ビッグバードミーティングレポート

 昨年度から参加し始めたアフリカツインのおおとも@いわきです。

 昨年のビッグバードミーティング(BBM)は台風直撃のために皆さん参加を控
えたため、実際に集まった方が8名と若干寂しい状況でした。さらに午後までに皆
さんポツリポツリと帰っていかれたため、午後のフリーに残ったのが私だけ。よっ
て、午後のフリー走行の時には、主催者に呼ばれてきたHPNのT中さんと私+小
排気量数台でコマツのコースを“占有”している状態でした。
 でも、アクセルを全開できる外コース、アフリカの半分が沈むような深い水たま
りやドロ地があるコマツの北コース、おもしろかったんですよ〜、この時点で来年
も来ようと考えてました。
 そして今年、一ケ月ぐらい前からネット上がBBMネタで活気づいてました。岩
手のウメさんが参加表明したあたりから一部飛び石攻撃話も。私も昨年左レンズを
割られていたので、今年はなにか対策をしなければと考え、上京している時にふっ
と思い出したのが「ごっつまもる君」!
 菅原さん、急にJRMにお邪魔しただけでなくおごっていただいて誠にありがと
うございましたm(_ _)m。これでレンズは大丈夫! でも「コマツの埃はすごい」と
K林さんと菅原さんが話していたことはピンとこず。当日走ってよくわかりました。
 あとなにをしないといけないのかなと考えて、見るとタイヤの山が前4分
・後3分・・・取り換えている時間もないし、自走の日帰りですから帰りも考えるとむちゃな走りはできないわけですから歯止めになるしこれでいいかなと・・・当日後悔しました・・・。あとは、昨年は合羽着ていたので外目ではわからなかったのですが、Gパンで走ったら主催者になにかいわれるかな〜と思い、行きつけのバイク屋さんに眠っていたモトパンを半額でゲット(8月のキャンプツーにGパンで走っていたのはモトパン持ってなかったからなんです^^;;)。他の人からみれば全然準備になってないような準備ですが、さあこれで行けそうです。
 さて当日。前日から泊まるというのはさすがに家庭の事情でできないので(^^;;)朝2:30にいわきを出発、常磐道を100km/h程で巡航です。朝早いので車が全然なく天気もいいので非常に快適、渋滞に全然つかまらずに首都高は6時過ぎには通過してました。そのまま会場に行くのは早すぎるので、途中のPAで顔を洗ったり仮眠をとったりして、コマツの会場に入ったのは8時過ぎでした。
 着いてみると知っている顔は・・・・いました、(赤い鳥)さん。でもなんだかオフじゃないバイクで来ていました。足を折ってた話を思い出して納得。でも走りたかったようでしたね。(完治しましたか?) 8時半近くなると、いろんな方々が次々に到着。本当にひさしぶりな岩手のウメさんからコンドーさん@栃木、この前落ちたザクソンさん、会長の雲海さん、さらに別なグループの方々もどんどん到着。全体でこの段階で軽く2〜30台は着いていたでしょうか。前日泊のともあきさん、飲みすぎですか? ちょっと遅れて到着です。このころになると別なレースも始まっていることもあり、会場内はバイクと人で活気づいており、皆さんKTMやBMWのお店が出した展示車を見たり、他の人のバイクを見たり、ラリー使用のKTMをスゲーの言いながらみたりと様々。こういうのも楽しくてくるんですよね、なにせ大型バイクが集まる機会というのは少ないですから。気温もそうですが気持ちも大型バイクのお祭りモードになって高まってます。日中の気温がどうなるかと考えながらいつのまにか9:30BBMの午前の部の時間になりました。

 

