
期間 2026年6月20日~7月10日
6月27~28日 トレフェン(ELEFANT MTG in デンマーク)
7月3~5日 WDW(ワールド ドゥカティー ウィーク)
旅行(冒険)に先立って・・・。
*今回の冒険について、ツアーグループや旅行代理店との関連は一切ありません。スケジュールからルート、観光地、連絡・手続きまで全て個人で計画。同じELEFANTライダーのコミュニティーで知り合ったオーストラリア&イギリス&イタリアのライダーとの交流から今回の冒険が計画がされました。
ヨーロッパ周遊について各国の事情と習慣を知る良い機会となり、そしてこの冒険は半年以上前からある事情と目標に目指して計画されました。
私から見たEU 諸国について。
・EU(ヨーロッパ)とUK(イギリス)とデンマークの国成りと通貨。
イギリスはEU圏を脱退している為、国境ではパスポートの審査がいる。イギリス国内は左側通行、それ以外は右側通行。近年のヨーロッパ諸国は季節風の変化により、猛暑が続いている。例年なら涼しく冷房など要らないのに、夜は暑く寝苦しい。北緯が高い為、この季節(6~7月)は夜10時過ぎまで明るく、昼間がとても長い。
・紙幣と支払い(カード決算)について。
イギリスでは紙幣は「€」(ユーロ)でなく「£」(ポンド)である。デンマークは北欧に位置するため「DKK」(クローネ)である。何処に行ってもカード決算が可能。少額ならタッチ決算、高額になると差し込みと暗証番号の入力。宿泊費から食費・ガソリン・地方のお土産店・トイレ使用(€1.0)まで、殆どの所でカードで支払う。
*ただしカードは「VISA」のみ。JCBは全くNG、アメックスとマスターは試し無し。カード不認証事例を考慮し、2枚以上の所持を推薦。
・ガソリン給油について。
殆どがセルフステーション。国・スタンドにより支払い順序が違うため注意が必要です。
①先に給油しノズル機の番号を売店レジにて告知で支払い。
②言語・ノズル番号を選択しカードを差し込んで認証後に給油。(主にデンマーク)
③油種としては「E5」は日本で言う「ハイオク」、「E10」は「プレミアムスーパー」、「E2」は「低オクタンレギュラー」、「D」は「ディーゼル」
・ハイウェイと自動車専用道と一般道について。
一般道の市街地では30㎞制限、郊外は70㎞、自動車専用道(日本でいうバイパス道路)は約90Km、ハイウェイは130㎞が殆ど。ドイツのハイウェイでは、制限スピードの表記(表札)は無く、通行料は無料。
イタリアとフランスは区間により有料区間あり(チケットを取り退路時にカードもしくは現金払い)
・各国の言語
EU圏内でも各国の言語が使われ、英語だけが使われる事はない。各国で英語が使えない人も多く注意が必要。
さて今回の冒険話へ。
2025年夏~冬
●2025年夏の鈴鹿8
耐レース観戦でオーストラリアから来日していたWarren(ウォーレン)さんと知り合う。ウォーレンさんからの紹介で、イギリスのGAVINさんと連絡を取り始めます。早速の連絡で、スズキGT750のエンジンカバー(ダイナモ&タペット)が欲しいとの事で、日本国内で購入し送って上げたことで親しくなる。GAVINさんはエレファントをサイドカーに改造したり、フルレストアする専らのバイクマニアです。

●エレファントへの国際ナンバープレート取得。
日本の車両(エレファント)を海外で走る為に陸運局へ行く。以前にムルティーで作っていたので手続きは早急すませる。ナンバープレート製作には1ヶ月係るので、陸運局で国際ナンバープレートの申請を済ませ、プレート製作の「小松自動車」(03-3474-0211)で連絡し、書類送付と製作を進める。
国際免許で、フランス・デンマーク・イタリア・オランダ・ベルギー・オーストリア・スイスはジェネーブ条約締結国で運転出来ます。ドイツとイギリスは短期間なら日本の免許書のままで運転が出来ます。(詳細は別途検索要)
国際免許については、2025年の7月12日まで有効な為、もう少し先の期日で、更新を行う事とする (・・・これが大きな勘違いに気づき、後で大変な事になる予感・・・!)
2026年1月
●イギリスのGAVINさんの友人で、イタリア在住のPaoloさんがデンマークのトレフェンからイタリアWDWまでのルートを同行させてもらえる事となる。道中の宿やイベントや観光ルートなども案内してくれるとの事です。。
同走メンバー イギリス⇒(GAVIN)⇒トレフェン⇒(Paolo)⇒WDW⇒〈GAVIN〉⇒イギリス
●点検・調整をしていると、フロントアンダーブラケットに亀裂を発見。右は完全に分離、左側も半分ほど亀裂が入っている・・・。このまま、ヨーロッパツーリングに行こうか悩む。でもそんなことありえない。バイク屋さんに連絡し溶接で修理できるか聞いてみたが、部品交換がベストとの事で、セカイモンで検索。探してみると、95モデルが1台分バラされているのを見て、アンダーブラケットを発見。瞬時に落札! 「まさかこんなにあっさり見つかるとは思わず・・・」 手元に届くのは1ヶ月位掛かりそうだが、とりあえず待つしかない。

●イギリスまでの航空券を検索すると、ANA便で羽田⇒イギリス・ヒースロー空港までの直行便が在る事が判り、早速往復の航空券を購入。往路(125,000円)、復路(275000円)で、窓際の最前列(足が伸ばせる!)の座席指定で予約完了。3年前は中間座席で、足を伸ばして寝れなかった為、速めの予約は意味があった。もうこれで計画は引き返せなくなったと言う事!。
●車両運搬のためのグッドループ(輸送サポート会社)で、C11という国際手続きをしてもらい、この先に輸送行路船の選択をしていただいている。
2026年3月
●アンダーステムの破損 他 ELEFANTの車両整備
外装点検中にフロントフォークのアンダーステムにクラックを発見。落札3週間後、バイク屋で他のメンテと共に部品を交換。この期間でセカイモンのネットワークがハッキング被害に合い、サイト運営が停止(2/10~)、ギリギリで部品到着。その他の整備と一緒に取付完了。タイヤをスコーピオンラリーSTRにし、フロントの細いタイヤのハンドリングとコーナーリングの素直さを改めて実感させられるのであった。
2026年4月
●衝撃的な情報が入る・・・。バイクの輸送料金について、大幅な金額アップの連絡が入った。最初は40万円の予算で往復80万円・・・。それがイラク紛争で原油が高騰。見積もりの甘さが重なり、輸送方法を巡り日本からイギリスまで片道90万円係るという。帰りは当初の40万円と言うが、燃料サーチャージ料や手数料の上澄みで、往復合計150万円は超えそうである、
航空券代は振り込んであるから、バイクの輸送費を払えば、大きな出費は終わるけど、このままだと、3週間の為に250万円位使う事になる。さて、どうしたものか。それ程時間はないから決断の時は近い。金を積むかGAVINさんのムルティーを借りるか。お金を払っても、期日通りに着く保証もないとも言われた・・・
グッドループについて、副業として海外旅行の車両手配や旅行代理人的な作業をしている。その筋には詳しいので、話を聞いてみると、他の旅行者も度重なる車両輸送遅延が発生しており、キャンセルや出庫待ち状態が常態化しているという。
その理由として、アメリカによるイラン侵攻によるタンカー運行不動でのオイルショックと、その影響での物流の混乱である。6年前のコロナパンデミックといい、私が大きな事をしようとすると、思わぬ展開が入る。これは悪なのか善なのか・・・。そして決断をする、今回はエレファントの輸送を延期すると!
でもこれではっきりした。気持ちを切り替えて、GAVINさんのムルティストラーダ1100sを貸してくれるとの事で、そちらで今回の旅(冒険)の計画をすすめる事とする。その事をGAVINさんとPaoloさんへ連絡し計画変更、バイク屋へも連絡を取り、次へのステップへ進む。
●2026年春よりイギリスに入国するには、「ETA」(IVISA)が必要になりました。デジタルパスポートと言われるこのシステムは、入国する際に事前登録しておくと、その後の出入国が簡素化されます。秋には本格導入されるので、、渡航する人はご注意下さい。

