今日はみんなと初めて(幕末)あった日で・・・・
だから、夕飯を作ってあげるからって、みんなを呼んだのはいいんだけど・・・・・

最強はだあれ?


お昼前に翔太くんが、
翔「夕飯の買い物に行くだろう?荷物持ちくらいするよ」
って言って迎えに来てくれた。
私は素直にありがとう、と翔太くんの好意に甘え買い物に出かけた。
二人で他愛も無い話をして、スーパーで買い物をして・・・・

で、
出てきた時に店先にいたのは、土方さんと沖田さんで・・・
土「なんで二人でなんだよ?」
すこぶる不機嫌な土方さんに、
沖「こんにちは結城君、○○さん」
にこにこと微笑んでくれた沖田さん。
「どうも」と翔太くんは軽めに挨拶をしてしれっと
翔「だってオレ、○○の家の隣に住んでるし。」と土方さんに答える。
沖「荷物、少し手伝いましょうか?」
と手を差し出して翔太くんが持っている荷物を半分を取る沖田さん。
「ちっ!」と舌打ちが聞こえてきたけど、翔太くんと沖田さんは気にすることなく歩みを進めた。
途中、龍馬さんに会って、そうしたら次には秋斉さんと慶喜さんに会って、最期には高杉さんに会って・・・
結局、夕食を作る前に、全員にあってしまいそのまま家へ向かった。

準備を始めようとしたところへキッチンに入ってきたのはもちろん翔太くんで。
翔太くんは料理も上手だし、それよりなにより、この時代の人。
勝手知ったるキッチンで手伝いを始めてくれた。
翔「○○、これ切っていいか?」
○「うん、お願い」
と準備をしていると、そこへ見かねて入ってきたのは、沖田さんで・・・
沖「○○さん、何か手伝いましょうか?」
○「え?!でも・・・・」
私がおろおろしていると、沖田さんはにっこり微笑んで、
沖「手伝わせてくださいね、二人っきりにさせるのは・・・・・」
○「え?!」
最後のほうは聞こえなかったけど、翔太くんの隣で作業を始めた。
ふっと視線を感じて入り口を見ると、そこにいたのは土方さんで。
土「・・・・・お前ら男だろうが・・・・何をしている」
翔・沖「「なにって・・・」」
翔「手伝い」
沖「お手伝いですよ」
翔太くんと沖田さんが振り向きながら答えた。
そこで一言、翔太くん 
翔「今のご時勢、男だって台所に立つんですよ。」
にやりと微笑んだ。
かちんと音が聞こえるように、土方さんの眉が上がる。
沖「土方さんは台所仕事は苦手でしょう。向こうで皆さんと飲んでいてください」
にっこりと、沖田さん。
土「・・・・・・」
土方さんは何も言わず、がさがさと袋に手を入れ野菜を出すと洗い始めた。
・・・・なんだか・・・空気が・・・・
身震いした私は、こそこそとテーブルの端で作業を続けた。

藍「○○はん、お酌あらはります?」
と、秋斉さんがキッチンに入ってきた。
○「あ!今出します!・・・きゃ!!」
ガタンと椅子から立った私は、バランスを崩して倒れそうになった。
さっと腕を出して支えてくれたのは、秋斉さんで・・・
藍「!!おやおや、相変わらずせわしおすなぁ」
くすりと微笑んだ。
○「・・・・あ、ありがとうございます・・」
赤くなった私に、三人がむすっとした表情になる。
その様子をみた秋斉さんは、扇でパタパタと軽く扇ぎながら
藍「・・・・しっかりせんと。女子に怪我させたらあきまへんえ」
とにっこり微笑んだ。
三人の空気がまた凍った・・・・・


なんやかんやで準備も終わり、居間に料理を運ぶと、酒盛りを始めていた龍馬さん達はにこにこと出迎えてくれた。
坂「おお!まっちょったぜよ」
高「・・・・・・・ふうん」
慶「おお!」
藍「ほほぅ」
それぞれの反応に苦笑して。
○「ごめんなさい、ちょっと遅くなっちゃっいました。さあどうぞ。」
テーブルに並べて、みんなが席に着いてから私は部屋の隅にちょこんと座った。
翔「○○は座らないのか?」
○「あー、うん。気にしないで」
沖「ですが・・・」
土「いいからここに座れよ」
土方さんが少し席を空けてくれた。
○「あ、大丈夫です、まだ私やることあるから」
翔「やること?」
全員の視線が私に向いた。