 時間になっても始め誰も動きがないので、え?っと思ってましたが、早く走りたいのとコースをゆっくり見たかったのと、埃がすごいと言われたことが頭にあったので早めに出れるようにと準備していたら集合の合図が。わーいと集まっていったら、あらら、先頭になりましたよ。で、後をみると皆さん並び始めてます。自分なりの改造をした大型バイクがブロックタイヤ履いてならんでいるのはやはり壮観です。散水が終わった後、誘導のバイクを先頭にコースに入って行きました。
 コースは、入ってスグが深砂利でそのまま上り坂、上ったら左カーブでその後下り、ゆるやかに左に曲ながらコマツの中央の直線コースへ。直線コースの終わりで左に曲り、ちょっと進んで右に曲がり、砂と砂利が浮いた硬い平たん地をすぎれば元の上り坂。全体的に砂利が深くたまにちょっと大きめの石があり、さらに下が硬いので滑りやすそうです。これがメインのコースで、走りたい人は(ちょっと難しいと言っていた)内コースもどうぞとのこと。
 さて、入ってスグから砂利&タイヤの山がないので思ったように加速しません。うーん滑るなあと思いながら、1周回って2週目に入ろうと入口付近のギャラリーコーナーに入っていくと、・・・なんだか上り坂の両脇に数台バイクが固まっているのが2?3箇所ほど見て取れます。“ん〜なんだろう??“と思いながら、徐行して上っていくと、1周目ですでに転倒した方+補助している方々・・・。
 えらいことになってるなあと思いつつそのまま進行すると、裏の下りの直線でも転倒しているバイクが・・・。この時、コース上6箇所で転倒してました。これは大変だなあと思いながら中央の直線に入っていくと、先が埃で見えない!! 前に走っているバイクが巻き上げた埃が全然落ちないんですね。“話していたのはこれか〜、全然見えね〜(^o^)”と笑いながら埃の中を加速していくと少しは見えるようになってきました。立ち上がりの50mは前が全く見えない状態で走っているようなもんですね。転倒しているバイクはいないと言う前提でその後もそこはフル加速してました。

 
 


 3周目になるとレスキューしていた方も走り始めたため、私もスピードを上げ始めました。とりあえず加速だーっとアクセルを開けて行きましたがタイヤばかり回って進みません。6000-7000回転キープしててもタイヤ空回りするだけ、中央の直線で100km/hにどうしても届かないし、カーブとギャラリーコーナー手前の平たん地ではカウンターの嵐になってました。さらに加速できないということは止まれないということで、この段階で“タイヤ換えてくるんだった?”と後悔。でも、コースは広いし大きなギャップがあるわけでなし、脇から動物飛び出してくるわけでなし、思いっきり開けられるのはこういうときしかないので開けるだけ開けて走ってました。
 そのうちちょっと息抜きしてトロトロ走っていると、後からウメさんと三崎さんの青いアフリカと白いアフリカが抜かして行きました。メール通り好きだなあと思っていたら、私も精神的スリップストリームが効いて引かれていく〜〜 あれ〜っ(*^o^*)っと三崎さんの左後方にはまった途端、前方からウメさんの石つぶてがーー(^_^;) キターっとか思いながら走っていたのですが、腕もタイヤも根性もありませんのでそのうちにおいてかれました。で、外コースは堪能したので内コースの方へ。
 こっちはウォッシュボードあり狭路あり、ドロ地ありガレもどきあり。こっちの方がいつも走っているところに近いですね。特に、どんなにこけても呼べば誰かが助けてくれる所にいるというのがいいです(^o^)。ちょっとドロドロになりましたが、面白くなって外周回り+内コースで後半は走っておりました。後半になるとだんだん走る人も暑さと疲れが入ってきたのか減ってきました。上りの上のカーブのところで休憩する人あり、コースから出て休む人あり、さらにBMWやKTMの試乗車、さらにはウメさん号に乗る人あり(いろんな人が倒してました)。12GSにしてもLC8にしても走りやすいバイクで皆さん楽しんで乗っている様でした。

  

