無い。)
夜は食堂の大画面で日本TV系でやってた映画を見ました。
そして映画の終わりも終わりに友人からпBキャンプで寒くはないか、もしよかったら帰路泊まりに…という申し出でした。今回は日本海経由で帰宅予定なので断りましたがありがたいことです。キャンプして寒い思いをしているんぢゃ…と思われたようですが、いえいえ、お気楽極楽でいました、スミマセン…。
※1 なぜかツーリングに行くとカツを食べたくなってしまう….。
2003ガストンライエミーティング参加顛末記その1今回はスタート前に両サイドに入魂していただきました。

11月1日 初日
朝霧で昨年と同じナンバー47を貼る。朝は6:30起床。入浴も可能なのだがここで入って寒くてカゼをひいても仕方が無いと止めて7:00過ぎに出発。外は昨日の夜半から雨が降っていたらしく道路は濡れている。止んではいたものの曇り空なので一応カッパ(ん、レインウェアがカッコええ言い方か)装備で集合場所へ。ルートは一本道で予想より交通量が多かったので、朝食を買いたかったがコンビニにも寄らずサクサク進む。だが、予想に反して7:40前には着いてしまって安心するもがっかり…。おかげで朝はチョコレートになってしまいました。(あとで山口から来ている平井さんに、彼が集合場所の道の駅で買ったパンを勧められて遠慮無く頂きました。ご馳走様です。)
朝霧に着いても晴れ間は見られず…。ひそかに富士山の威容を期待していたので残念です。(※1)
8:00集合でしたが遅れてくる車両も10台単位でいました。主催者も少々遅れているしこんなものでしょう。受付が始まるとオフィシャルによるヘッドライト、ウィンカーなどの作動テストを受けてゼッケンが貼られる。あくまでもツーリングで、確認のためのナンバーだ。
今年のナンバーは47。昨年も同じ47だ。
申込がギリギリだったこともあるにせよ、偶然の一致にツキがある?!見知った顔と談笑。楽しいひとときです。また、ガストンライエ氏の姿もあります。今回はニューメットを持参した。カラーは彼のBMパリダカ出場時のレプリカカラーです。入魂のサインをメットの両サイドに。その1の表紙がそれです。
※1 富士山をはじめて見た時にそのあまりの高さにおどろいたのを今でも鮮明に覚えています。
岩手山を見ているので、それと比較して1000メートル近く高いとはこんなに違うのかと感激しました。そして姿も美しいのです。世界遺産に登録されそうになったというのもうなずける話です。ごみいっぱいで却下されたと聞いています。
入魂メットとともにスタート、行程370キロ
オフィシャルから簡単に説明のあと、9:00スタート。当初SSERHPでのインフォメーションでは1日目は450キロの設定になっていたが、みやぴーが事前に「初心者もいる中で450はきついのではないのでしょうか?」と尋ねたところ、そうですね、と主催者側で370キロに減らしたとのことである。
コマ図があるので一人で走行してもいいのだがまあツーリングなので楽しく行こうとビッグオフロードクラブでも一緒、LAST・TBIで一緒の日にリタイヤして以来仲良しの松田さん(※1)と一緒に出発。朝霧から甲府方面へ進んで行くうちにほどなく晴れていく。素晴らしい天気だ。またフリースが要らなくなりそうです。
1本目のダート走行はそんなに荒れておらず。朝一でタンクにもまだガソリンが山のように入っているので控えめに行きます。
その後はオンコースに2本目の林道があったのだが、これは朝の時点で工事中との連絡が入り迂回するようスタート前に主催者から指示されている。その後は中央道に乗り、韮崎ICで降りると北東方面へ。今日2本目の林道は結構荒れています。後から来るバイクの中には転倒するものも出るかな?まあこんな感じですがゆっくりいけば大丈夫。落ち葉で地面が茶色に色づいています。きれいです。
僕らがCP1(チェックポイント)にたどり着いた(※2)のは11:30過ぎ。僕らが1番乗りですが、今回のツーリングにおいては何の意味も無いことです。今回は主催者が指定した区間の時間(非公開)に1番近い人が用意した商品をゲット出来るのです。どう考えても余りに早過ぎの到着ですがまあいいのです。楽しく走ろう長野県。
