10th キャンプ大会&コマ地図ツーリングレポート

今回はクラブ設立10周年記念イベント、キャンプ大会&コマ地図ツーリングのレポートになります。

前編のレポートは、時には受付のお姉ちゃん、時にはジャンケンお姉ちゃんの松田アキグラス@ディグ
リーです。

 

 日頃の行いが良かったのか、雨が降ったら許さない!という脅しが聞いたのかは不明ですが、スカっと晴れ、10周年記念ツーリング。集まったバイクの数、約60!とってもBIGなイベントになりました。
 受付も済ませコマ図ももらい、4ヶ月ぶりの林道へ意気揚々とスタート。ところが、いきなり事件が!キャッツアイ(デジタルメーターの事)が動いてなーい。前の日にチェックしなかった私が悪いんですけどね。今さら後悔してもしょうがないのでトリップメーターで足し算をしていくことに。こんなんで大丈夫かこの先、と不安がよぎる。そしてその予感は当たってしまうのでした。
 その後、アフリカツインの方二名と気持ちよく走って行くと右手に湖。観光客もぱらぱらいて、爽やかなツーリング。コマ図ではそろそろ林道の入口があるはず、と思った瞬間あったじゃないですか、ぐっと心を引くような入口が。みいっけ!私にかかったらちょろいもんよ。トリップメーターでも全然OKよーんとつぶやきながら気持ちよく林道に入っていったのです。
 ちょっとガレてるんじゃない?ちょっと傾斜が急じゃない?もしかしたらミスコースじゃない?など?が浮かばなかったわけじゃないけど、今下っている道を戻りたくなかったんです。絶対ミスコースじゃないと信じていたかったんです。でもうどん屋さん3人組(キャンプで美味しいうどんを振る舞っていただいたあのうどん屋さんです)と出会ってしまったんです。やっぱりミスコースだったんですね。がっくし。。。
 うどん屋さんの親切なアドバイスで私とアフリカツインの方は先のひどいガレ場まで行かず、その場でUターン。でももう一人のアフリカツインの方が先まで行ってみることに。しばらくして登ってくるエンジン音が聞こえてきたなぁくらいでプスン。慌ててみんなで下りてみると途中でスタックしていました。確かにこれはガレてる。行かなくて良かったと胸をなで下ろしつつアフリカツインを押し上げます。やっとガレ場を抜けたころに、また下からBIGBIKEのエンジン音が。しかも聞き慣れたBMWの音ではBMWさん3台お越しでーす。1台押し上げ、2台押し上(途中、出っ張っているエンジンを軸にバイクをまわしてみたりして。くるっときれいにまわるんですよね。これが正しいGSのエンジンの使い方かもしれません)、暑かったこともあり水筒の水はあっという間になくなってしまいました。最後の100GSを押し上げる準備に入ろうとしたところ、心地よいエンジン音と共に登ってくるではありませんか!

 