 私も坂の上で休みながら写真撮り。いつも引率モードの雲海さんも今日は走りモードで走ってましたし、ガジバな山本氏もいつも通り熱が入った走り。松田さん、緑のテレネさんも飛ばしてますし、300万円GSが走っていたり、5月に何度もお腹を見た#23の1150GSさんが走ってたり、ウメさんが出張教習していたり、タイガー(オンバイクですよね・・・)が走っていたり。 バイクが大きいだけに接近してくるときは迫力あります。
 そんなこんなで時間になり、バイクを止めて自分を見ると、ほこりだらけで真っ白。ジャケットを脱いでみると下は汗だく。これも当然。暑かったですからねぇ。持ってきた2リットル程の飲物は簡単に無くなりました。皆さんお昼を買い出しに行ったりタープの下で昼寝していたりと様々。つかれたーと言ってバイク話をしていると、レンズが割れている方がチラホラ。割れたガラスはどこかに散乱してしまったようです。私は大丈夫とか言いながら私も見てみると、あ、割れてる・・・。でも、ガラスが散乱せず形も全然変形してない(この後、後半も走り、1ヶ月以上雨の中も走ってたりしても全く問題なし)さすがごっつまもる君!。とりあえず三崎さんの割れたライトで「ウメ石」による小細工写真を取ったり、他のレースを観戦したり。それでも時間があったのでいつも見ているけど乗ったことのないバイクに試乗させてもらったりしてました。雲海さんのガジバは、今までいろいろなバイクを試乗してきましたがあの感じは初めてでした。でも、こんどーさんのDRと雲海さんのガジバのクラッチはなんであんなに重いの〜??
 さあ、午後の部、私もウメさん号を借りてスタートです。そのウメさんは、GO!!!!のLC8、そりゃ反則だーと回りの人と話してました。さて、正面の上り坂を下るのは危ないと判断したのでしょうか、周回は午前中と同じ方向です。午前中でコースに慣れたのでしょうか皆さん飛ばします。私も久しぶりのウメさん号ですので始めから飛ばそうかと思っていましたが、途中の散水車で濡れた路面で後輪持っていかれて(自分のバイクではこけないのに)ギャラリーのところであえなく転倒〜。さくっと起こしたにも関わらずともあきさんに写真撮られてました。気を取り直してウメさん号で全開〜、本当にこのバイク同じアフリカなんだろうか操作感はXR600あたりに近いんですよ。そのうちにKTMの対抗馬として出てくるであろう後継機(これだけKTMが売れているんですから必ずだしてねHONDAさん!)もこんな感じにしてくれないかなと思いながら2周程してました。
 自分のアフリカに乗り換えて再び全開+内コース! バラデロ武石氏、100GS松田氏と1150GSの★野さんもずりずり走ってますし、ともあきさんはウイリーしてるし(その後は映像掲示板のとおり^^)。なつかしいファラオも走っていれば、タイガーな女の子も根性で走ってますね〜。回り見ながら喜んで走っている内に午後の部は終了となりました。

  

 その後、別レースの表彰式をやっていましたが、私達には関係ないので帰る準備です。東名の渋滞が始まったとか雷雨になっていると言う話が聞こえてきて皆さんさくさく片づけ。帰るのは名残惜しいのですが、私も皆さんと別れて帰路に着きました。ほこりだらけの服を軽く何とかし、さらに降りたところの洗車場でバイクを洗って一息。湾岸行ったほうがいいよと聞かされていたのですが、疲れてたんですね、なにも考えずに東名にのって、・・・渋滞にはまりました・・・。さらにノロノロ走っているとだんだん眠たくなってきて、海老名SAで2時間ほど仮眠、そのうち通り雨もちょうど通り過ぎ渋滞も緩和したようで、また走り出し、帰り着いたのは10時すぎでした。
 大型バイクでダートを走る人が集まる人自体がまだまだ少ないようで、BOCの企画やこのBBMのような企画は本当にうれしいかぎりです。BBMはクローズドコースで走るので、林道ではじっくり見れない人の走りやバイクをゆっくり見れるし、全国から集まったメールやネットでしか知らないバイク乗りの方々とバイクネタで話ができる。新型の試乗もできるのもいいですね。本当に楽しい一日になりました。今度はちゃんとタイヤ換えて来年もまた参加したいです(^o^)。