このCPで40分近くダラダラしていたらいろんな人がやってきます。ガストン様ご一行もやって着ました。必然、ガストンを囲んで撮影会が始まるわけです。
CP1の風景。オレンジ色のズボンがガストン。スキーウェアのようなサスペンダー付防寒着。
※1 松田さんとは先週の全日本MXGPで菅生・仙台で一緒に過ごして牛タンを食べに行った。今週で2週連続で会っている。
※2 コマ図での案内なので、正確にコマ図を読んでいく限り単独でゴールまで辿りつける。(もちろん同じ地図を見ながら仲間と走ったりも出来るし、オンコースで見知らぬ誰かとたまたま会って結果として一緒に走ることもある)参加者の安全(確実にここまでは来ていたことが、チェックで分かる仕組み)を確保する意味でもチェックが行われているのである。
ご飯を食べて、国道+高速道路を一気に走りました
さて、しばらくはオンロード走行です。13:00過ぎにガストン様ご一行のバイクが止まっているのを確認して停車。そこは雰囲気の良い蕎麦屋で松田さんと二人入ります。既にガストン様ご一行は座っている。彼らの席はスクエアで12人くらい座れるところですが既にもう一杯。そこで我々は別席で黄色い泡の出ている飲み物を頼み蕎麦は大盛りを食す。至福のひととき。
黄色い泡の出る飲み物です…大盛りそばもうまかったッス。
13:45には蕎麦屋を離れ再度オンコースへ。しかしルートは国道で一本道、混んでいます。50キロ近くのあまりペースの上がらない国道走行ははっきり言ってくたびれました。この道を走り終えると今度は今日二度目の高速道路ひた走り。今度は50キロありました。そして、3本目の林道に突入…しようとしていたときには時計は既に15:00前を指していました。

トータル距離250キロあたりがCP3の指定地点であるが、その地点に到達した段階で17:00を過ぎていた場合、またはくたびれている場合にはエスケープのオンロード走行(ちゃんとこのルートもコマ図作成されている。おそるべしSSERの心遣い。しかし僕は朝の時点でなんで余計なコマ図があるんだろう…と裏返しにして貼り付けてしまいました。あとで貼り直したものの最後の1枚は既に捨ててしまっていました。)を余儀なくされるとの説明が朝にされており、食事後のリエゾンで時間を食っていることからフルコースは行けないのではないか…と気がはやるのでした…やはりせっかくなので250キロ以降のダート込みフルコースを走りたいのだ。
しかしこのダートに入る前で、後ろに縛り付けたフリース入りのカバンの落ち着きが良くないのが気になり、このままでは走行に集中できないだろうとはやる気持ちを押さえダート突入前に止まって外して背負うことにしたのだ(へー冷静だネエ、珍しく)。この時点で前方には松田さんの100の他、1100GSとダカールの二人がいたことを確認していてまあ30秒くらいなら追いつけるか?(追いつけないってば)と考えていました。で、用意しなおしていざ林道と走り始めると、晴れていたせいか路面はカチカチがちです。「スピードは出そうだがブレーキをかけても滑って危なそうだなあ、オーバースピードは危ないような感じ」、なんて考えながら進んで行きました。ほどなくなぜかバイクが2台道端に止まっているのを見てストップしたところ、未知との遭遇を果たしたのでした。
未知との遭遇
そこは直線から左に60度くらいで橋が2メートルほどの短さでかかっており、そこからまたすぐに右へ曲がっています。(ようするにシケインのような、と言えば良いか)すぐ下には細い小川が流れていて、道と小川のほとりの高低差は人の身長より少し高いくらいであり、そこの橋の下に小川の流れる方向を向いて(進行方向と180度反対にむいて)バイクが止まっています。11GSです。確認したところ人は無事であったので一安心。ただ、万が一バイクが動かない場合には主催者の手助けが必要だろうと思い、携帯で主催者に連絡しておこうと考えたが電波が届かずにダメ。しょうがないので、僕もバイクのダメージを確認するために小川へ降りようと…考えましたが、ふっとひらめいてバイクの側にいる3人に道の上から一言「まずは写真を1枚!!」
