ガストンライエミーティングレポート

  

今年もみやぴーとうーくんによる2人レポートです。
同じイベント参加でも、人によって見え方が違うのが楽しいですね!
まずはみやぴーのレポートをご覧下さい。

 今年も行ってきました。ガストンライエミーティング。
 去年の遅刻を教訓に、夜中の12:30に家を出発。今季初のオーバーパンツを装着した。
いつものようにまずは相模湖インターを目指し、なんとなく20号も空いているので行けるところまで下道で移動。韮崎付近で小雨に降られた時点で気温4度。一気に冷却された。道ががらがらで高速並みの移動ペース。3:30すぎに時間の兼ね合いで諏訪から高速へ、塩尻北まで走る。高速を降りて給油、ここから道順を記憶しているので松本の先から147、148号とつないで白馬を目指す。途中147号でそれっぽい650GSダカールさんとしばしランデブー、ペースの違いで離れていった。148号に入ったあたりで雪!ただいまの気温0度!一気に路面が白くなり、右手に対するタイヤの反応が変わった瞬間がわかった。峠をおりて白馬の町中で普通のウェット、でも雪。もう止まりたくないのでコンビニも自販機も通過。国道を離れ4〜5kmほど上ってホテルへ。もうここも積雪で真っ白、上ったのはいいが下るのは危険かもってくらい。6:00前に当日一番で到着。状況をスタッフに説明、雪は降り続いた。8:00前後にミーティング。下見部隊の情報と状況を判断して11:30に走行するかを発表となった。
 ガストンさんに挨拶、昨日関空に着いてそのまま長野にきた割には元気そうだった。モンゴルのガントルガさんがこちらを見つけて握手してきた。´96のモンゴルと日本で一回「モンゴルのゆうべ」のイベントで会ったくらいであまり親しくはないと思っていたのに覚えていてくれたらしい。
 11:00に本部発表。約75kmほどコンボイで移動、そこからコマ図で走行となった。先
頭はスタッフ&ゲストのガストンさんガントルガさんをはじめ外人部隊、ゼッケン3の私はその後ろになった。移動区間とはいえチャンピオン二人のあとを走ることになった。ガストンさんは今年はおとなしく走っていたが関心したのはガントルガさんの運転。日本人も見習わなければ、というくらい丁寧な運転だった。ホテルを離れていくとじょじょに天候は回復、ときどき晴れ間も覗くが気温はあがらず。さすがに50何台のコンボイはばらけてしまった。
 コマ図開始の地点でこれから入る山を見ると真っ白。後続を待つこととなった。スタッフの話ではかなり待つことになりそうで、この先の状況も不明という事だった。ここは40kmくらいのループコースになっていて、だめなら戻ってくる事を条件に土谷隊長と下見(味見?)に突入。ガストンさんに「プリーズ サーチ ウィズ ミー」と誘ってみたら「ノンノンノンノン!」と断られた。どうやら1150GSでノーマルタイヤではいやみたいだ。前半は一般的なフラットダート、中盤あたりから路面に雪&氷がまじり始めた。といっても表面だけなので右手に気をつければ進むことは十分可能、バージンスノーを一番で進んでいった。
