Door of Adventure 2011’ レポート(10/29-30)

<プロローグ>

  去年の雨の2日間(でも、一日中雨だったのになぜか楽しかった!)から数えて1年、
待ちに待ったDOAです!!イベント(レースではありません)自体は土曜日を挟んでの
1泊2日。早起きが辛い私は迷わず前泊です。
 朝はゆっくり起きて東北道を北上。東北道をマッタリと走行中、偶然にも知り合いの
R1150GSのSさんと高速でランデブー走行。現地キャンプ場にはお風呂が無いので、
まずはキャンプ場手前の湯ノ花温泉へ。ここは寂れた温泉街という感じですが、公衆
浴場の「湯端の湯」は風情のある建物です。平日の夕方前という事で貸切状態の湯船
でイイお湯を堪能する事ができました。
 あまりにイイお湯だったので、のんびりし過ぎて暗闇の中でテント設営する事に 。
真っ暗闇での設営は大変ですね。来年は1時間早起きして出発することにしましょう。 
いつもより時間はかかりましたが、なんとか設営完了。あとは飲んで食って寝るだけと
いう事で、キャンプ場の事務棟(??)の屋内焚き火コーナーをお借りしてビールで乾杯
です。なんせ明日朝の予想最低気温は0度近くなるという事で、日が暮れるとみるみる
気温が下がるのが体感できます。
 しかし、温泉で温まった体+焚き火+お酒で快適な時間を過ごすことができました。そこでバッタリ、ビックオフクラブ員のY澤さんと遭遇。エントリーリストで事前に来られるのはわかっていましたが、同じビックオフ・クラブ員にこのようなイベントで会えるのは嬉しいものです。夜はこれからのようですが、明日に備えて早めの就寝です。

<Day1>

 朝は寒さで目が覚めてしまいました。
 体が温まった状態で眠りについてしまったので、ちょっと油断してファスナーを開けっ放しで寝ていたようです。 テントには薄っすらと霜が降りており、バイクのシートには夜露が凍ったのかシャーベット状の氷で覆われていました。
 6時の受付開始の案内があったので、早速受付を済ませコマ図をもらいにいきます。まずはコマ図巻き巻きです。今夜はバッタリ寝たいので、明日の分まで巻きます。コマ図の準備が終われば、レース、いやツーリングも終わったも同然。あとはゆったり朝食の準備「腹が減っては戦はできぬ」です。

  

 あまりにもまったりしすぎて開会式には遅れてしまいました。おまけに、スタート順が遅いのをイイ事に、まだジャージ姿です。スタートにはなんとか間に合いましたが、緊張感ゼロですね。
 レースではありませんので、そこがDOAのいい所です。主催者は来年の開催は約束していませんが、来年もこのまったりイベントに是非参加したいものです。という事で、やっとコースに飛び出す事が出来ました。まずはコマ図とオドメーターの誤差の確認です。DOAでは、このオドメーターの正確性が物を言います。自分は高価なラリー・メーターではなく、安価な自転車用のサイクル・メーターを選びました。
 このサイクルメーター、少し操作は面倒ですがオドメーターの増減が出来るというスグレ物。そんでもって、コマ図フォルダーもDIYショップで買ったタッパーの容器がベースです。タイムを競うレースではありませんので、最低限の機能の装備でも楽しめるのもDOAのいいとこだと思います。(ちなみに人生初のコマ図ツーリングはDOAでした)
 なんとなくコマ図とメーター間の誤差が判ったかなぁというところで、いよいよ林道です。
 しかし、ここでいきなりがけ崩れに遭遇!! 右側を見ると落差は20m近くあり、常識的に考えるとコースの訳がありません。バイクを降りて押そうにも、ちょっと微妙な道幅です。ちょっと躊躇していると、次々とバイクが集まってきます。ミスコースではなさそう。ここではお互い協力してバイクを支えながら通過します。あとは自分のペースで林道ツーリングを楽しむことが出来ました。

  