 結局1人で上りきりました。みんな拍手喝采!いいものを見せてもらいました。それにしても、なんでスタックポイントって、つらいはずなのに楽しくって盛り上がっちゃうんでしょうね。不思議。こんなことしてる間にずいぶん時間が経ってしまいました。のども乾いたことだし、オンコースにまで戻ってジュースでも飲もう!と戻りたくなかった道を戻ることに。結構スルスル登れて、これだったらもっと早くUターンしていれば良かったという気持ちとでもUターンしていたら、ガレ場にBIGBIKEゴロゴロという図が見れなかったんだよなぁという気持ちが複雑にからみ合って、やっぱりミスコースして良かったという結論に達したのでした。
  ちょっと戻った所にあった自販機を目指して、私たち3人はうどん屋さんを追っていきました。待っていてくれたうどん屋さん達に、「おまたせっ」と言おうと思ったら、うどん屋さんの1人がある場所を指差しています。その先には自販機&「使用中止」の貼紙が。使用中止ってなんやねん!!東北人なのに思わず関西弁が出てしまった私。ないと分かるとよけい飲みたくなるのが不思議。その後もずっーと「ジュース、ジュース」と呟きながら走ることに。
 オンコースに戻った後は気持ちのいい林道と、ちょっと滑りやすい路面(BIGBIKEはきつそうだった)林道を走り舗装路に出たところでしばし休憩する。うだうだしているとBコースの集団が違う道から下ってきた。みんなさわやかな笑顔と楽しいなぁという気持ちが全身から溢れていた。それはまるで天から下りてきた人達(Bコース)”地から這い上がってきた人達(Aコース)”が出会った瞬間。Bコースってどんなコースなんだろうと思いを馳せた瞬間、いきなりDRが激しいクラッシュ!どうやら落ち葉などでフロントが滑ってしまったらしい。突然の出来事に唖然とするも、怪我がないようなので一安心。
 そろそろチェッ
クポイントの開設時間終了が迫ってきたので、出発することにした。が、うどん屋さんの一人がウエストバックがないことに気付く。裏切られた自販機のところに置いてきたようだ。ウエストバックをとりに行ったうどん屋さんの一人が戻るのを待っている間にBコースの皆さんが出発。お見送りをしていると、DRにトラブルが!今度はチェーンが外れたらしい。でもここには立派な車載工具を常備したBIGBIKE集団がいるじゃないですか。あっという間に直して、無事出発していきました。
 ここまででコマ図の10ページ中3ページに入ったところ。たった3ページでここまで楽しめるとは!さすBIGOFFのメンバーが知恵を絞ったコースだけあるなぁと感心、感心。ウエストバックも見つかり、私たちも出発。途中で自販機も見つかり、みんなでジュースやお茶をがぶ飲みする。
 まだチェックポイントに辿り着かないものの、時間は14時。お腹が空いてくる頃だ。私ともう一人のアフリカツインの方は食料を持っていなかったので、途中で購入することにした。うどん屋さんとはそこで別れることに(と言っても私たちが勝手に止まったんだけど)。無事食料も調達し、チェックポイント1の開設時間15時に向けて、真剣に突っ走る。ギリギリセーフで駆け込んだら、うどん屋さん達が休憩中だった。しばしの再会を喜び、うどん屋さん達はすぐ出発。私たちは次の開設時間終了が迫っていたが燃料を補(お昼を食べる)しながら、コース変更の情報を教えてもらった。ところでこのチェックポイントにはダンナがいたが、なんの歓迎の台詞もない。ちょっとムッとしたが、それ所じゃないらしい。
 ここでも事件
が起きていた。とある仙台のダカールが大破?いや転倒し動かないため、回収車が出動するらしい。このかわいそうなダカールとは、後にキャンプ場で会うことになる。そういえばスタート前にも川に落ちた100GSがいたらしい。。

 

 とても大変そうだったので、チェックポイント1長居せずに出発する。もちろん次の開設時間もあったんだけど。コマ図にそって気持ちのいい林道や悪路を進んで行くと、ちょっとガレてるんじゃない?ちょっと傾斜が急じゃない?今日で2回目じゃない?と思われる林道に突入。そうなんです、午前中にミスコースをした林道がオンコースで登場したんです。でも私はそのことに、翌日もう一度走るまで気付きませんでした。

 

 その後、ミスコースを何度かしつつもチェックポイント
220分遅れで到着。後はゴールするのみなので、長めの休憩をとる。ここでBコースの方々と2回目の合流。でも1回目より人数が少ない気がするけど怖くて聞けなかった。最後の林道に向かって走って行くと、なぜかうどん屋さんに遭遇。あっ!と思った瞬間、そのまま走り去ってしまった。そっちは違う〜、ミスコースだよ〜と叫ぼうとしたが、向こうも私たちに気付いたようなので、放っておくことにした。そのうち追い付いてくるだろう。暫くすると、案の定うどん屋さん達が追いついてきて6でゴール。無事にゴールできて良かった。
 