 頂上で舗装路へ合流、2km先に見晴らしのいいポイントがあってそこでUターンとコマ図にある。当然行くでしょ。舗装がところどころ見える雪の路面。ただし雪は吹き溜まりが多く、中で深さが変わっていて優しいようでむずかしい感じだった。展望のいい場所へ一番で到着。曇りとガスってて景色は見れずUターン。合流地点へ戻る途中調子にのって加速中にリヤタイヤからスリップ転倒。起こして見たら4速に入っていた。4速で開けてたみたい。戻ると合流地点で数台上がってきていた。この先のコマ図は舗装路で入り口に戻るようになっていて、みんなで相談してオンコースは危険なので入り口のスタッフに電話して来た道を下りることにした。ガントルガさんも650GSダカールにミシュランシラックで上がってきた。1150GSアドベンチャーの外人さんも苦労しながら上がってきた。
 帰り道は状況がわかっているのでさらにアクセルオン!。みんなが踏んでいない雪の場所を選んで下りていった。途中20台前後が上ってきていた。慣れない雪道をいろんな意味で楽しんでいる様子。出口でゼッケンチェック、ここでさとうともあき君とガントルガさんのエスコート部隊「チームガントルガ」を結成、私先頭、ともあき君2番、ガンちゃん3番で移動開始。ともあき君がガソリンが無いという事でスタンドへ。ガンちゃんに「ガソリンは?」と身振り手振りで聞くが不明との事、借りたバイクだしね。3台給油してしばしコーヒータイム。3人で身振り手振り&中学生以下の英語で会話、私が自販機の前で「ピーボー」(ビール)「オンダー」(ジュース)と数少ない知ってるモンゴル語でコミュニケーションを試みる。ちなみに聞いたらコーヒーは「カッフィ」と英語に近い言い方だそうな。移動を再開、山を下りて日が出てきて暖かい。ともあき君がカメラの電池が買いたい、とセブンイレブンへ。日暮れが近付きホテルに向けて標高も上がってきて気温がぐんぐん下がってきた。ここでともあき君がトイレと停止。ともあき君は忙しい。
 「ただ今の気温3度」の表示と道路脇のスキー場に見える雪にやる気を奪われつつホテルへ。今朝の雪は溶けていてウェット路面に変わっていた。今夜の凍結が心配された。部屋へ戻り大浴場へ。幸せとはこの事なり!。ロビーのスタッフによるとまだ帰ってくる
人が多いのでパーティー開始は一時間遅らせるとのこと。パーティーが始まった。今朝の雪の混乱から始まり予想以上に進行が遅れたことで進行もあわただしい。全体的に短めの挨拶にまじってガストンさんの指名で私も壇上へ。準備してなかったのでたいした事は言えずに終了。みなさんごめんなさい。当初の予定では走行時間にシークレットタイムが設定されていて、そのタイムに近い事で順位をつけるはずだったが不可能となり、なんらかの方法を考えるそうだ。パーティーが終わり部屋に戻った。24:00すぎに力つきて寝た。