2026年5月
●イギリスからフランスに渡る為の「ユーロトンネル」の通行許可を取る為に、GAVINさんが手続きを行う。往路は6月22日、復路は7月8日。バイクを列車に乗せて海底トンネルを通過して国境を超える。この体験は貴重な事になるでしょう。
●当日の羽田空港までの交通確認として、同曜日の電車に乗る。朝、4時52分、拝島駅からの乗る必要がある。駅まで歩いて行くしかないので、自宅を3時45分に出て40分掛かりました。羽田空港までは予定通りに到着できたので、「イモトのWi-Fi」レンタルカウンターまで確認し、ANAのカウンターまで確認し、下見終了。
●事前送付として、バイク用品(ヘルメット、ブーツ、ジャケット、グローブ、パンツ、バイクカバー)をポチロジで、GAVINさんへ送る。送付金額(25000円)で箱一つ、私物衣類と言う事で関税無しで送付可能。この荷物を送るだけで、当日の旅行ケースの中身が大幅に減る。
●今回は、全部プライベートツーリングだから、荷物を積んで走らなくてはならず、荷物の量に関しては、GAVINさんの鞄(65L)では、渡航してから現地で荷物の調整を行う必要がある。バイクの装備としては、USB電源の取り出しが無いので、バッテリーからのコネクターを購入。スマホホルダーを取り付けるべくステーの自作も必要となる。
JAPAN ELEFANT MEETING開催
デンマークで行われる「エレファント インターナショナル ミーティング」に併せて、先に日本国内でミーティングを行いました。
国内では、数少ないELEFANTですが、海外に負けじと集まり行動しています。今回は3名と少ないですが、それぞれに思いれのあるメンバーで富士山周辺をツーリングしてきました。

2026年6月
●出発前週末と言う事で、荷物のパッキングテストを行う。1週間分の着替えと各イベントへのユニフォーム、ツーリングに必要な装備を準備。事前に用品は送ってあるので、旅行ケースにはずいぶん余裕が出来る。細かな用品(ドラレコや電源装置、日用品やお土産など)も揃う。
●費用としては、預金の100万円を引落口座に移動し備える。ボーナスは分割して持参。支払いは出来るだけカードにするとしても、GAVINさんへの現在までの費用(車両保険、ユーロトンネル代、その他 約18万円)と、車両の借用費(約15万円)はポンドで帰国前に支払う予定とする。
●大問題が発覚。国際運転免許書の有効期限(取得から1年間)で、2025年7月12日・・・!有効期限が切れてるではないか! ヤバイ。と言う事で急遽、免許書の申請に府中迄行く。申請・交付は4回目なので、事務的に済ますだけである。・・・、あぶない、あぶない。
6月19日
●いよいよ、出発前夜。仕事も引き継ぎ・定時で帰宅。郵便局に寄って、7月12日までの郵便物の留め置きと、町内会の回覧板の停止を言ってくる。最終的な備品の整理と所持金の振り分け、荷詰めを完了し早々に寝る。明日の朝は4時52分の拝島発の電車の乗る必要がある。
3年前の経験で精神的な緊張は少ない。羽田空港までの下見もOK。現地ではGAVINさんが空港まで迎えに来てくれるので、電車やバス移動もないので、その不安も無い。
さあ出発だ、頑張って楽しんで来よう!
出国からエレファントミーティングまで。
6月20日(土)
朝4時に家を出る。雨の為にタクシーを呼ぶ。朝8時、羽田空港の出国ゲートを通過。3年前よりアッサリと搭乗ゲートまで来る。イギリス直通空路なので乗り換えも無い。前回は夜→夜のフライトで下界は見れなかったが、今回は昼→昼フライトでベーリング海から北極まで全て見れる。アラスカから北極圏の流氷・氷河も見れて、日本は狭いな、と感じる。
ロンドン ヒースロー空港について、入国ゲートではETAと顔認証で、検閲官に会うこともなく、パスポートの機械認証だけで素通り。これでは英会話も要らない。
旅行カバンを受け取って、出口に向かうと目の前でGAVINさんが迎えに来てくれている、初対面ですが、事前のメールで顔は知っていたので、迷うことなく握手して空港を出る。車はレクサスLX。大の日本車好きのようです。ハイウェイを1時間半ほど走り、自宅まで安全運転なのは、スピード違反の取り締まりが厳しく、アチコチに監視レーダーが取り締まっている。そんなお国柄なんでしょう。
ハイウェイはM、国道(2〜3車線)はA、一般路はB、と表記で分けており、郊外のターンアバウト交差点は、たまに信号機があり注意が必要。住宅街に入ると、やはり路駐車ばかりで道が狭くて危ない。右も左もお構いなしで止まっている車をすり抜けながらようやく到着。レンガと白塗り壁に赤い屋根のおしゃれな邸宅です。奥さん(カロン)さんとも挨拶し、家を案内。2階の一室を頂き、ガレージでムルティ11Sと対面。とても良い状態で乗れるのが楽しみ。
GAVINさんのエレファントは、エンジンが「996」の水冷エンジンに載せ替えてあり、ラジエーターの巨大化、ライトカウルはワークス形状へ変更、フレームまで変えてあるスペシャリティーな1台。本当に好きなんですね。
外は30度で日差し暑い。イギリス南部には山が少なく平地に近いため、寒暖差も風も少なく感じる。更に海沿いの宅地で海抜マイナス2m、防潮堤が海沿いに連なっている。国土地理的に津波や台風の影響がないので、大型船の波しぶき防止と、この先あり得る海面上昇は大丈夫なのだろうか・・・。。
夕飯はペンネのミートソースパスタとフルーツで、美味しく頂く。果物とヨーグルトはコチラでは定番のようです。私的には山盛りに出されるより適度に食べられそうで、嬉しい配慮(?)です。今の時期のイギリスは、日の出は5時、夕日は22時(!)と、今が最短の季節だそうです。そして、日本との時差(8時間)に合わせる為に、起床時間を7時になるように寝付く。


