Door of Adventure 2014 in Mother Farm に行ってきました!


 さて、ボクも含め大勢が金曜の夜から前泊です。今回はボクもバイクで自走でテ
ント。千葉なので前泊も楽チンで有難い。
 毎年秋に福島で開催されるツーリングラリーイベント「ドア・オブ・アドベンチャー」
今年は初めて春に「Door of Adventure 2014 in Mother Farm 」と題して千葉房
総で行われ、参加してきました。
 今回は日程が短く、ラリー走行は5月24日土曜のみで、その夜のパーティ&1泊
で翌朝解散というもの。会場も千葉県マザー牧場と関東近郊で手軽に参加できる
とあって、140名を超える大勢の参加者が集まりました。そして、我がビッグオフ
ロードクラブからも10名以上のクラブ員及び関係者が大挙して参戦、もとい参加
(笑)しました。
 朝6時から受付開始。その後、車検、コマ図巻きとラリーの朝は忙しい。ボクは一番乗りで受付を済ませて準備します。ラリーは早め、早めが基本。今回、クラブ員のHPN斎藤君&エレファント土谷会長は、ゼッケンワン・ツー ゲットです!!さすがわかってます。
 主催者のY原氏のカウントダウンで、いざ房総のショートトリップに出発。

  

 天気にも恵まれて気持ちいい!なーんて走っていたら、さっそくのミスコース。肩慣らしの最初のダートの入口を行き過ぎてしまいました。このラリーはスピードではなく、どれだけコマ図を正確に正しい距離で走れるかを競うルール。なのでミスコースは減点です。
 富津金谷から馴染みの林道に入り、まずはフラットダートを気持ち良く走り抜けました。道端に花も咲いて、房総の春も楽しい。しばらく行くと、今度は深いブッシュのシングルトラックに侵入。ちょっと汗も流します。普段なかなか走れない、色々なダートを走れるのがこのラリーの良い所。コマ図に併せて、時々CUPと呼ばれる方位度によるルート指示に従って進みます。途中、朝のブリーフィングで注意のあった「(BMW)GS危険地点」なんて場所も通過しました。土砂と倒木のため、GSが通れるかどうかギリギリの幅を通り抜けて、ちょっとスリリングな気分も味わえます。

   

 その後クレバスのある荒れた路面の林道を過ぎた先、その場所にちなんだクイズポイントQP1に出ました。そこでクイズに答えた後、みんなつい真っ直ぐ道沿いに行ってしまいますが、よくコマ図を見ると手前のブッシュのキレ目を入るのが正しいルート。サラサラダートの下り坂を降りると、町並みを見下ろす気持ちの良い景色が広がっていました。このへんはルートづくりの妙ですね。
 そしてさすがは千葉のラリー、山からあっという間に素晴らしい海へ降りてきました。で、そうなれば美味しい海のモノをいただかない訳にはいきません。途中から一緒になったGS-PD辻さんと鴨川の地魚料理店に潜入。やっぱり大人のラリーはこうじゃなくっちゃ(笑)
 海の幸を楽しんだら、再び山へ。ここからは、昔なつかしいローカル線、小湊鉄道沿線を走ったり、生活道のダートを抜けたり、養老渓谷を望む房総らしいルートが続きます。途中QP2で、辻さんのGSのサイドカバー紛失が発覚するアクシデントはありましたが、無事にCP3までやって来ました。

   

 この時すでに15時過ぎ。実はこのCPは朝のブリーフィングで開設時間が伝えられていてMAXで15時30分まで。それ以降に到着したら、強制的にショートカットでキャンプ地に戻らなくてはなりません。ボクはゼッケン26で早いスタートだったにも関わらず、この時間の到着です。途中写真を撮ったり、食事をしたりはしたものの、そんなにゆっくり走っていたわけではないので、かなりタイトな時間設定だったようです。オフィシャルに尋ねるとエントラントのまだ半数来ていないそう。

  

 ちなみにビッグオフから参加のタイガー西口さん、KTM ADV-R松木さん、同ADV-S高橋さん、XR650R小川さんの仲良し?4人組は、ゼッケン後半の遅いスタートだったのに、途中で朝ごはん食べたり、コンビニに寄ったり、みんなでのんびり休憩したりしていたそうで、やっぱり間にあわなかったそうです(笑)。ラリーは早め、早めが基本ですよ。
 さて、ここから先はCPに間にあった人だけが走れる特権です。珍しい素掘りのトンネルをいくつか通り抜けた後にたどり着いたのは、のどかな田園沿いの道。貴重な里山ダートをめぐる房総ならではの巧みなルート設定に、この土地で開催した主催者Y原氏のこだわりを感じました。
 なーんて、油断すると大変なのがこのラリー。市街地の裏になぜか突然現れた広い草原の向こうに最後のアタックルートが仕掛けてありました。

   

 道はやがて湿った竹やぶ混じりの小道になり、先日の雨でグシャグシャつるつるのビッグオフにはちと厳しい路面は、KTM ADV-Rの早坂じゅんちゃんも沈したほど。1台詰まると進めない道で、渋滞も発生しちゃいました。でもこういうのがまた楽しい。
 何とかここを抜けると、あとはひたすらゴールへ向かうのみです。途中ビールを調達するためにコンビニに立ち寄ったら、メイトで参加の斎藤くんがやって来ました。ほとんど最後のスタートだったはずなのに、メイトでちゃんと完走間近です。
 最後の山あいの道を走って行くと、道沿いに展望台がありました。九十九谷という山々から、今日走ってきただろう景色を望みました。緩やかな坂道を登り切って、マザー牧場に到着。本日230キロ走ってのゴールです。と思ったら最後にトライアルセクションが待ってました。成功するとボーナスボイントがもらえるのですが、KTMファンデューロ井田さんが熱血指導している横で、ここはちゃちゃっと済ませました。そして正真正銘やっとゴール、早速ビールで乾杯!!これが美味しくてラリーやめられませんね(笑)。

    

 今回は会場がマザー牧場ということもあり、夜のパーティは牧場の食堂貸し切りでジンギスカンの食べ放題でした。こちらもメンバーみんなで豪快に盛り上がりましたよ。そしてその後は、キャンプ場に戻って表彰式やバンド演奏で夜遅くまで楽しみました。ちなみに今回のクラブメンバーの績は、KTM ADV-S加瀬さんが表彰台ゲット、完走率は55%でした。(GS松田調べ)
 さて次はどんな“冒険の扉=Door of Adventure”が待っているのかな?見たくなった人は秋には是非参加してみてくださいね!
次の日は、定例クラブツーリングへと続く・・・。