その後、焼肉を囲みながらの夜の宴会に突入。ちょうどフロントサスが破損したダカールが回収されてきたり、転倒時にライダーのせき髄を守るエアジャケットの実演、モンゴルラリーに参加した方の話や、各々の近況報告など遅くまで盛り上がった。夜まで参加や夜だけ参加のメンバーには林道ナイトランというオプションを自ら追加して帰るという強者も何人かいたらしい。


 

 
 チビバイクのくせによく転び、迷惑をかけまくった私と最後まで走ってくれたアフリカツインのお二方、ミスコースのHELP&その後も一緒に走ってくれたうどん屋さん達、また今回のイベントに参加し盛り上げてくださった方々、主催者のBIGOFFの皆さん(私もメンバーですが、ほとんど参加者だったので)、本当にありがとうございました。とても楽しかったですね!こんなに大勢の方々と走ったり、お話する機会はなかなかないと思いますが、またどこかでお会いできること、一緒に走れることを楽しみにしています。

後編はアキグラスさんのレポートに引き続き、スーパーテ寝レ@ハラシーが2日目をレポートします。

 9月8日。その日の午前中は仕事だったために、コマ地図ラリーには参加できなかたんです。そんなわけで、キャンプ場についたのは午後8時。会場の駐車場はBigoffバイクがぎっしり!。初めて会う人、なつかしい人達でいっぱいです。E川君やN方さんに手伝ってもらって暗い中、いそいそとテントを張ってバーベキューに参加です。ビールを一杯グビッと飲んでさー食べましょう。と、そこにいるのはI田君?懐かしいねえおお、単テネのO川さん。その背の高い方がハギーさんですかぁ。はじめまして、お尻あいーっ。TENEREの仲間はとても仲良くなれそうです。

 

 T谷隊長はどこ
だ?お、いたいた。ちょーっと見ないうちに小さくなったね、って、T谷君の娘の陽ちゃんじゃんかぁー元気?(そっくりです!)しかしみんな良く食べます、良く飲みます!良く喋ります!!このにぎやかなバーベキューは夜遅くまで続きました。さらに!みんな、よく寝る・・・。2日目の朝です。台風15号などなんのその。雨は降らずまあまあの?天気です。昨日は目を三角にして走っていたであろう皆も、今朝はポヤ〜ンとした顔で朝食をとっています。それにしてもよく集まったものです。この日のみでも53台ものBigOffが駐車場に並んでいます。みんなドロドロです。楽しかったんだろーなー、面白かったんだろうなーっ、俺もコマ地図で走りたかったなーと、ついつい愚痴をこぼしてしまいます。
 今日は朝からジャンケン大会です。アキグラスことあきちゃんが、音頭をとっての景品の取り合いです。中にはナックルガードやフェンダー、バック、キックボード?など、目をひくものがかなりあります。とにかく勝たねばぁ!!気合が入ります。がしかし、つ、強いぞアキグラス!強者Bigオフローダーを、あっという間にバタバタと倒して行きます。きっと「あたしももらいたいのに〜!」といった所から生じる執念からだろうと思います。おそるべし!あきちゃん。ジャンケン大会が終わると、次はバイク初、「ライダー用エアバックシステム」の試着会です。バラデロT石さんが餌食になりました。3・2・1・0!!ゼロ!?ブシュ〜ッ「おおおッ」首から背骨、わき腹までをゴムの風船がカバーしています。脊髄を保護するためらしいです。たしかにすごい!ただ、オフロードツーリングでは使えるかどうか・・・。でも、良い体験をしました。わざわざキャンプ場まで来ていただい
て、有難うございました。

 