6月21日(日)
朝7時起床。時差ボケを起こさないために、時間通りの就寝と起床を心がける。今日の予定は、バイクの準備とテストライド。スマホとムービーカメラを付ける為の電源を引くデイトナのキットを装着。フロントサイドカウルを外し、バッテリ直付けで配線を取り回し、スマホホルダーとの位置関係を見ながら、装着完了。これで、常時撮影充電可能になる。
テストライドとして、近所を小1時間走って、ガソリン(E5スーパーハイオク)を入れて、戻ってくる。GavinさんのELEFANT(水冷ドゥカティ996エンジン載せ替え車両)が調子がイマイチで、急遽、アグスタXRPで行くことになる。明日から借りるMTS11sは、サイレンサーが変わって、エンジンのレスポンスが良く、トルクフルでポジションも楽、空冷の雰囲気があり、今回の走りが楽しくなりそうです。
ランチ?ディナー?で、車で30分のイギリスパブへ。父の日と言うことで、奥さんと一緒にお出掛け。いかにもと言う感じのバー兼レストランは大盛況。味も雰囲気も良いけれども、量も多い。メインディッシュのチキンの揚げが半分しか食べきれなかった。
さあ明日はいよいよデンマークに向けて出発。天気は良さそうなので、楽しんで行こう!


6月22日(月)
朝6時起床。朝食を取り、バイクへ荷物をパッキングする。ベンチュラのリアバックは大きく、荷物がいっぱい入る。セカンドシートには、衣類の入った防水バック、中身はだいぶ余裕がある。第一目的地のドーバー海峡トンネル駅ドーバープリオリー駅を目指す。
1時間半走り、途中でガソリン(E5)を入れて、ユーロトンネル列車に乗車。列車のスケジュールにトラブルがあり、遅延しているそうだが、予定時間の列車には乗車出来た。車と同車両の通路の段差にフロントタイヤを当てて、一速に入れて駐車。紐で縛るわけでもなく、そのままで約40分の列車の海底トンネル旅。ちょっとは揺れるが、概ね快適である。これで海を渡れるなら良いでしょう。
列車が止まると、下車になるが最後尾に乗ったから、最後尾の列車の中を延々と走る。地上に出るとそこはもうフランスである。イモトのWi-Fiルータを貸出時に言われた通り、電源を入れ直す。自動車専用道路を東に向けて走り出す。この辺りは第一次世界大戦で戦場になった土地柄、観光地と言うより、戦没者のお墓参りがメインになるらしい。1時間半程走るとベルギー入り。メルヘンチックな街並みと路面電車。道脇には可愛い女の子が、街並みを歩いている。ドキドキ💛。
午後2時には、ブルーブ近郊ヤブベージェホテル(ibis budget Brugge Jabbeke)に到着し、軽くランチを取り、Gavinさんが「朝早かったから眠たい」との事で夕方まで休憩。動画編集すると、ドラレコの画像が途切れている。途中、何度もウィンウィン音がしてたのがそうだっか。
夕食は、ホテル前の湖のほとりの中華料理店、本格的なチャイニーズレストラン。店は繁盛し、味も料理も良い。世界的に中国が嫌がれているが、こうした地元に溶け込んで、地元に溶け込んでいる中国人達もいるので、国がちゃんとすれば良い国として行けるのではないだろうか。


6月23日(火)
ベルギーで迎えた朝、外は曇り空? いや、雨が振ってる・・・。小雨ながら振り始めた雨は、やがて本降りに。雨具を着て、ハイウェイを1時間程走ると雨も止み、第一目的地のオランダのドゥカティディラー店へ着く。この店はドゥカティだけでなく、ロイヤルエンフィールドや国内・海外の全てのバイクを取り扱う総合ディーラーさんで、新型のデザートXも展示。
ここで合流予定のビンセントさんが登場。彼は意外と若そうで、30代後半?。日本に興味があり片言の日本語を話せる。彼のバイクも相当改造されており、エンジンはハイパワモタードの空冷インジェクション仕様に積み替えてあり、外装から足回りまで、全てオリジナルフルチューン。
そしてここで会ったのが、「CAGIVA ELEFANT」グループの会長のミッシェルさん。この界隈では有名な「おたく」である。GAVINさんと話が盛り上がる中、ここのディーラー店長さんが来て、コーヒーとアップルパイで持て成してくれる。エレファント繋がりのメンバーで場所を移してランチを近くの教会の前のカフェ&レストランで。英語とオランダ語と日本語で1時間以上盛り上がった後、バイク3台でドイツを目指して走り出します
ここで小トラブル発生。先頭を任せていた地元ライダーのビンセントさんは、ポータブルナビを頼りに走っているが、ハイウェイに戻るだけで何度も道を間違い、引き返したり、同じ所をグルグル回ったり、大丈夫か? と気になる。ようやく目的地方面に行き始めて、ハイウェイの渋滞を避ける為に一般道へ降りたが、そこでも、何度も道に迷い、あっち行ったりこっち行ったり、あげくは農道のフラットダートまで入り込む始末。こりゃー先が大変だ。(ドイツは自然保護の為、オフロード禁止と以前に友人から聞いていたのだが・・・)
夕方7時にやっと今夜の宿、ドイツ領エッセン「Road Camp American Motel & Sportsbar」に到着。早速宿内のレストランでディナー。私は小グラスで2杯のビールとサラダとピザとポテト。GAVINさんは病気の後遺症でお酒は飲まず、ビンセントさんはスコッチやビールを食後に楽しむ性格のようでした。