 そうそう、とある村の中心部の自販機の前でお弁当を広げてたら、閉まっていた店のシャッターが開いて中からご主人と思われる老人が出てきました。集落なのに静かな村、ちょっと騒がしくて迷惑だったかなと思ったら、ただ単にお話をしたかったようで、聞けば過疎化が進んでおじいさんの商店も客足が無くなったので閉めてしまったとの事。かろうじて自販機だけが何台もお店の周りにに残ってしまったようです。こうやって地元に少しでもお金を落としてあげないといけませんね。おかげで乾いた喉も潤すことができました。
 そんなこんなで初日はミスコースも無く無事キャンプ地に到着です。予定より早く到着できたので、仲間を待たずに一人で湯の花温泉へ向かいます。(みなさんゴメン)バイクが沢山止まっていた木賊温泉に行かないでヨカッタヨカッタ。やっぱり貸切の温泉ってイイですね。
 温泉の次はメシです! 前回のDOAは雨ということもあり体育館のような屋内での食事でとても快適だったのですが、揚げ物ばかりで味のほうはハッキリ言ってイマイチでした。今回は地元の食材を生かした大変美味しい料理で、木賊温泉地区の方たちのホスピタリティを感じました。お腹も一杯になったところで、次はお楽しみ
のJAZZコンサートです。
 今回も前回同様に福島で活躍されている女性ボーカリストの本田みどりさんの登場です!林道ツーリングとJAZZボーカルを絡めるなんて、普通の人は考えつかないでしょうね。主催者の山原さんのセンスの良さを感じずにはいられません!楽しい宴も終わり、明日に備えて本日は寝床へと直行です。

 

<DAY 2>

 昨夜とは違い、比較的過ごしやすい朝。底冷えを警戒して完全防備で就寝したのが幸いしたのかもしれませんが、昨夜は季節外れの寒さだったようです。朝も美味しい朝食を頂き、昨日とは逆の順番の遅いスタートという事で、スタートラインに立ってビシバシ皆さんのスタート前の緊張した様子をカメラに収めました。

  

 レースでは無いとはいえラリーのように1分おきにスタートするのですが、やはりチョット緊張しちゃいますね。緊張を解すために主催の山原さんに楽しいイベントのお礼と、来年もヨロシクお願いしますネとのメッセージを伝えいよいよ2日目のスタートです。
 実は1日目のリザルトで結構上位に食い込んでいたので、ちょっと本気モードです。本気と言っても道さえ間違えなければユックリ走しってもOKなんですが、ルート・ファインディング能力が試されます。
 しかし、一度走り出したら止まる事が出来ないのがツーリング・ライダーのサガ、「あれ〜、違うかなぁ。。。」、「違うかも」、「あっ違った」と引き返す事2,3度。タイヤを逆回ししてミスした距離を帳消しにしようと本気で思ったほど悔しかったです。聞けば優勝したライダー(女性!)は2日間ノーミスだったそうで、私はまだまだ修行が足りないのかな。南無!
 いよいよ2日目のスタート!

コマ地図のスタートは、いつも緊張するな〜〜〜。今日はどんな所  を走るんだろ〜な?

 初日にミスコースで大幅に遅れた方が1名(知り合い!)いましたが、事故も無く楽しい2日間でした。とはいえ関東圏から比較的近いエリアという事もあり、なんかクラブ・ツーリングでも来た事のあるコースだったりして、林道に限定すれば昨年程の感動は無かったかも。
 昨年は2日間とも雨が止む事は無かったのですが、雨を忘れるくらい楽しいコース設定でした。でも、食事と温泉は最高でしたので、今年もお願いします!山原さん!!

 

 さて、閉会式までしっかりお付き合いしましたので、今夜は木賊温泉に宿泊です。
嬉しい事に行きの東北道で一緒だったSさんも急遽宿泊する事に。宿は民宿旅館しゃくなげ荘だったのですが、日曜という事で貸しきりです。部屋も小奇麗で、もちろん源泉掛け流し!しかも食事が美味しくて量も多く、最高でした!今夜はイベント期間中は込んでいたであろう無料露天風呂に行くと、なんと山原さんとバッタリ!ラリーストも他の一般ライダー同様、温泉が大好きなようです。
 イベント自体は1泊2日ですが、都合4日間、温泉、美味しい食事、林道ツーリングと最高の休暇となりました。今年も年休を絡めて余裕の日程で挑みます!