 そして、お待ちかね10時半からツーリングの始まりです。今日のツーリングは昨日のほぼBコース(一部Aあり)です。キャンプ場のすぐ脇の道に入るとそこはもう山の中。程よい速さで進みます。もともと安全運転派の私には丁度良いスピード。このコースはとても走りやすく、少々の水溜りやサンドに小石と、BigOffツーリングにはベストといえるでしょう。下り、道に覆い被さるほどの草をよけながら林道を抜けたところでしばし休憩。
 次は千代田湖方面に上って軽快に一行は進んで行きます。しばらく走ると道の雰囲気が一変!水溜りや轍が増えたなと感じてまもなく、プチ粘土質のちゅるちゅる林道に!前を走るみやぴーのリヤが頻繁に左右にスライドします。さらに前を走る強者たかくねんはというと・・ザブーン、バシャバシャ、ふざけているのか本気なのかよく分かりませんが轍の中を豪快に進んで行きます。「滑りやすい頂よりも轍を走る方が走りやすい」といった発想のようです。それが裏目に出たのはそのすぐ後。いよいよ轍から出ようとしたその瞬間!「チュルン・・」とテールスライドしてGSがあさっての方向を向く羽目に。しかしこんなときでもすぐに立ち直せるのはさすがTBI帰り。しかも顔はポーカーフェイスのまんまで・・・(後から聞いたん
だけど、同じ場所でバラデロT石さんも同じ目にあっていたらしい。)

 

 ちゅるちゅる林道を抜けた所で途中の道の駅で昼食をとるが、場違いな格好のうちらは、かなりそこでは浮いた存在のようだ。おばちゃんたちが、不思議というより複雑な顔でこちらを見ている。さあ、飯も食ったし出発するかぁ!今度の林道は黒河内林道。ハイスピード林道だ。先頭にはみやぴー、次にアフリカツインのM崎さん、テネレはらしー、アフリカツインY内さん・・・てな順番でスタート。少々の雨で丁度よく固まった路面はひっじょ〜うに走りやすいです。トップスピードはかなりいったかも・・・。アフリカツインでみやぴーを追うM崎さんはかなり過激!?みやぴーにぴったりくっついて走って行きます。俺も離れちゃいけないと付いて行きますが、M崎さんから飛んできた石が俺のヘルメットに「カツ〜ン」と!あたる!さらに、ミラーを見ると後ろからアフリカツインY内さんが追ってくる。「おお、これはまずい」と思ったので久しぶりにある作戦を。それは!「金魚のうこ作戦!」。とにかくピッタリと前にくっ付くことで石はね防止、ラインの真似ができるという優れもの。林道の終わり、柵のところまで十分楽しめました。この林道でエレファントI井さん達とお別れし、ツーリングの続行です。

 
  
 途中Aコースの一部に進入、ガレ場の急坂を下ります。前の日に、ここを逆に上った兄ちゃんがいるって
言うんだから驚きです。ここはパンクが怖いので慎重にすすみ、下りきったところのセブンイレブンで休憩。そしてキャンプ場に戻る最後の林道へ。ちょっとあれた路面は、かなりヘタったmyテネレのサスにはかなりキツイ。ペースが上がりません。前を走っていたGS、K島さんも途中息絶え後退。後ろのテネレI田君がいつの間にかT谷君に代わってあおって来る。そうこうしている内に林道のてっぺんに到着。最後にそこで写真を撮ってキャンプ場へゴール!!ツーリングは終わりました。
 2日に渡る10周年記念BigOffキャンプ大会も無事?終わり、最初からは参加できなかったものの楽しいツーリングになりました。今後もさらにBigOffの輪が全国に広がって行くことを期待しつつ、レポートを終わります。以上、スッテネはらしーがお伝えしました。

 

 
ハプニング 

 9月8日の朝、林道の下見をしてくれた、K島さんがキャンプ場到着3km手前の舗装路
で、転倒、そして沢に転落!! 幸い本人には怪我も無く、参加者7人でロープを使い引き上げました(写真 上)。




 その他コマ地図ツーリング中にいくつもの転倒があったようです。その内
F650GSダカー
ルでの参加者の方は転倒後立ち木に突っ込み、フロント部大破で走行不能。トランポでの帰還となりました。(写真 下)