6月24日(水)
今日は350kmの走行予定なので、朝8時にホテルを出発。朝から快晴で暑い。
軽く市街地からハイウェイを順調に流すも、通勤・工事渋滞でペースダウン。アスファルトの照り返しは辛い。一般道は、木漏れ日の中を抜ける快適路線だから良いが、またハイウェイに乗ると、工事渋滞にハマる。速く宿に到着したが、ディナーの場所がなく、近くのレストランに移動するという。ホテルは、ドイツ領リューネブルグ近郊「Hotel
Lüneburg Süd - Motel Lüneburg Verwaltungs GmbH」で前々日がエアコンあり、前日が天井ファン、今夜はどちらもなし。(ั﹏・)
地元のエレファント乗りと食事をすると言うので行ってみると、オーナーはパリ・ダカールラリーのライダーで、現役のオフロードライダー。名前は「アルバート」。簡単な挨拶とパリ・ダカールラリー出場車両(形から見て92〜96年)がある。まじまじと見ながら写真を撮ったりしていると、奥さんが「この車両を買わない?」と言うので、「いくら」って聞くと「18000ユーロでいいよ!」と言うので、日本円に換算すると・・・330万円、「買えなくはないな」と悪魔の囁きがあったが、さすがに返事は濁した。(・o・;) この値段は、90年にオリオリが優勝したファクトリーマシンではないのでちょっと高い気もする。パーツと改造費を考えたら、高い値段ではない。だからといって、安い値段ではない。
その後、近所のレストランで更に地元のエレファントライダー「ウォルカ夫妻」も加わり皆で食事をしたが、GAVINさんとパリダカライダーの奥さんのマシンガントークで、時間が過ぎていった。今回の旅の目的が大まかなに達成をされた気がしてしまう。でも実際はこれからが本番である。


6月25日(木)
朝を迎え、室内に居座る”ハエ”の羽音で起きる。とても気分の悪い目覚めである。しかし睡眠時間は多く取れるようになってきたので、時差ボケが解消しつつあるようだ。
出発時、ビンセントさんのリアタイヤの空気が抜けている事に気付き、出発して直ぐのGSで給油とエア補充を行う。走り出して数度のエアチェックを行ったが、抜けてる症状はないので、問題なく走行。
ハイウェイを200km程走ると、デンマークとの国境があったので、GAVINさんが気を使って止まってくれた。記念撮影をしていると、警備員が来て、「ここは高速道路だから、停車&撮影禁止。罰金€350だ」と言われたが、そそくさと移動し払わずに済む。なので、ここの写真は、デンマークを出るまで、SNSアップロード禁止令を発動。また暫く走って、ハイウェイを降りてGSに寄ると、この国独特の自動精算機であると言う。 言語設定⇒カード挿入&コード入力⇒油種選択⇒ノズルを取って給油選択(E5ボタン押し)で給油開始。
この後は、北欧の国なのか、空気が急に涼しくなる。海沿いの港湾沿を走ると、陸と海のコントラストが綺麗である。交差点の角のファーストフード店(中国人経営)では、ハンバーグやサンドイッチに加え、チャーハンや焼きそばまである。ビンセントさんと2人で焼きそばを注文。麺はそのままの焼きそばで、甘辛のタレをかけて美味しく食べることができた。ここにも中国人の底力が息づいていた。
ここからは一般道での走行となり、広大な草原地に真直な道路が続く。たまにトラクターがユックリ走ってるので、バイクも車もジャンジャン追い越し。1時間程走って、GAVINさんオススメの「レム島
Lakolk strand」に到着。約5kmの海中道路を経て、北海に繋がる広大な海岸線に出る。ロードタイヤのムルティでは、波打ち際・砂深まで行けず、中間時点でビンセントさんと記念撮影。周りを見渡し、観光客やキャンピングカーも多く、一大観光地だと伺える。確かにこの景色は、一度は寄る価値があった。
残りホテルまでの1時間も北欧らしい、自然豊かな景色が続く。北海道の北端にも似たような感じだが、雄大さはこちらの方が上でしょう。
ホテルは、エスビアウ州にある「Cabinn Esbjerg」、由緒ありそうなレンガ造りの落ち着いた雰囲気のホテルである。夕食はホテル裏にある「パスタ&ピザ
NERO」で、ピザとティラミスを注文し、GAVINさんがハッピーバースデーと祝ってくれた。今日は自分の55歳の誕生日でした。で、ディナー代はビンセントさんがご馳走してくれた。知り合ったばかりなのに、こんなに快く祝ってくれるなんて、とても嬉しく思えた。因みに、デンマークはEU加盟国ながら€ではなくDKK(1クローネ=25円)である。



エレファンミーティング開催
6月26日(金)
8時にホテルを出発し、ビンセントさんの知り合いのヤマハのバイク屋に寄って小整備。ビンセントさんのバイクは振動で脱落したネジの取り付け、GAVINさんはドライブチェーンの張り直しです。ラッキーエキスプローラー9.5は、エンジンが温まらないと、2000回転以上回らない安全設計になっており、駐車場から出る登坂で立ち往生して押し上げるトラブルもありました。
ハイウェイで、トレフェン会場(オーゼンセ Mc-camp Fyn)に到着。イヴァノさん(ヨーロッパ大陸シルクロードを放浪中)も到着しており、会場にいる皆さんと挨拶をする。受付を済ませ参加賞のTシャツをゲット。くつろぎながら他のライダーが到着するのを待ちます。
時間が経つにつれ、続々と到着するELEFANTを見ながら、近年にサウジアラビア・ダカールラリーを走った車両もあリ、爆音を響かせています。ジェイコブさん(車いすのお爺さん)が作った車両です。隣にはGAVINさんがデザインした明るい色のライトブルーのELEFANTはローダウン、センターマフラー出し、リアサブタンク付きのスペシャルな仕様。別に、94年ダカールラリー仕様モデル(セミファクトリーマシン)の購買希望(\180000)を勧められたがこれも流石に無理と辞退しました。またELEFANTのオリジナルパーツを製作・販売しているVincent van Hoogdalemさんも出店されており、今後のパーツ購入が頼もしく思える
夕食はバーベキュウの特大フランクにポテトサラダ、テーブルには前日に知り合えたライダー夫婦もいたりで、やっと日が暮れてきた。夜中の11時まで話で盛り上がりました。拙い英語とスマホ翻訳を頼りに交流を進めるが、同じELEFANT乗りと言うことで、言葉の壁を越えた交流が出来るのは嬉しい限りです。自分のELEFANTを持ってこれなかたことは、本当に残念です。




6月27日(土)
ELEFANT Meetingのイベントとして、会場に集まったメンバー30人でツーリング。スタートは良かったが、途中から道に迷って、止まること2回。バラけながらも湖畔のヨットハーバーに到着。デンマークでも30度を越える気候です。メンバーと合流し、レストランでランチ。ビッグバーガーで丁度良い食べ応えで、野菜も多くパンも柔らかい。そこからの帰路は、行きとは違ってあっという間に着いてしまう。
15時過ぎには、、約50台集まったELEFANTを並べて全体の集合写真を撮る。スコールの予報があるため少し早めのスケジュール。私は借り物のMTS11sでしたが、私もその列に参加させてもらいました。みんな、とても親切です。(^^)
夜は地元の郷土料理を振る舞われながら、表彰時間となります。まずは遠渡賞で、やはりそれはこの私。日本からの参加は初めてだったのしょう。2人目は、シルクロードを放浪しここへ寄ってくれたイヴァノ氏。3人目が今年のイベント主催・運営した方の3名。記念に地元木工デザイナーのエレファント像が贈られました。2002年より行われているこのイベント年毎のメタルプレートとトロフィーに刻まれます。そして来年はオランダで開催される事が発表されました。