 

 2日目の朝。さぶい!!きんきんに冷えている。やはりゼッケン順でスタート。ガストンさんは650GSダカールに乗り換えていた。その気持ち、よくわかります。今日も「チームガントルガ」結成。今日は私、ガンちゃん、ともあき君の編成。菅原社長先導の外人さん混成チームを迷いやすい分岐でパス。林道区間へ突入。去年と同じ道だが雨で路面が掘れててけっこうテクニカルになっていた。先頭を走っているとじばし後続と間が空く。これってガントルガさんを引き離している?? 日本の狭い林道だし、こちらは軽いしタイヤは山あるし。広いエリアで同じ条件なら一日で数時間の差がつくくらい実力差はあるはず。(あったね、実際。6年前の体験)ダート区間で距離が狂っていて修正、後ろはこない?え、こないぞ?と思ったらともあき君がこけてたそうな。
 山を下り時刻は11:00前後。お昼はどうしようかとともあき君と相談、次の道の駅で食事できそうだったら、としたがルートは山を上がり始めた。まだ上がり始めの付近でシークレット通過チェックを受けた。だんだん狭い道へ狭い道へ進んでいった。右にUターンぎみに林道へ入った。水たまりは凍結、正面からエントラントがきた。入り口間違えたと言っていたがこちらは距離はぴったりなのでそのまま進んだ。去年と同じ林道だが途中に舗装が増えていた。ここも先頭でやりたい放題、がんがん開けていった。ここもやっぱり去年より路面は荒れていた。出口で舗装路へ。ガンちゃんは来たが、ともあき君はこない。後続の人に聞いたら私がキャリアから落とした荷物を回収してくれてるそうだ。ともあき君ありがとう。
 6人くらいになって移動再開、見覚えある景色、去年のアイスバーンエリアだった。そろそろと雪と氷に気を使いつつ進んでいると正面から車、オフィシャルだった。「転倒した人がいるはずだけど?」「いや、こちらは見てません。私達より後ろでは?」「この先2箇所凍っているけど慎重にいけば大丈夫だから」「わかりました」と
会話を交わして進んだ。去年の一面アイスバーンに較べれば凍ってはいるけど全然楽勝だった。下りになって湖のほとりの食堂でお昼。さてガンちゃんに何が食べれるか聞くとカレーは大丈夫だそうだ。みんなでカツカレーにしようとなったがとんかつの説明が伝わらない。モンゴルの人は豚食べて平気だよね?宗教とか。たぶん平気でしょう。と勝手に解釈してオーダー。結果普通に食べていて、おいしいと言っていた。
 今回のコンディションの事やラリーの話で不完全ながら会話を続けた。窓から外を見ていたが後続はほとんどこない。5人前後くらいか。あとのこり4〜50km、閉会式予定時刻に残り一時間となったので移動再開。ゴールちょい手前に去年は無かったダートの設定、うわさではけっこう厳しいらしい。入り口がちょい見つけづらい、微妙に通りすぎ発見。最初はコンクリートだか土だか判別不能な微妙な道。十字の分岐を左へ。路面が変わった。土に岩盤、雨で深く掘れた溝に無数の岩、落ち葉の路面に傾斜付き、と素敵なロケーション。もし途中で止まったらいやかもって感じ。私はもう全開!さらに全開!後続を待つ、見えた瞬間また全開。めちゃめちゃ楽しい。先頭でよかったぁ。舗装路に出て全員を確認して移動再開、ちょっと走ったらゴール地点だった。
 時刻は15:00前くらい、到着は2番だった。やっぱり覚悟していたがめちゃ寒い。ヘルメットを脱ぐと耳が痛いくらい。しばらくしてみんなが到着し始めた。オンコースを迂回して高速で来た組、途中トラブルで別ルートから来た組、聞くと途中でいろんなドラマがあったみたいだが、その件は私以外のレポートに期待しましょう。山田さんもなんかトラブったらしくまだ来ない。そのうち風に雪が混じり始めた。そこで本部の発表、山を下りて道の駅へ移動となった。だんだん天気が悪くなってきた。山田さんも到着。全員はそろっていないが小雨のなか閉会式が始まった。今回は順位はなし。優勝商品は全身泥だらけになって帰ってきた1150GSの女性に独断で決定された。
 今回は集合前から道に積もるくらいの雪に始まり、予定&コース変更、全体の進行の遅れ、各自のトラブルとハプニング続きだった。こんなに進行が狂うのもめずらしい。でも終わってみれば面白かった。ガストンさんやガンちゃんともより仲良くなれたし。会場を出るのが私と土谷隊長が最後になってしまい、ガンちゃんが名残りおしそうに最後まで見送ってくれた。
 ガストンさん、ガンちゃん、そしてみんな、また来年会おう!


ここからは土谷隊長のレポートです。

 今回のGRMはいつもと違っていた・・・。それは、例年なら遠くの山々に雪が見えるぐらいなのだが、今年は目の前が積雪だった。

  