こんな感じで橋の上から…2メートルくらいは落ちてますが、左手の土手に飛んで事無きを得たようです・・・。写真の方向が進行方向。バイクはなぜか180度廻ってこちらを向いています…。
11GSのライダーは「橋が見えずまっすぐだと思った、しかしヤバイと思いアクセルを開けた」と語る。そのおかげでGSは飛んで土手の柔らかい部分に当たってほとりに落ちたようだ。見るとタンクやテレレバー、フロントカウルなどもダメージが無い。

プラスチックのエンジンガードがもげただけで、ぱっと見は落ちたバイクにはとても思えない。幸い小川を越えて土手からは元の道への平坦な脱出路があったし幸い僕はロープを持っていた(※1)ので、人数さえいればバイクは引き上げられると判断。とりあえずバイクのエンジンをかけてみると幸いなことにかかりましたので、土手の上にさえ引き上げられれば自走出来るかもしれない。そうこうしているうちに人が集まり総勢8人となりました…よし、上げませう!!11GSのフロント部分にロープをかけ(※2)、総勢7人(ん、一人足りないゾ)で引っ張る。ロープをハの字に出し、片方に2人、片方に3人、ライダー、そして後ろから押す人、そして土手の上にカメラマンです(ん、そうか…そういうことか)。掛け声もろともひっぱると、あれよあれよと言う間に上がる上がる。もう大丈夫だなあと思ったので坂の途中でバイクが斜めのままの時にあえて一言。「ストップ、写真撮らせて!!」で、その写真が表紙写真…。神は我らを見捨てず…八甲田山死の彷徨では「神は我を見捨てたか…」でしたが。
そして引きあがってバンザイ三唱です(フィクションあり)。バイクチェックもOKで彼もOK、無事オンコース復帰を果たしたのでした。
※1 先々週ヂモトで11GSの横山さんとサクッと林道ツーリングに行った際、彼の11GSが転倒しヘッドカバー破損タンク損傷で走行不能になったが、その時にはロープを携帯していなかったのだ。今回はなんとなく持って行ったほうがいいかなあと思ったがその予感が未知との遭遇を引き起こしてくれたものと感謝しています。 ※2 ロープをかける際に注意したいのはテレレバーのアームの下にかけることであろう。もしアームの上にかけたならば、ひっぱった際にフォークをつたってカウルにあたり、そこに力をかけるとカウルが損傷する恐れがあるからです。
ロープがどこから出ているかを確認しておきましょう。要注目です。
フロントカウル フォーク フォーク ここにロープを入れるとフォークをつたってカウルが逝く怖れあり。×です。テレレバーアーム ここにロープが入るちうに。テレレバー下で何回か巻きつけるとなお良いかな? タイヤ、こーんな感じになっただけで走行は可能!!信じられません…こんなもんで済むなんて…。
4本目にCP2がありました。あとは進むのみ。で、進むうちに4本目の林道に突入、ほどなく林道内でCP2、15:50といったところでした。ほどなく落ちた方もやってきましたが身体もバイクも無事なようで何よりです。さ、フルコース目指してさらに走ろうっと。16:30にならないうちにCP3です。ウーンと近いです。いやはや、なんとか間に合いましました。で、このCPは長野IC前のコンビニで、ここで冷たいジュースを飲みましました。おいしい野菜ジュースでした。うーん、余は満足ぢゃ。