WDWまでの道程
6月28日(日)
今日からはパオロさんとイヴァノさんとバルドさんの4名でドイツのゲッティンゲンを目指します。ルートはハイウェイのみなので、600kmも問題ない。MTS11sは、航続距離が200km毎の給油なので、休憩の度に給油することになる。実測では、300kmは走れる計算であるけど。
9時に会場を出発して、19:30に宿泊地のアパートホテル(Mario Hoffmann Friseur-Salon, Nürnberger
Str. 197, 34123 Kassel-Waldau, ドイツ付近)に到着。約656kmの行程。途中、ハンブルグの市街に迷い込んで、通りを観光(?)してまたハイウェイで南下。ドイツらしい景色を延々と見ながら走っても、7時過ぎでは日が暮れない・・・。 時間の経過が分からなくなる。
ドイツは自然保護推進立国、自然エネルギーの活用として、巨大発電風車と太陽光パネルが、そこら中にある。日本と同じ敗戦国なので、勝利国からの物言いに応える形で進展してきたけど、今では、立派な一国家として世界に貢献しているのでしょう。あと、聞いた話では、ここ数年でドイツの治安が悪くなって来ていると言う。「移民ですか?」と聞くと、「それもあるけど・・・」と歯切れの悪い返答でした。移民と言えば、イタリアも苦労しているのですから。日本もそうならない様に願いたい。
そして今日も暑かった。北ドイツはヨーロッパ大陸の中央付近にあり、高い山が殆どないため、空気が止まっている感じ。でも日陰では意外とヒンヤリしていて、湿度が感じられないので、サッパリした空気感です。走行ペースは、ノーマルエレファントの人のペースに合わせる感じで、100〜110kmのペースで走る。この位でバイクの燃費も良くなるので、私的には全然問題ない。むしろお願いしたいくらいです。ハイウェイだから渋滞以外は良いペース。
夕食は近所の地元の家族が集まるピザ&ケバブの大衆酒場的なレストランでピザを注文。自分一人では、怖くて入れない雰囲気のお店です。ハワイアンピザ(サラミ&チーズ&パイナップルトッピング)味はとても良いが、塩っぱいのと大きいので、少し残してしまう・・・。
近所の通りでは、電動キックボードに乗った青年が走ってるが、この様な静かな街並みと車の通り、道の造りがあって、始めて成立する乗り物であろう。これを日本に導入しても、成り立つはずがないのは、誰が見ても明らか。日本の政治家は、○○としか思えない。


6月29日(月)
朝から雨。結構な本降りに雨具を着て出発。雨降りのためムービー撮影は無しにする。
ガソリンスタンドで朝食と給油を済ませ、まずは150km走る。雨が小降りになったりはするが止むことはなく、濡れてくると結構寒い。ドイツ国内は高い山は無いが、ハイウェイでも細かな高低差があり、スピードを出すと濡れた路面では、結構気を遣う。
ランチはハイウェイを外れて小さな集落でレストランを探すが、時間が遅いせいか殆どの店がクローズしており、やっと見つけたイタリアンレストランでカルボナーラを皆で注文。
大きな街に差し掛かると、パオロさんとバルボさんがバイク用品屋に立ち寄る。なかなかの取り揃えの店で、オン・オフ問わず品数が多い。そこでパオロさんはライディングパンツを購入し直ぐ様着替える(^^;)。バルドさんはエレファントのエンジンオイル補充用のモチール15-50オイルを購入しエンジンに補充を完了。
夕方6時にはミュンヘンのホテル(Ramada Encore by Wyndham Munich Messe)に到着。さっとシャワーを浴びて、市内観光でタクシーを配車。市内に着くも、予報通りのスコールの大雨。雨粒を避けながら有名なカフェ&バーに。ここはアドルフヒットラーも愛用していた市内でも有名な店。バルドさんが立ち寄った店であるため、案内もバッチリ、大ジョッキの冷えてないビールとウインナーセットと揚げパンで2時間ほど盛り上がりました。最後はエスプレッソで口直しです。


6月30日(火)
第二目標のドイツ→イタリアへの越境。ハイウェイを走り出すと、パウロさんが妙な動作をしている。何か左足先をまさぐっている。左足先が動いていない? 何とシフトペダルのアルミプレートに亀裂が入っていて、シフトが出来ないらしい。ハイウェイなので、暫く手を伸ばしてギアチェンジを行ってはいたが、停まって確認すると分解寸前。、パーキングエリアで仮修復として、15mmのメガネスパナを補強プレートとして、ワイヤーとタイラップで固定。ジャストフィットで、そのままアルプス山脈越えを果たす。
ミュンヘンからまずはイノシュタイン城へ。イギリスを出発してから2600km、山の一つも見えてなかったが、遠くにアルプスの山々が見えて来たときは、ちょっと感動。草原の向こうに切り立った緑の壁にも見える山々は、とても幻想的。イノシュタイン城の中まで観光している時間はないので、通りから眺めるも、山の中腹に綺麗で立派なお城を作れるもんだと感動です。
次は、インスタグラムで良く登場する、ダムに沈んだ教会の鐘楼。人工湖に村が一つ沈み、教会の鐘楼のみが湖面より高くそびえ立って居る風景。緑の山々と頂きに雪をかぶるアルプス連山をバックに、幻想的なシュチエーションを醸し出している。
次は今回最大の観光目的地、「ステルビオ峠越え。」 峠に差し掛かる前から山肌の険しさが伺えるが、実際その場に行くと圧倒される。道幅は二車線あるが、鋭角ターンは先が見えないので対向車が見えない。右コーナーはインベタ、左コーナーはアウト一杯で通過。インに入った時は、エンスト→立ち転けもシーンがよく見られるのでそこは細心の注意をする。頂上のちょっと手前の広場でワンショット、BMWのタンデムライダーが、シャッターを押してくれる。
頂上(2756m)に着いたときは、その景色と登り切った達成感で、暫く興奮が収まらなかった。両端の風景を写真やムービーに撮って、標高の道標で証拠写真、珍しく峠頂上到達記念プレートとステッカーを購入。その先にある頂の標高は、4000m以上あるという。富士山より高い。この高地となると、自分のエレファントでは登頂するのは無理だったかもしれないと不安になった。
落ち着いてから南側へ下り始めるも、こちら側は北側とは違って、緑の草原が斜面に広がる雄大な風景。幾重にも流れ落ちる滝の水は、どこから来てるのか、ユックリ景色を眺めながら走りながら、麓の街まで下りてくる。
宿泊は冬のオリンピックでも使われたボリビア スキーリゾート地にある貸しアパートホテル「Kirchturm von Altgrau Campanile di Curon Venosta Vecchia」 擁するに民泊である。綺麗な室内と1人€65はリーズナブルである。夕食は市街地のピザレストランで、地元の郷土料理である「ピッシャケッリ」=そば粉で作ったチーズとほうれん草のパスタ。久しぶりに胃が落ち着ける食事であった。ここの街にも多くの教会があり夜はライトアップされて、周りの山々との風景は素晴らしかった。