※ここからは会話をお楽しみください・・・・



○「えーと・・・・気にしないで食べてください」
沖「だけど・・・」
高「いいんじゃないの、ほっとけば」
坂「高杉、おまんは言いすぎじゃ」
高「なんで?気にするなっていってるだろう」
坂「それでも、女子にはやさしくせんといかんじゃろぅ」
高「本人がいいっていってるだろうが」
藍「まぁまぁ」
慶「後でちゃんと食べるの?」
○「あ、はい!」
慶「そっか、じゃあ遠慮なくいただこうよ」
高「言われなくても」
坂「高杉!」
○「あ、あの龍馬さん、大丈夫ですから・・・」
坂「すまんのぅ、○○」
沖「○○さん、手伝いましょうか?」
○「あ、大丈夫ですから。ホントに。みなさんで食べてください。」
沖「ですが・・・」
翔「○○、まだなんか作るのか?」
○「えーと・・・うん。だけどあと仕上げだけだから。私一人でしたいんだ」
翔「そっか。わかった」
慶「じゃあ、お言葉に甘えていただこうよ」

会食が始まった。
だけど・・・わたしが仕上げをして戻って来た時、まさかこんな展開になるとは思わなかった。


沖「では誰が一番なのか決めましょう!!」
○(?????一番って・・・・)
こっそり覗くと、なんだか険悪な空気が流れてきた。
土「総司は奥手すぎるんだよ。」
沖「土方さんに言われたくありませんね。ぶっきらぼうじゃないですか」
慶「ほほぅ、それはいけないなぁ・・・」
藍「・・・・・・」
慶「なんだ、藍屋?」
藍「・・・・・・・・なにもおまへん」
坂「なにもないはずが」
翔「みんな素直じゃないからなぁ・・・」
坂「ほう、ほんじゃ翔太、おまんは素直か?」
翔「坂本さんまで・・・オレは素直ですよ」
坂「ほうか?じゃが、○○に対しては不器用じゃろうが」
沖「翔太さんは子供なんですねぇ」
翔「なっ!沖田さんに言われたくないですね。」
土「ははは、総司はすぐムキになるからなぁ」
沖「土方さんだって、顔にすぐ出るじゃないですか」
土方「おまっ!」
沖「ほら」
高「なんだ、ふたりともガキだね」
土「貴様っ!」
沖「・・・・・幕末でなくてよかったですね、高杉さん。」

空気が凍ってる?
私は身震いした。

翔「じゃあここはひとつ穏便に・・・ゲームしましょう」
全「「「「「「ゲーム???」」」」」」
翔「そ。で明日のデートをかけて」
土「ばかばかしい・・・」
翔「へぇ。土方さんおーとーなー」
土「・・・・・・(怒)やってやろうじゃないか」
沖「・・・・何をするんです?」
翔「お!沖田さんは乗り気だね」
坂「なんじゃなんじゃ、わしもするぞ」
翔「いいですよ」
慶「デートがかかってるなら、参加しないわけにはいかないね」
翔「へぇ・・・慶喜さんも?」
慶「そりゃ、彼女ならね」
藍「・・・・・・ほんで、なにを?」
翔「藍屋さんも狙ってるの!!?」
藍「・・・・あきまへんか?」
翔「・・・・いえ・・・」
坂「高杉はどうするんじゃ?」
高「・・・・・・・・・・勝手にしたら」
翔「じゃあ、全員参加ってことですね」

・・・・・・・・デート?
・・・・・・・・誰と?
・・・・・・・・・ゲーム?
さすがの私もここにきてちょっとカチンときた。

スパンと音を立てて襖を開くと、一斉に視線が集まった。
沖「○○さん?」
翔「○○?」
○「・・・・・・・・・・・・全員正座!!!!」

ビシっと指を立てて、仁王立ち。

もちろん皆さんおりこうさんに正座して、昏々とお説教をいただくのでありました(笑)