 11月2日、朝(夜中?)2時半に目覚めた私はそそくさと出発準備、外はいい天気の星空が見えた。さーて行くか! 中央高速は朝4時だと言うのに、結構車が多い。120km巡航で走るが双葉を過ぎた辺りより寒さが厳しくなってきた。長野道松本インターで降りてしまった私は30分ほど余計に走り白馬を目指した。木崎湖までは快調そのもの。しかし青木湖まで来ると白い物が舞ってきた。白馬に入ると辺りが白くなり、集合場所のアルプスホテルまでの国道から外れた4キロは早くもアイスバーンに。視界も悪くなり去年の記憶を頼りに、何とか到着した。
 ホテルには既に前泊組みの10数名がおり、知った顔もおり、挨拶と受付をすませ、出発の準備に取り掛かる。コマ地図を巻きながら途中に寄って買ってきたおにぎりをほうばり、作業を進める。8時のブリーフィングで降雪の為、ルート確認を行っているといい、出発時刻の大幅な遅れとなった。
 さて、ここで今回のイベントに参加されている私の知っている人は、ビッグオフロードクラブより、XR400みやぴー、R1100GSのS谷川さん、同じくR1100GSのT中さん、DR800のW部さん、R100GSのT中さん、R80GSのともあきさん、R1150GSのW旅さん、その他にもGSクラブのS田さん、I毛さん、U田さん、ホームページを見て連絡を頂いている人など多数いて、この世界の狭さもちょっと実感。
 内心このまま今日のコマ地図ツーリングは中止ではないかと言う気分に為りかけた10時にブリーフィングが再度行われ、ショートカットされたルートで75キロ先のループ林道を走ると言う事になった。そこまでは全員でコンボイ走行で出発。朝方よりは道路に積雪が無くなった為、走るのには安心である。白馬村から出た頃にはすっかり雪も無くなり、1時間半ほど舗装路を走りループ林道入口に到着した。
 しかし、ここまでに約半分のメンバーが分断され到着しておらず、到着を待つ間に下見に行こうと言うことになりみやぴーと先陣をきって出発。下から見た限りでは、山の上の方は雪、何処まで行けるか分からない。いつ凍結路面になるか分からない状況のなか、必死で前を走るXR400みやぴーを追いかける。最初の5キロはフラット&緩いカーブの為走りやすい。山を登るにつれ、路肩に雪が見え、路面にも積雪があるが、降りたてのさらさら雪のおかげで走るには支障なく、グリップも良く約17キロの林道の頂上に到着。一休みした後、山尾根の舗装路をコマ地図に従い走り出すがこちらが曲者で、雪が風により吹き溜まり状態になり、アスファルトの見えるすぐ脇には、15cmほどの雪がラインを塞ぐかのごとく、積もっている。何気なく突っ込んでしまった為に、フロントから滑り、一回目の転倒。ふかふかの雪に倒れた為、ダメージは全くなし。しかし足元が悪く、一人では起せず、後ろから来たR100GSの方に助けて貰い、何とか起せた。これ以上は危険と判断した私は、Uターンを決めたが、その先5mで今度は左側に2度目の転倒、今度は開き直り記念撮影をし、戻ってきたみやぴーに手伝ってもらい起した。おまけに舗装路を戻る途中で、みやぴーも転倒。「後輪に追い越されてしまった。へっへっへ!」全然懲りてない奴。
 下から登ってきた林道との合流地点まで戻り、さらに10名近くが来て、この先は危険と言う事で、同じ林道を下る事にし戻り始める。何故か上りより下りの方が走りやすい。1キロ下ったところでR100GSになにやらトラブルがあり、話を聞くと石にハンドルを取られ、転倒。脇を強打し、少し痛がっていた。バイクの方はライトカウル脱落にシートを止めているネジ2本が消し飛んだらしい。荷物用ロープと携帯予備ネジで応急修理を施し下山となった。舗装路に出てからは、1日目の195キロ地点よりコマ地図走行でホテルまで各々走って帰ることに。
 夜の夕食会とパーティーでは、SSER主催者の山田さんの挨拶に始まり、ガストンライエさん、オランダから参加して頂いたBMWディーラーの外国人さん、JRMの菅原社長さん、フラットの市川さん、RRMウィナーのガントルガさん、バックオフ編集者の方、GSクラブの副会長 S田さん、そして、何故かみやぴーまでもが、挨拶をしバイキング料理に舌ずつみを打ちました。食事をしながらRRMのビデオをスクリーンで上映し、今回の最大のイベント「参加者による、オークション」が始まり始まり。
 参加者がおのおの持ち寄った、パーツやウエアー、カタログ、雑誌、日用品に到まで多種多様の品物で盛り上がり、大盛況。因みに私はプログリップのラリースポンジグリップを出品し、ウエストバックと運動靴をゲット。みやぴーはPCソフトにドカティのプラモデル、W部さんはPCパーツに電動マップケース、S谷川さんはソフトケース(小物入れ)、T中さん、ともあきさん、それぞれ自分の欲しい物をゲットしています。