7月1日(水)
今日はパウロさんのオススメ峠越え3本。朝から快晴、近くのカフェで朝食を済ませ、いきなり急坂を登り始める。ガヴィア峠(標高 2,652 メートル)には、道の向こうに氷河が流れる絶景山岳ポイントがあり、7月なのに春先の高山植物の花が咲き乱れ、空気の冷たさから上着を着込むほど。この地は「ロード オブ ザ リング」の舞台になった様な風景である。
次の峠に行く為に通過した街のカフェに見たことあるエレファントが・・・、ビンセントさんである。こんな所で偶然会うなんて、一緒にいたライダーもWDWに来るそうなので、再会出来るでしょうか。
バゴリーノからイドロ湖に抜けるクロチェドミニ峠は、道は走りやすく、峠の山小屋から尾根伝いに15kmのダートが悪魔の囁きが聞こえてくる。休憩してるうちに天気が急転。あっという間に雷と大粒の雨と強風で、2時間程、山小屋に閉じ込められる。
やっとの事で天候が落ち着いてから来たので雨具を着て出発したが、山を降りるにつれ更に酷い土砂降りに。山を降りきって市街地に着く頃にやっと雨具を脱ぐが、パオロさん宅20km手前で再び大雨。1時間の雨宿りの末、5時にはパオロさん宅に到着。片付けと洗濯をしてもらい、バイクのメンテナンスでチェーンオイルの給油とエア圧のチェック。バイクの調子は至って順調である。
ディナーは近くの人気カフェでピザをいただきながら、エレファントの話で盛りあがった。そのカフェの前には古城があり、最近のお祭りで、赤い旗は城主、白黒はゲームの優勝者の旗、その結果で幕が飾られているそうです。



7月2日(木)
3年前にイタリアに来た時に泊まった宿「ゴーレット」のミラモンティカフェに再訪問。
パオロさん宅を8時に出発。行きつけのGS&カフェで朝食を済ませて走り出すと、グーグルナビより道が外れていく。細い山道(かろうじて舗装路)を迷いながら1時間半程進むと、そこはアペニン山脈から、ミラノを越して、アルプス山脈が見える絶景ポイントに。偶然着いたらしいが、「この景色を見た日本人は、あなたが始めてです」と言われたりして・・・。シングルトラックの舗装路を更に1時間位走り、ようやく通りに出る。
広い道路を進みながら、時間が早いので、カフェでまったりしたり、小さな峠を超えて、12時にカフェ「ミラモンティ」に到着。店主のパオロさんは買い出しで外出中だったが、奥さんは覚えていてくれて、挨拶を交わす。ミートソースペンネを注文し、しばらくするとパオロさんが帰宅。自分の事も覚えていてくれて嬉しかった。給仕の方も私のことを覚えていてくれていた。
同行者のパオロさんと店主のパオロさん、以前から知り合いだったようで、同行者のパオロさんは、この辺りを毎週走っている地元ライダーだそうです。それにしても、道路に車が少ない。10km近い上り峠でどんなに飛ばしていても、追いつく車は数台程度。休日はもう少しライダーが多くなるという。そこから大2つ、小3つの峠を超えて、7時過ぎにやっと帰宅。
明日のWDW行く準備として、ここまで2週間3000km以上走ったMTS11sを軽く洗車。折角の白いホイールが汚すぎてました。
今夜はパオロさん宅近くのビジネスホテルに宿泊予約があったので送迎してもらい、明日から一緒に行く、999SSに乗るヒゲの方も一緒でした。言っていた通りのフレンドリーな方のようです。



WDWへの参加
7月3日(金) WDW1日目。
WDWに向けて出発する日。リニミまで約200km、お昼までには到着予定だがハイウェイの渋滞がひどく、一般道に降りて、会場近くのホテルに着いたのが14時。荷物を置いて軽装に着替えて15時に会場入り。予想はしていたが、更に暑くてヤバい。ホテルからはバイクで10分程。受付でリストバンド(人用とバイク用)ふたつをもらって、それぞれ取り付け。入場はすんなり入れて、何処かのイベントとは大違いです!既に2000台以上のドゥカティが停まっている。実際に3日間で2万台以上は入場するらしい。会場を見て回るとありとあらゆるドゥカティが揃っている。中には、水色のエレファントもあり、これは関係ありそうな人ですね。
DREアカデミーとして、レーストラックにフラットダートオフロード、テストライドやグッズの販売、トークショーや車両の展示まで、日本の規模とは10倍以上の違いがありそう。日差しは強いが、日陰はだいぶ涼しい、日除けエリアも充実しているが、日焼けは確実になりそうです。19時には会場を後にしてホテルに戻り、ディナーにする。
WDWでは、サーキット会場外でも、カットーリカ市内で、通りを封鎖してお祭り騒ぎ。ドゥカティの展示に横断幕、ステージを作ってDJが生ライブにダンスする若者たち。目の前のレストランで、ボンゴレ(蜆)のパスタとビールを呑みながら楽しんだ。デザートは3色アイス。これぞリゾートバカンス。ジャパンツアーでは、この自由度は無いでしょう。




7月4日(土) WDW2日目。
昨夜は旅行始まって以来、8時間寝ることが出来た。11時〜7時まで。更に10時までベットで休養。11時にベットメイクさんが来たので、そのタイミングで出発。自分の足があると行動も自由になりますね。
会場に着くと、とても混んでおり、それでもバイクだからバックスタンド裏に駐輪。歩いているとイタリア女性のエレファント乗り「レベッカさん」に偶然会う。あちらは気合の入ったエレファントで来てるので直ぐに私は気付いたけど、向こうは初対面なので、戸惑っている様子。でもここで怯む訳にはいかないので、思い切って声をかけ、しばらく会場を歩く。先週のトレフェンで会えなかったので、とても嬉しかった。さらにエレファントミーティングで会った人との再会で、パオロさんも呼んで話が盛り上がっていました。
今日のスケジュールは、明日のメインレースの予選観賞。やはりサーキットで聞くドゥカティの音は、凄い迫力ですね。朝食兼昼食としてホットドック(ウインナー挟み)ドリンク込みで€7を食す。
その後、ドゥカティージャパン森さんと会い、ドゥカティ京都の願化さんのミニツアー(台湾人ご案内)に同行させてもらって、会場内を見学。3時過ぎには暑さでバテて来たので、一旦ホテルに戻って休憩。森さんからの電話で、夕方8時にまたサーキットに戻って、「ドゥカティ創立100周年を祝う夕べ。地域社会と、ボルゴ・パニガーレの歴史を形作ってきたすべての重要人物が集結する。」のナイトステージを一緒み見る。トップライダーからレースマシン、各国ディラー、アフターメーカーやDOCリーダーまで勢揃い。
フィナーレでドローンショーや花火など、23:30まで大音量のアナウンスと打ち上げ花火で盛り上がりました。こんなに遅くまで音楽や花火を打ち上げていても問題にならないのは、流石にイタリアと言うべきです。
ホテルに24時に戻っても私の方が先、残りの2人は戻ってきたのは1時過ぎ。何処で何をしてたのやら・・・。朝7時まで、きっちり寝れるようになってきた。睡眠時間がシッカリ取れるのはとても良いこと。サーキットの暑さと歩く足の疲れで、疲労が過負担に担っていた。