高速一気走りも3度目です。また50キロです、めんどくさい。で、妙高高原ICで降りて、高速で置いていかれた松田さんが見えたので、よし追いつこうと思ったらさっさと走り始めてしまって…。こちらもそそくさと出発しましたものの、降りてちょっと走ったところで信号。コマ図は右折で松田さんは進むも、僕は信号に引っかかって1分のタイムロス。うむむーおいつけるか?右折した先は山中登りのワインィディングである。ぐいぐい登らせる。昨日今日に限らず最近は結構バイク自体と仲良くなれている感じである。今日も既に300キロ近く乗ってだいぶGSと調和してきた感がありサクサクと進むことが出来、ダートの手前3、4キロあたりでようやく彼に追いつけました。10キロ近くは追いかけたかな?で、肝心の最後のダートに入る頃にはもう既に日がほとんど暮れていましました。当然ナイトラン。でも、比較的フラットでグリップが良いので結構いいペースで進めました。
ただ、GRMに行く前にマップホルダーの電源取りのためヘッドライトを外した際に光軸が狂ったためあまりロービームの照射範囲が芳しくなく、ハイで走行しました。ん、気がつくとマップホルダーのライトが何か点滅しているというか暗い。何でかなあ、と思いつつ走っていたら完全に消灯。う”う”ぁっ、追いついておいて良かったッス、しょうがないのでこれからはコバンザメ走行。で、いつの間にやらCP4。夕日の写真を撮って後はまたサクサクコバンザメ。国道に出て給油してホテル到着は18:15でしました。僕らのゴールは参加者の半分くらいがゴールしたあとでした。オフロが気持ち良かったです。
夜、ライトアップされた駐車場所にて…パーティ会場の外の窓辺にずらりとバイクが並ぶ。壮観。
パーティは遅れて帰るものも多くてかったこともあり、20:00スタートでしました。落ちた方も一緒のテーブルだったのでより素晴らしい肴を提供頂きましました。

夜はちょっと納得しかねることがありました。露天風呂でおしゃべり過ぎで一般客に注意されてしまいましましたが、まあ確かに少し風呂場でおしゃべりが過ぎたのでこれはいいのです。でも思い返してみると静かにしました後でも、さるお客さんが露天風呂に入ってこようとして去ったのを見て、その男は「ほら、そういう雰囲気を察して…入らないで去って行く。」などと言われたのはちょっと違うよなあ、と思っています。やれやれです。
部屋ではモンゴル話をたくさん聞かせてもらいましました。いいなあモンゴル…。夜は12:30には終了、寝ましました。
後光が…神はここにいた?!今日も快晴、バイクも快調、いいツール日和です。
11月2日
スタートして、はぐれたり転んだり。昨晩9:00集合、9:30スタートなのでゆっくりでもいいのに6:30には目が覚めてしまいました。せっかくなので再度入浴。朝ご飯はしっかり食べました。ご飯2杯に皿3つ分おかず、デザートに牛乳にオレンジジュースにヨーグルトジュースなどなど…。うーん、余は満足ぢゃ。
そうそう、かなり朝は余裕がありました。出発前にみんなで記念撮影したくらいですから。
いざ出発と9:30に出ましたが、出て5キロくらいでみんなで迷う。しかし、みやぴーとそれらしき工事中で通行止めと書いてある分岐を進入したらOK、進んで行く。後ろで迷っている人は置いてきました。僕らが戻らなければ来るでしょう、キット。ちなみに、2日目のコースは昨年走ったコマ図と全く同じとの話がありました。なので迷いようが無いはずが…人間の記憶って、やはりあいまいな部分があるのですネ。 途中景色の良いところで記念撮影して…と10分以上は時間を費やしましたが後ろからは一向にやってくる気配がありません。まあいいかとサクサク進んでいくと、しばらく行った先の交差点で、僕から見て左手ににたくさんのお仲間バイクを発見。なぜかまったくオンコースでないところの交差点…オフィシャルあたりに誘導されてオンコースに来たのかな?ハテナ、である。ここではぐれた松田さんとも再会出来ました。

サクサク走リテ林道ニ入ル…はずが、林道に入る前の狭くなった舗装路のつづら折れで、小回りして進入したところフロントから滑って転んだ。限りなくスピードの低いところに、濡れて滑りやすい石の路面だった…やれやれである。無理せず大回りで入れば何てこと無かったのにな。初転倒。今日も暑いがサクサク進み、ご飯屋さんはてんてこ舞いで、林道で途中記念撮影したり、他の人が目の前でミスコースするのを横目に正しいコースを抜けたり…。抜けてすぐのところに自販機があって何人かが休憩していたので僕らもそこで休む。ジュースが上手い!!そのくらい、10:00過ぎてもう暑い。全くもって夏の終わりという感じの天気で、昨年の雪とはえらい大違いだ。太陽がまぶしい。その後も人車はサクサク進む。今年は余裕があって何回か止まってジュースを飲んだり景色を楽しんでいる。