 11月3日朝、外はとても静かである、といこうことは・・・、やはり小雪である。でも路面には雪が無いので予定通り、9時ブリーフィングに9時半出発で2日目のスタート。先頭は菅原社長さんのR1150GS、それに続きガストンさん、ガントルガさん、山田さん、等大御所メンバーが連なり、その後にゼッケン順にスタート。途中大御所メンバーが給油の為、GSに寄る間に、R100GSPDのU田さんがスパート。林道に入ってもがんがん進みます。だんだんペースが離されて来た頃、先頭の内田さんが水溜りで寝転がっています。泥と轍でチュルになっており、リヤが大きく振られたようです。みんなで起してあげ、ツーリング再開。私は、雪で視界が悪い為ペースを少し落とし、枯葉とチュル場で思うように走れません。それでもなんとか前を走るメンバーに食いついていきます。
 去年より今年はこの林道コースが延長され、さらに激しさが増しています。砂地でスリップしたF6GD、水の流れたクレバスに嵌ったR100GS、曇ったゴーグルを外した瞬間に目に枝が飛び込み、軽い出血したランツァの方、後から聞いた話では、澤田さんの引率した初心者メンバーのグループでは、書ききれないぐらいのお楽しみがあったらしい。
 この後はしばらく舗装路が続き、2本目の林道では、菅原社長の1150GSとオランダBMWディーラーの方の走行シーンの動画にて撮影。この林道では、やはりトラブルがあり、F6GSの方が転倒しフロントフォークのアウターチューブのシャフト付近を砕き、走行不能で、ピックアップ。去年ともあきさんがやった、あれと同じ様です。
 林道を抜け舗装路になり1〜2キロ走る内に、路面が少しずつ、アイスバーンになって来ているではないですか!2速ホールドで回転を下げてゆっくり進みますが、たまにリヤが左右にスライド。この時に慌ててはいけないと神経をアクセルに集中しクリアー。そして、右タイトコーナーに差し掛かる所で、F6GDが止まっています。どうやら、フロントタイヤのパンクでした。先ほどの林道でリム打ちしたようです。I毛さんとW部さんと、私の3人で修理作業に入ります。
 まずはタイヤを外し、チューブを取り出し、I毛さんの予備チューブを装着します。ところが、タイヤをはめる時に、タイヤレバーでチューブを抉ってしまい、空気が入りません(頼むよ・・・W部さん!)。もう一度外し、修理パッチを貼り再度装着修理完了。で、途中まで、作業を見守っていた山田さんが、エアーポンプで空気を入れるのをやるといいました。私としては、自分の乗っているバイクがパンクをし、人に任せて自分は手を汚さないという事を平気で居るような人だったら、きっと軽蔑していたでしょう。たとえ自分でトラブルに対処出来なくても、(パンク修理ぐらい出来ると思いますが。)出来る事はやろうという気持ちがあってくれた事には嬉しく思いました。(ちょっと生意気な事をいってしまいました。ごめんなさい。)


 

 この先の道はさらにアイスバーンが続くため、後続から来た、女性2名を含む5人は、ここまで来るのにも難儀していたようなので、引き返して舗装路でゴールを目指す事になりました。私は去年も参加し、ゴール地も知っており、また塩尻市には親戚も居る為、地理には詳しく、5人を引率する役に。高速を使い、5時近くに何とか高ボッチ高原のゴール地に着きましたが、雪の為山の下の道の駅で閉会式をする事に変更になります。途中カモシカが4頭道におり、「あの鹿はこんなところに居て、寒く無いんだろうか?」と余計なお世話を考えてしまいました。
 道の駅に着いた時には、閉会式も終わり、おのおの帰り始めています。しかし、私がついた時に仲間のみんなが、「おつかれさま!」と声を掛けてくれた事が、今回の中で一番うれしかったです。思わず涙が出そうになっていました。そして、SSERのスタッフの方に預けていた荷物を受け取り、帰りの仕度を終える頃には、私とみやぴーだけになっていました。これからみやぴーと2人で地走り隊結成です。
 塩尻峠と富士見峠付近では、雨に降られたけど、甲府辺りでは天気も回復し冷えた体にラーメンをすすり、一路東京を目指します。しかしこれからが大変でした。なんと笹子トンネルより国道20号が延々相模湖インターまで渋滞していたのです。高速でも大月付近で、30キロの渋滞表示。いままで20号でこんな渋滞した事は無かったので、まさかまさかでした。すり抜けをバンバンしたけど、予定より1時間近く掛かってしまいました。
 去年のGRMではコマ地図フルコースで、何事も無く楽しく走れたけれど、今回のGRMでは、初めからの大番狂わせで、一時はどうなるかと心配したけど、終わってみると、去年よりずっと楽しい思い出が出来ました。これも、SSER全ての方の努力とそれに順ずる協力していた方の賜物なのでしょうか。本当にお疲れ様でした。そしてありがとうございました。