7月5日(日) WDW3日目。
WDW最終日は10時に会場に到着すると、昨日よりはだいぶ空いている。近くに駐輪して歩き出す。DOCブースへ行ってみると、3年前のイタリアDREムルティーV4ツアーで一緒になったMikki
Mさんと再会。私のことを覚えていてくれていて、直ぐに解ってくれた。この再会もとても嬉しいかった。
更にドゥカティ北海道ディラーさん御一行にも会い、同じMTS12EDライダーの高山さんともバッタリ。いやー、偶然ってあるものですね。こう言う所での再会は嬉しい限りです。オランダからデンマークまで一緒に走ったビンセントさんと度々再会。宇野さんとも会って、今日は人との出会いが多い一日となりました。
会場では、新型モトクロスMX250DESMOによる空中アクロバットショーや、SBKトップライダーによるレースやカウンタックの同乗体験会、ドゥカティバイクのカスタムコンテストの表彰などが行われていました。
夜は、バイクで30分走った街のエレファントライダーの方を訪問し、イタリアラストナイトを堪能しました。この方たちが過去10年くらい前に、日本人のエレファント乗りとご一緒したことがあるとの話を聞き、その当時のエレファント乗りは誰がいるか、心当たりを探ってみましたが解らない。でも、近くにいるんでしょうね・・・。



イギリスまでの帰還
7月6日(月)
今日はパオロさん宅まで移動し、GAVINさんと待ち合わせする日。
私とパオロさんは8時半には出発準備完了していたのに、もう1人が起きて来ない。こちらがチェックアウトするタイミングに起きて来て、出発するのに1時間以上遅れる。工程はハイウェイ移動なので時間は問題ないが、人に合わせきれない性格のようで、これが本当のイタリアだからか、緩いお国柄かと納得でした。
ハイウェイを150km程走って給油。999は航続距離が短い。(200kmもたない) 残りは下道となるが、お国柄か、路肩走行、すり抜け、追い越しのオンパレード。着いていくのに危険を感じる。更にセミの鳴き声まで聞こえる暑さもあるが、日陰の空気は涼しげである。
無事にパオロさん宅まで着くと、ビンセントさんが到着し、クラッチプッシュロッドのオイルシールの交換作業を行っている。GAVINさんも到着、モトグッチのクルーザーで登場する。サイドケースも付いてるし、オンロードの長距離で旅するならこれの方が、確かに楽でしょう。
ランチ後にホテルに移動し、休息を取ってから、皆(パオロ夫婦、GAVINさん、ビンセントさん、自分)でディナーに行きました! 昼はパスタ(中空筒状ピリ辛ミートソース)で夜もパスタ(太麺のアサリとマッシュルームの海鮮)どちらも美味しかった。デザートには店を変えてジェラート専門店でコーンに3種トッピング。イタリアのアイスは美味しくて評判のようです。
イギリス人のGAVINさんはキッチリする人で、パオロさんは緩いと言うが十分しっかりしてる。お二方とも十二分の良い人です。今回の旅は、この二名によって、成功したと言ってもよいです。本当に感謝しかない。

7月7日(火)
パルマのホテルから出てパオロさんに挨拶し、GAVINさんとイギリスに戻るために出発。ハイウェイを250kmで約€25(100km≒€10) アルプス山脈の入口で、急斜面の山が競りたっている、まさに交通の要所。280km走ったアルプス山麓トリノ北部ペレスのホテル「Armanac de ToubïL' Armanac de Toubie - Hotel & Restaurant」に到着。
到着時間が早かったから、近場の景勝地を観光。まずは、近くの滝を目指す。主要道から脇に入った幹線路を15分走るとCascata di Isollaz(イソラズの滝)に到着。駐車場より歩いて下りは15分、落差50mの壮大な滝です。滝マニアには堪リません。マイナスイオンと冷やされた風がとても心地よい。帰りは登りの20分の石段急坂です・・・。
滝の脇道をそのまま道を進むと、前方に雪をいただくモンブランの尾根が見える絶景ロード。少しのつもりが絶景を求めて30分も走っていました。更に、Castello
di Verrès(ウェレス城)はアヤス渓谷の入り口を見下ろす絶壁の岩の上に建っています。アルプスには多くの名所と歴史があるのを実感しました。


7月8日(水)
主だった週末イベントを終え、帰路(と言ってもバイクツーリングは継続)でイタリアからフランスを走ってイギリスへ戻る。イタリアからフランスの越境は、「モンブラントンネル」。全長11.8kmの有料トンネル。まさにモンブランの山の下をぶち抜いているトンネルから絶景が見れます。昔に大事故があった為に、最高速度70km、車間距離150mをキープして走らないと罰則があるらしい。トンネル内には速度表記モニターと監視カメラがあり、見張られています。トンネルの前後は絶景が広がり、ヨーロッパをドライブするなら、一度は通りたいですね。
途中から、異常な眠気(?)があり、平地に降りてきたから熱気に当てられたのか、宿に3時に到着も外庭の椅子で寝してしまう。宿のチェックインが5時からなので、2時間待ち。ディナーは7時。珍しくコースメニューの揃ったレストラン付きの良いホテル。でもフランス語なんて、全然、解らないや!明日はフランス北部の有名所を目指し、北上します。

7月9日(木)
今回の旅の最長距離になる677kmをハイウェイと一般道(と言ってもどちらも100kmオーバー巡行)で走って、2つ目の観光目的地「Mont-Saint-Michel
(モン サン ミシェル)」に到着。ユネスコ世界遺産で1番最初に登録された修道院です。
長い歴史のなかで、城塞だったり監獄だったりしましたが、信仰する人々によって今は修道院になっています。そんな歴史を思いながら散策しました。因みに駐車場からは歩いて40分、場内をツアーガイドするのでしたら、1日分の日程が必要とのことです。
歩く事を前提に、スニーカーを用意していたので、サクサク歩けるが、駐車場から見る目的地は小さい・・・。先に続く道にはバスも通行しているが、写真を撮りながらユックリ歩いていった方が良いでしょう。陽射しは暑いけど、そよ吹く風は、ひんやりしていて気持ちが良い。GAVINさんを待たせているので、足速に撮影とお土産を買って駐車場まで戻る。そして10km先のホテルに向けて出発。宿泊するホテルは、内装・設備・料理も四ツ星の良いホテル。部屋の壁にはフランスと言えばジャンヌダルクと言う事で、大きく壁画が飾られていました。
自分は暑がりなので、エアコンも扇風機も無いのが残念で朝方に汗を掻いて起きる状況はたまらない。後から聞いたのですが、最近のヨーロッパは異常気象で熱いらしく、環境が大きく変わってきているそうです。