CP1は国道沿いで12:00過ぎに到着である。ここでも軽く休憩。その後狭い道のワインディング(は楽しかった。でも転んでるので慎重に進む)、そして林道。8キロの林道は昨年山口からのGS乗り、平井さんにぶち抜かれた場所でもある。やはり林道はサクサク進むのがよい。っていうか、ガンガン進もうにも崖が怖いのでサクサクしか行けないのである。しかし僕はこれでよいのだ、無理して落ちては元も子もないのだ。
抜けると昨年凍っていた舗装路だ。しかし今年は何ともない。暑いのである、当たり前か。下りのワインディングを抜けると昼食場所へ。13:00すぎである。ここは昨年、みやぴーとチームガントルガを組んでここでメニューに無いカツカレーを作ってもらった思い出の場所である。着くと、CPで会って僕らより先にCPを出たガストン様ご一行が既に座っている。ここの食堂は親父が一人で作っている場所で(他、おばちゃんが2人いる)頼んでもなかなか出てこないところでもある。一緒に入った10人位のうち、2人は痺れを切らしてキャンセルして出ていってしまった。(しかしその10分過ぎにご飯が出てきた。)まあ確かに30分以上は待った。今回頼んだのは焼肉定食だったが、
ガストン様ご一行の面々の2人の焼き肉定とともに僕と松田さんの焼き肉も出てきた。※1※2 なんてことない、しかしいわく?あり、焼肉定食※1 ガストン様ご一行の二人も焼き肉を頼んでいたが僕らはそれを知らずに頼んでいて、彼らのほうが先に頼んだにもかかわらず一緒に出てきてちょっとラッキーである。きっと同じメニューなのでまとめて作ったのであろう。
※2 昨日の主催者指定タイムに1番近いが商品をゲットというゲームで区間賞2つの他総合も取りトリプルクラウンを達成、スズキに乗っているのにBMW製ハードツーリング用のサバンナスーツ上下(オーバー10万円)をゲットした。
渕上さん@DRBIG(BMお買い上げですか?へへ。)はガストン様ご一行と一緒に到着しざるそばを頼んでいたが、彼のご飯は僕らの焼き肉よりもあとに出てきた…彼曰く「もう1時間はここに座っているよー」と泣きそうであった…へへ。
オフィシャルが追いついてきてそそくさとゴールへ向かいました。
14:00過ぎ食事が終わり外へ出るとSSERのオフィシャルが追いついてきた。通常のSSERイベントの場合、オフィシャルが追いついてくるということは我々が最後尾を走行しているということである。思わず僕は「もしかして我々ビリですか?」(確かにご飯は出てくるの遅かったしゆっくり食べてたしナア…。)とたずねる。「いや、あと6台が林道を抜けてきますが、他の人には時間切れということで林道を走らず、まっすぐにゴール地点へ向かってもらいました。」
3:00から閉会式を予定しているのは朝の話で聞いていて、そういうわけで追いつかれたのね、と納得。さあ僕らも3:00ゴールを目指して最後の走りである。国道をさっさと…行くはずが、国道に出るまでのワインディングとその後の百メートル単位の住宅街の細路地のコマ図がスピードを緩めさせる。でも、その後は快適に林道まで。
林道は昨年も走っているが結構手ごわいガレた道である。こちらは2速くらいでそそくさ進んでいたが、そこを後ろからマフィア田中(モンゴルでHPNを手足のように操る恐るべき人)が僕の3倍のスピードで(ガレガレの林道を、である)抜いて行った。3倍速ということで、まるで紅い○星もかくの如くか…。途中はらんで立ちゴケすると、あとから追ってきたしなの小林さん@今回はアフリカツインではなくってGSなのね、が、同じ場所で立ちゴケ。きっと僕のバイクを見てしまって見入られたのだろう…ご愁傷様である。
ゴール後はくにさん@モンゴルではダカール今回はKTM450で参加、のKTM450に試乗させてもらいました。以前に乗ったKTM400よりはずっと好印象。軽くてパワフルで、フレームがすごくしっかりしていました。硬すぎ?俺にはまだ乗れない?でもおもしろそうでした。今回はこれで仙台への帰途につくので記念撮影後はいつものおしゃべりには残らず16:00過ぎには会場を後にしました。
ゴールのタカボッチ山駐車場にて

その5(最終章)に続く 2003ガストンライエミーティング参加顛末記その4
11月2日
長野の夜を楽しみました。急いで帰る必要も無いのでとりあえず温泉を探す。暑くてべたべたなのですっきりしたいのだ。塩尻北インターにサウナ込みの温泉があるも1995円にパス。地図で2つインター先に今日のオンコースにもあった温泉を見つけ、そこへ行きました。高速代を入れても1000円かからなかったのでラッキーでしょう。温泉を出たのは18:30、そのあと蕎麦屋を探して彷徨。ファミレスライクな値段の蕎麦屋でざる蕎麦を頼む…はずが、他の客に運ばれてきた天ぷらの大きさに負けて…天ぷら蕎麦を頼んみました。でかいでしょ、エビが…これに負けたのだよ、悪いかい?へへ。 20:00過ぎに夜の高速に乗りました。が結構冷えていた上、おととい昨日今日と遊びまくって疲れていたので50キロくらい走って野尻湖PAまでたどり着いた時点でギブアップ。ようやく今回初のテント使用です。22:00にはお休みなさい。
11月3日
最後の日は一気に帰りました
5:00に目覚ましを鳴らしましたが起きられず。5:40過ぎ起床で6:30発。ひた走って8:10過ぎに新潟は中条IC(※1)にいました。160〜170キロの距離です。一気走りをして疲れましたが、とにかく早めに家にたどり着きたい。
国道113号は長井近辺に着くまでは信号もほとんど無い快適なルートでサクサク進んで南陽(113号と13号が交差する市)に9:30には到着、ここのコンビニで一息ついてご飯も食べました(朝はおにぎり1個だけでしたので)。113号の峠が8度くらいだったので、ここで寒さ対策にハンドルカバーとフリース2枚、マフラーを装備。
そのあとはいつもなら山形へ向かうのですが、南陽→白石の113号のうち、南陽→七ヶ宿の間を走ったことが無かったのでせっかくだから走ってみようとそちらへGO。初めての景色は楽しいものですね。
あとは七ヶ宿途中から遠刈田へ抜け、村田→茂庭→西道路→自宅というサクサク渋滞レスルートで仙台へ。仙台へ到着したときにはフリースダブルで暑かったです…装備するのが遅すぎました…。やるなら中条の時点で南陽までやるともっと快適でした。 12:15、無事帰還、バンザイ。
※1 3年前に初めてGRMに行った時、新潟のICは新潟空港ICまでしか出来ていませんでした。
しかし今回はそれよりさらに30キロ以上は北に延伸され、新潟市内を走らずに済んだことからストレス少なく走れたのがラッキーでした。
ガストン様平癒祈願で今回の締めです。
3年前に初めて会って、終始笑みを絶やさない陽気な印象のガストンライエですが、それは今年も変わらず…しかし何か今年はお疲れ気味です。 主催者山田さんとガストン。出発前朝霧高原にて。
もちろんサインの時にはイヤな顔せずしてくれるし人といる時はにこやかですが、休んでいる時にはどうも疲れている感じでしたし、実際彼自身が「疲れた」、と口にする場面にも遭遇しました。
というのも彼は昨年来皮膚ガンで入院加療手術の繰り返しだっとそうで、今年もやっと退院して来日したとのことです。バイクも昨年GRMで乗って以来のことだそうです.
僕もこの場を借りまして、彼にまた来年も元気な姿で日本に来て欲しいなあと心から、しかしひそやかに願っていることを伝えさせていただきたいと思います。お互い、今年も来年も楽しく過ごしたいものですね。
最後まで5thGRM参加顛末記にお付き合いくださいました読者の皆さん、本当にありがとうございました。 では、またの機会に。