7月10日(金)
フランス アブランシュより、ユーロトンネルを通って、イギリスキャンベイ島のGAVINさん宅までの旅の最終日。ここまで何のトラブルもなく順調に来ていたからこのまま終わると思いきや、最後に何かあるのが、旅の醍醐味?
朝からハイウェイと自動車専用道を速度120kmでクルージング、給油時にバイクを降りた瞬間、違和感を覚える。なんかバイクが寝すぎてないか・・・? サイドスタンドがとてもグラついている。ネジ二本で支えてるステーの1本が脱落して無くなっている。スタンドを出した状態で定位置に収まらず、前方と外に大きく開いてしまっている。脱落したM12(?)のネジなどあるわけでなく、今日の行程を考えてそのまま走ることとなる。これが今日の試練の始まり。
ユーロトンネルの乗車検閲所の大渋滞で、スタンドを出すことが出来ず乗ったまま待つことになるが、更にガソリン残量が少ないので、こまめにエンジンストップとセル始動を繰り返していたらバッテリーが上がってしまう。押しがけも出来ず、途方に暮れていたら、警備の女性がジャンプスターターを貸してくれて再始動。そのまま車両に積み込むまでの1時間をエンジン掛けっぱなしに。メーターのガソリン残量表示がラスト一メモリなので、いつガス欠するかとの不安が交錯する。列車に乗車した際は流石にエンジンストップ。再始動を心配しながら、サイドスタンドの傾きで支えて居なければならず、休める時間もない。
イギリス本土に到着し、再始動は出来たが、ガソリンスタンドまで走れるか心配もあったが、スタンドまで走りきれて給油も完了。後は120kmのGAVINさん宅まで道程。ノンストップで行きつけるのでそのまま走行し、やっとの思いで家に到着。メカスタンドを出してくれて駐車完了。
休憩後の夕食は、車で30分の所にある日本食レストラン。寿司に餃子にカレーにトンカツにラーメンに担々麺など。寿司に関して言えば、十分な味と品質となっている。のり巻き、にぎり、おいなりさん。噂みたいないい加減な「日本風」ではなくて美味しかった。帰り道にヨットハーバーを寄り道し、イギリス一長い桟橋(2フィート=320m)、ゲームセンター、カジノまである海岸沿いの道路。GAVINさんに「いい街ですね」と聞いたら「ノー」と返事。何か、お気に召していないらしい。



帰国
7月11日(土)
今日はイギリスより帰国する日。7時に起きて朝食を済ませると、この旅で乗ったMTS11sのパーツ(スマホホルダー、USB電源コネクター)を取り外し、軽く拭き上げてガレージに収納。サイドスタンドのネジも仮留めで応急処置、スタンドが使える様になる。朝食を済ませた後、奥さんのカロンさんと近くのテムズ川沿いを散策。テムズ川の堤防に描かれている悲劇と住民達の思いの壁画を見ながら散策。奥さんとも仲良くなれたと思います。
バイク用品は行きと同じように箱にしまい発送してもらいます。その中に、ELEFANTスペシャルブックも同封して頂き、到着してからの購読がとても楽しみです。機内持ち込みのトランクケースに荷造りしたが、重いような気がする。空港で計測すると、25.5kgになっている。行きは21.0kgで、中身は同じハズだけど、お土産のお酒とお菓子が余計に入っているので、多分それだろう。9000円の追加費用(23㎏よりオーバーは追加料金)を取られました。
12時に過ぎには、荷物を整え、GAVINさんがヒースロー空港まで送ってくれて、出国ゲートでお別れとなりました。本当にお世話になりました。荷物の預け入れも完了し、フライトの一時間前には出発ロビーで、SNSに近況をアップロードして通信を閉じる。イモトのWi-Fiが今回もシッカリ役に立ってくれて、とても快適。何処のホテルでも観光地でもイベント中でも、フルにWi-Fiが使える環境は安心でした。
搭乗を済ませて、窓際の席で機外を眺めてると、隣の席はイギリス家族、たぶん奥さんは日本人、20歳前の女の子が席についたが、こちらをチラ見して、一瞬、嫌そうな表情を浮かべる。一応気を使って肌が触れないように、長袖パーカーを羽織る。でもこっちは窓席で寄りかかる壁があり、シッカリ寝れるが、女の子は背もたれにも寄りかからず、前席のテーブルに突っ伏して寝ていたから、辛かっただろう。長時間のフライトも未経験だろうし、今後、成長してくれ。してこれから14時間のフライトで灼熱の東京に戻るのか···



7月12日(日)
日本への帰国、到着、最終日。フライトは13時間。ディナーと次日のモーニング以外は、完璧に熟睡。南周りのフライトで、中国上空、北朝鮮迂回、日本圏に入ったが雨が振って富士山は着陸寸前に東京湾上空より見えて、隣の女の子にも教えて上げて、ちょっとは喜んでいた!
羽田空港に降り立って、入国審査で、関税申告シートに記入させられたが、全てNOで通過。空港内は涼しい。イモトのWi-Fiルータを返却する為に第3ターミナルまで移動し返却を完了、電車とタクシーで21時には帰宅。
これで今回の旅は、全行程の終了となりました。

旅を終えて。
今回の旅は、自分のELEFANTでトレフェン(エレファント/インターナショナル/ミーティング)に参加する為に、半年以上前から計画していました。前年のウォーレンさんの紹介で、GAVINさんを紹介して頂き、同じエレファントのオーナーとして意気投合。春先のイラン紛争の影響で、輸送コストが上がり、輸送期間の不透明さで断念、GAVINさんのムルティーストラーダ1100sを借りる事となりました。結果から言うとこの方が正解だったと思えるが、自分のELEFANTで参加出来なった事で、次回は是非にとも参加したいと心に強く誓いました。
最後に、旅の計画に大きなサポートしてくれたGAVINさんと道中の案内をしてくれたPaoloさん、GAVINさんを紹介してくれたウォーレンさんに感謝すると共に、道中知り合ったELEFANTライダーとDUCATI/BMW/モトグッチなどの多くのライダーとその家族にお礼を言いたい、「ありがとう、楽しい旅になったよ!」と。
